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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症

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鼻中隔湾曲の解消の手術を行った体験談
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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症①外来

鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症①外来

鼻中隔湾曲症。
ほとんどの人にとっては聞いたことのない病名。
鼻づまりに悩んでいる人は聞いたことがあるかもしれない。
最近は、芸能人でも鼻中隔湾曲症の手術の報告がSNSやネットニュースで取り上げられている。

長年、アレルギー性鼻炎に悩まされていた。
ほこり、ネコ、花粉、すべての検査をしたわけではないが、鼻水が出やすい。特に起床直後はティッシュが手から離せない。

その延長だと思っていた鼻づまり。

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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症②術前説明

鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症②術前説明

鼻中隔湾曲症の手術について、総合病院で説明を受けた。

鼻中隔湾曲症とは、鼻の中の骨が左右どちらかに曲がっているため、鼻通りをふさいでしまう症状のこと。点鼻薬で症状を和らげることができるが、根本的に治すためには、鼻の中の骨にくっついている軟骨を切ることが必要となる。

病院によっては日帰り手術もあるらしいが、自分の場合は手術後に3日ほど入院して経過を見なければならないらしい。

鼻の手術は全身麻酔

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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症③入院

鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症③入院

入院初日ともなると大病院のイメージや手続きにも慣れていた。
しかし、相変わらず丁寧な説明を各場所や担当で行ってくれるので、頭がパンクしそうになる。話半分くらいで聞いていれば良いのか。マークシート方式のテストならギリ70点くらいは取れそうな気がする。
でも名前と顔の選択問題は10点も取れそうもない。顔も名前も覚えるのは苦手なほうだ。
そんなことを考えていると、説明が終わり、何らかの署名を求められる。

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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症④手術

鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症④手術

一日入院してから手術となる。

先日の夜9時から食事制限となり、病室は消灯。

行動制限はないので自由と言われたが、特になにをしていいのか分からずベッドで横になりうとうとしていた。

持っていった本は3冊。
児童文学『モモ』
『暇と退屈の倫理学』國分功一郎著
『完全版 社会人大学人見知り学部卒業見込』若林正恭著

でも不自由な環境では集中力は続かず、適当にSNSなどを見て過ごした。

点滴される前

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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症⑤術後

鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症⑤術後

病室に戻り、横になって安静の状態へ。

麻酔がさめてきて意識がはっきりしてくる。自分の置かれている状況を確認する。
左手に点滴は繋がれたままで、酸素マスクが口と鼻を覆っている。
全身麻酔によるせん妄の症状や視覚の異常は見られない。
違和感は鼻に詰められているだろう綿がぎっしりと詰められているため、鼻が完全に塞がっていること。
そして、だんだんと喉への違和感も感じる。

手術中の大きな出血はなかった

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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症⑥通院

鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症⑥通院

全身麻酔の手術から2ヶ月が経過。
手術直後は止血や腫れのため、不快感があったが、綿球が取り除かれた後は鼻づまりはなく快適な鼻呼吸が始まった。

それでも、患部の出血は続いていたようで、退院から一週間後には、鼻の内部に注射器2本分の血液が溜まっていた。医者が私の鼻をこじ広げ目視すると鼻が内側が腫れているとのことで、その腫れが鼻を圧迫していた。鼻づまりは感じていなかったのだが、鼻に溜まっていた血を抜い

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