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鼻づまりの原因は鼻中隔湾曲症①外来

鼻中隔湾曲症。
ほとんどの人にとっては聞いたことのない病名。
鼻づまりに悩んでいる人は聞いたことがあるかもしれない。
最近は、芸能人でも鼻中隔湾曲症の手術の報告がSNSやネットニュースで取り上げられている。

長年、アレルギー性鼻炎に悩まされていた。
ほこり、ネコ、花粉、すべての検査をしたわけではないが、鼻水が出やすい。特に起床直後はティッシュが手から離せない。

その延長だと思っていた鼻づまり。
寝るときになぜか鼻が詰まって、鼻呼吸がしづらいなあと思っていた。
アレルギーの薬をもらいに、耳鼻科に行ってみるとこんなことを言われた。

「左側の鼻の中が狭いのでふさがりやすい、おそらくビチュウカクワンキョクショーだねえ」

ビチュウカクワンキョクショー
名前を聞いただけではピンと来ない病名。
幽遊白書の飛影か誰かの必殺技のような長い名前。

詳しく聞いてみると、
鼻筋の中央あたりの鼻の骨が曲がっているために、鼻づまりやアレルギーの症状が強く出ることらしい。骨の成長によって、曲がってしまうことがあるとのこと。

自分の場合は左側に、くの字に曲がっているため、鼻づまりが起こっていた。
症状の緩和のために、点鼻薬を処方してもらうと、
睡眠状況が改善し、熟睡を体感できた。

今まで、意識して来なかったので、気づかなかったことは
左側だけ鼻づまりしているということ。
日中はなぜか症状が出ないので、左側でも鼻呼吸できていたと思う。

ちなみに、鼻呼吸は、左か右の鼻のどちらかを使って呼吸をしている。左鼻が活動的な時は、右の鼻は休み、右の鼻で呼吸しているときは左が休む仕組みとなっている。
イルカの睡眠時の左脳右脳の働き方を似ている。

そして睡眠時に欠かせないものとなった点鼻薬。
処方されたときは、一日快適に鼻呼吸をして過ごせていたのだが、最近は睡眠時の5時間くらい経過したところで鼻づまりして目覚めることが増えてきた。

ある時、寝苦しくて目が覚めた。
心臓がどきどきしている。
怖い夢でも見ただけと思っていた(実際、苦しいような夢だった気がする)が、実は、無呼吸状態になっていたようだった。

ただの鼻づまりだと思っていたことが、
睡眠の浅さや、無呼吸、寝起きの頭痛、日中の片頭痛、眠気など
連鎖的に症状が起こっていると感じてきた。
口呼吸ができていればいいや、と思っていたことがそうでもないみたいだ。

通院しているうちに鼻中隔湾曲症の手術を提案された。

つづく


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