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無職の女性はなぜ結婚できなくなったのか?

増え続ける税負担と迫りくる少子高齢化のビッグウェーブ、そして世界的なインフレ……若者を取り巻く経済情勢は決していいとは言えない。そんな中で、今のZ世代の男子たちは結婚後もともにフルタイムで働き、家計に経済的に貢献してくれる女性と婚したいと望んでいる。


結婚相手の女性に経済力を求める男性は1.5倍に増加

男女平等の時代、今や女性も学校を卒業後は正社員で働くことが当たり前の時代になっている。少子化による深刻な若者の労働力不足も、女性の社会進出に対する大きな追い風だ。今や良い大学を出て男性以上に稼げる仕事に就く女性も珍しくない。

かたや男性正社員の給料はバブル崩壊以降ほぼ横ばいだ。これだけ物価が高騰していることを考えると、実質的には低下しているといってもいい。稼ぎ出した女性たちと昔ほど稼げなくなってきている男、男性側が女性に経済的な自立や協力を期待してしまうのも無理はないだろう。

その結果、令和の日本では女性もある程度の年収、稼ぎがなければ結婚しづらくなっているのである。特に無職の実家暮らし、家事手伝いの女性には相当厳しい風が吹いている。今の若い男子たちは、経済的に家計を助けてくれそうにない女性を、結婚相手には選ばないのである。

経済的に自立した女性と結婚したいと望む若者意見には筆者も賛成であるが、注意したい点がある。それは『女性に長期的に生活費を負担してもらうことを期待することはやめたほうがいい』という点だ。それは結婚相手の女性がいくら稼いでいたとしても同じだ。

女性は男性とは全く別の生き物だ。男は経済的に嫁や子供を養うことで甲斐性を発揮できていると気持ちよくなれるほうの性別であるが、女性は男性に比べて経済力で誰かを養うことについて消極的である。女性は世話焼き能力を持ってはいるが、甲斐性はほぼ兼ね備えていない。

そんな女性が経済力を持っても、男のように気前よく家族のために汗水たらして稼いだお金を使えないのである。女性の稼ぎは女性自身と自分がお腹を痛めて産んだ子供には投資されることはあっても、旦那や生活費には回されることはない。専業主夫世帯はたったの0.6%だ

結婚前に『結婚後もフルタイムで働いている限りは家計半分負担するよ!』といっている彼女がいてもその言葉を鵜呑みにしてはならない。99%は産休育休を経てうやむやになるからだ。『産休育休手当は支払いまでタイムラグがあるからしばらくは家計口座への入金は止めるね』という一言を最後に、二度と妻の口座から家計口座への入金が行われることはないだろう。『時短勤務中は給与が減っちゃうから』というパターンもある。

子供が生まれたことをきっかけに、子供の小さいうちは育児に専念したい、との理由でフルタイムの仕事を辞めてしまう女性も少なくない。この事態が起きることを不安視する男性が多いが、フルタイムで復帰したところで、出産後の嫁が家計の負担を担うことはほぼない。

なので、旦那にとっては嫁がフルタイムで復帰しても、退職して専業主婦やパートになってもあまり事態は変わらないので安心して欲しい。子供ができていこうは男が全部払うことになるのは変わらない。

子供が生まれると、ただでさえ低い女性の甲斐性はさらに低下する。なぜなら育児の負担が増えるからだ。フルタイム共働き世帯の場合、旦那と嫁の育児負担を完全に平等にすることは不可能だ。なぜなら、育児を理由に時短勤務や看護休暇を取得しまくることは、男性サラリーマンにとっては今なお難しいからだ。それに対して、女性の場合は余程のバリキャリ女性やブラック中小企業でもない限り、会社も育児を理由にすれば時短勤務や看護休暇の取得に協力的だ。

男女平等が叫ばれる日本とはいえ、男女で圧倒的に取得率に差がある育児休暇などを見てもわかるように、男性が仕事を二の次に育児参加することに社会は寛容にはなっていない。フルタイムリモートワークのような非常に限られた労働環境で働く男性を除いては、同じフルタイム労働をしていても、女性側が育児を主としてこなす流れになるのである。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00814/

こうなると、女性は育児を子無しながらフルタイム労働もそれなりにこなすという二足のわらじを履くことになる。ホワイトな労働環境、生まれつきの強い身体、若さ、何でもこなせる高い能力、LINEですぐに召喚できる元気で暇なジジババ、といったカードを持った女性ならいいが、それらを持たない女性にとっては子供が小さいうちはかなりハードな生活を送ることになる。

子供が熱を出すたびに同僚に気を使いつつお迎えに走り、イヤイヤ期の子供にオモチャや野菜を投げつけられ、そんなしんどい生活を続けるうちに、『別に旦那の稼ぎで十分食べて行けるのに、生活費を半分も負担しないといけないわけ?いつも育児でイレギュラーがあれば私ばっかり対応してるじゃん。こんな大変な思いをして稼いだお金、私と子供にだけ好きに使っていいでしょ!』となるわけである。

忙しく仕事をこなしながら、朝は保育園への子供達を送り、夜遅くに帰ってきたらすでに寝ている嫁子供を起こさないようおもちゃを片付けながら、住宅ローンを払い家族を養っている旦那からすれば、『おいおい話が違うよ…』と思うかもしれないが、このようなパターンを辿る家庭はとても多い。

なので、結婚後もずっとフルタイム共働きを続けるよ!と豪語する彼女の話は話半分に聞いておくことを強く推奨したい。間違ってもその言葉を真に受けて子供が生まれる前にカツカツのペアローンなどを組んで住宅を買うのは控えておこう。休日にUberイーツのバッグを背負って自転車を漕ぎ、二人分のローンを旦那が払う羽目になりかねない。

女の稼ぎは当てにならないとするなら、もう別に無職の家事手伝いでもいいじゃん。と思うかもしれない。しかし実はそうではない。

例え女性の稼ぎが当てにできないとしても、やはり結婚相手には社会人として働いている人を選んだほうが良いのだ。いや、むしろ子供が生まれたら嫁には専業主婦になって欲しい、と望む男性ほど、フルタイムで働いている女性を選んだ方が良い現代の若い男子の結婚観は間違っていないのだ。

稼ぎは当てにならないのに、どうして働いている女性の方が結婚相手として適しているのか?それは……

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