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体力マンを構成する3つの要素とその伸ばし方

成功者の共通点をご存知だろうか?それは『体力があること』である。

体力があれば勉強やスポーツで人よりも沢山の努力を積み重ねることが出来るし、仕事で多少無理な残業をしても平気だし、会社や友達との飲み会にも頻繁に参加できてコミュニティを広げられるし、育児と仕事の両立もへっちゃらだ。

学歴はあれどもイマイチ人生が上手くいっていない男女が集まる陰キャのトー横ツイッターでも、体力に関する議論は盛んにおこなわれている。学があり140文字大喜利で人々をうならせる投稿が得意な現代社会の詩人とも言うべき自分たちの人生が上手くいっていないのに対し、酒タバコギャンブル車を愛する肉体労働男子たちが結婚し家族を養いワゴン車を乗り回せるぐらいの稼ぎを得ている。真夏の暑い日差しの下で子供達と虫取りを楽しむ高卒ドカタ親子と、クーラーの効いた部屋でゴロゴロしながらツイッターをやる俺たち、この差はどこにあるのか?そう考えたときに導きだされるのが”体力”なのだ。

ドカタ親父たちももちろん凄いが、彼らのさらに上をいく存在なのがホモソーシャルの王、ツーブロックゴリラたちである。彼らはドカタ親父たちに負けない体力に加えて、ツイッター陰キャたちと同等の学歴を備えた男のなかの男たちである。彼らは頭の良さと体力、押しの強さでホモソーシャル社会を駆け上がる強者たちなのだ。

ホワイトカラーの仕事は一見すると体力よりも学力や知識の方が重要視されるように勘違いしがちであるが、やはり最も重要な部分はドカタと変わらない体力である。いくら平時の仕事を卒なくこなせていたとしても、会社に訪れた大チャンスや大ピンチにちょっと残業が続いただけで体調を崩してダウンしてしまう。体力が切れてミスを連発してしまう。そんな人間は上へは登れない。頭脳労働やコミュ力労働の世界においても、最後にモノを言うのは体力なのだ。

恋愛においても体力がある人間は有利である。特に社会人になって以降、男女で集まる飲み会などが開かれるとなっても仕事で疲れてすぐに横になりたい人と、仕事終わりでも飲み会に参加できる人とでは得られるチャンスの数は大きく違ってくる。

さらに結婚後に始まる育児タームに入ればさらに体力がある男女が有利となる。特に育児をメインでこなすであろう女性は人生で最も体力が求められる時期となる。新生児の夜泣きに始まり、共働き家庭であれば保育園登園を機に始まる感染症カーニバルからの家庭内感染、体力はもちろん免疫力まで求められる。もちろん今の時代は男だからと言って育児に知らん顔をすることはできない。家族を養うためにフルタイムワークをしながら保育園の登園などをこなし、週末になれば家族を乗せて車でアスレチック公園やショッピングモールへと旅立つ必要がある。平日の疲れで土日はゆっくり休みたい、などという甘えはオトンとオカンには許されないのである。

以前に筆者は体力のない人へ向けた体力のつけ方という記事を書いた。体力の難しいところが言葉がカバーする範囲が広く、数値化できない点である。なので今回は体力とは何なのかについてもう少し詳しく解説していこう。

体力とは大きく分けると『活動力』『免疫力』『回復力』に分けられる。

活動力とはどれだけ長時間仕事や遊びに活動できるのかの能力だ。これが高い人は仕事をバリバリこなしつつ育児もやって週末は遊びに出かけて平日もたまに夜遅くまで飲みに行く。朝早く目を覚まし走ったりジムに通ったりできる。『こいつ起きてる間はずっと動いてんな』という知り合いが一人や二人いるのではないだろうか?そういった人が活動力の高い人々である。

次に免疫力だ。免疫力が強い人はとにかく風邪を引かない。引いたとしても寝ていれば治ってしまう。一度風邪を引いたらいくら寝ても全く回復せずにむしろ悪化していく白血球ヨワヨワ勢の筆者からすると超人に見えてしまう。彼らはクーラーのガンガンに聞いた部屋で腹を出して寝ても風邪を引かないし、真冬に酔っ払って暖房のキレた部屋で寝ても平気だ。

最後が回復力だ。回復力とは胃袋の強さと睡眠力のことだ。沢山動いて疲れたとしてもしっかり3食ご飯が食べられる。そして夜になって布団へ入れば朝まで熟睡できる。そんな人が回復力の高い人たちである。回復力の高い人の特徴として怪我の治りが早いというのがある。ちょっとした切り傷や打撲、骨折などの大怪我でも特にケアせずとも自然とすぐに治ってしまう。食欲不振や不眠症とも無縁。そんな人たちが生まれつき回復力が高い人たちだ。

これら3つのファクターを先天的に兼ね備えている人々が『生まれつき体力がある人』となる。彼らは大抵前向きでコミュ力が高く、勉強やスポーツ、仕事で結果を出していて家庭も持っている。『心技体で最も大切なものは体力である。体力がなければ技術も磨けないし心も折れてしまうからだ』といったのは三冠王の落合博満であるが、体力は技術や心を支える根っこなのだ。

しかしみんながこれら3つの要素をもって生まれてくるわけではない。そんな我々凡人がすべきことが活動力、免疫力、回復力のうちどれを持っていて何が欠けているのかを把握して足りない部分を伸ばしていくことである

ちなみに筆者は活動力はあるが免疫力と回復力がないので無理をしてラインを超えるとすぐに体調を崩してしまう。なのでいかにして風邪を引かないか、いかに夜型の生活リズムを朝方に近づけて身体を回復させるのかに常に苦心している。活動力はあるが免疫力と回復力がないタイプが一番ぶっ倒れやすいのでケアに全集中する必要があるのだ。

逆に免疫力と回復力には自信があるが活動力がないタイプの人は、恐れずにガンガン運動や仕事、趣味に時間を使って活動力をつけていくべきである。多少の無理をしても風邪を引かない免疫力と夜眠れる回復力があれば大丈夫だ。

このようにそれぞれの特徴にあった作戦を立てることが大切なのだ。

ではここからは活動力、免疫力、回復力それぞれ足りない分野をどうやって高めていくか、もしくはケアしていくかについて具体的に書いていこうと思う。

また併せて3つのファクターを生まれながらにして持った無敵の体力マンたちのアキレス腱2つについても触れていこう。

まず3つのうちで一番最初に手を付けるべきなのが……

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