フミサウンドの魅力を語る!!ポングの息抜きトーク(12)
【上手くなればなるだけ良い音がする】
今現在、完全メインの機材。
狂気なまでにフルディスクリート。
「他を探す必要も買い替える必要も感じない」
断言レベルでガツンとハマったフミサウンド。
ただ、この場における「買い替える必要性を感じない」というのは「まさにハイエンド!一生物!大事に使っていこう!」ってノリのそれとは、ちょっと違うかもしれない。
「弾き方で決まる」
この感覚が凄まじい。
完全にプレイヤー次第、タッチ次第、ピッキング次第、音作り次第、好み次第、目的次第、そこに恐ろしいほどリニアに応えてくれるのが、フミサウンド製品の魅力。
フミサウンドの回路を弾いていて充実感を覚えるのは、
「プレイヤーと楽器とアンプが一つに繋がる」
その感覚の自然さと気持ち良さに心底唸ってしまう。
「弾き方こそが全てだ!」と言うのも、エレクトリック楽器においてはちょっと暴論。それだけじゃ実現できない要素も表現も沢山ある。
かと言って、エフェクターのキャラクターに支配されてしまうのは、自分的には強い違和感を覚える。
タッチやピッキングに対する反応が鈍重、過剰に抑制されてしまうような物には、嫌悪すら持ってしまう。
だからこそ、その違和感や嫌悪とは無縁のフミサウンドの製品は物凄~く響くし、解放感に満ちていくものすらある。
弾き方と出音が乖離しない、キャラクターの押し付けが無い、固有の音色や反応に支配されない、その自由さが素晴らしい。
と、こんな事を話してると、
「んだよ!説教くせーな!意識たけぇですよ~ってか~!?」
みたいな印象を受けるかもしれない。
自分自身、ちょっと嫌味な感があるかなって、そこは正直思うところがある。
そうは言ってもよくよく考えたい。
「エレクトリックベースは弦楽器」
これを否定するのは難しい。
と言うか意味を感じないし、ドライに効率を語るにしても、かなり厳しいんじゃないかなって。
弦を鳴らして、それをそのまま増幅してっていう、その点についてこれ以上ないぐらい追及してるのが、フミサウンドの回路。
だからこそ、お説教も意識高いもクソもなく、もっとベースもフミサウンドも味わい楽しむには、どうやったって弾き方と向き合わなければいけない。
ギャイイィ~~ン!って響かせるにはギャイイィ~~ン!って弾かなければいけない。
ズドーン!と叩き出すにはズドーン!と叩き出さなければいけない。
それをオートでやってくれるのを期待しても、フミサウンド製品は馬鹿正直に再生してくれるだけ。
ペイ~ンはペイ~ン、ひょろ~んはひょろ~んのまま出力されてしまう。
ただ、それというのは回路云々関係なく、楽器の存在自体が元々そういうものなんじゃないか、弾けば弾くほど、続ければ続けるほど、実感させられる。
しずかちゃんのバイオリンを聞いて
「なんて酷い音だ!公害だ!バイオリンは楽器なんて呼べる代物じゃない!音楽の為にある物じゃない!」
みたいに言うのは、なかなか馬鹿げた話じゃなかろうかと。
でも本当、ただ音を出すだけでも最初は大変なのが、楽器の現実だったりする。
ヒステリックだったり扱いが難しかったり、そういう特性を制御して素晴らしい音色に変換していくのが、醍醐味の一つなんじゃないかと思う。
そうやって自分の手で音を作っていく、生み出していく、その実感と価値はどんなにAIが進化しようが何だろうが関係なく、内側に響いていくはず。
強くなる、綺麗になる、健康になる、楽しくなる、かっこよくなる、そういう不変的なものと同様、楽器が上手くなる、良い音が出るって、人間に強く突き刺さる。
だからこそ、ギャイイィ~~ン!が出た時の喜びや快感はハンパじゃない。ズドーン!が響く気持ち良さは感動物ですある。
「ベースは縦振動で弾かないといけない!」みたいに縛られていては出せない音が沢山あるし、「ピックは邪道!幼稚!」なんてのが如何に馬鹿げた価値観か、勿体なく捨ててしまっているか、その素晴らしいサウンドを確信できる。
それが全く出せなかった、機材に凝れば凝るほど、どんどん音が悪くなっていった過去の自分を振り返ると、消費者の側だけに居続ける限り、物欲的なループってやつは絶対に終わらないんじゃないか、そう考えさせられてしまう。
「これが最高のプリアンプです!最高の歪みです!コンプです!」と言われてそれそのまま期待してしまう、気になってしまう、良い音が出せるんだって買ってしまう、それが延々続いていくという、そこから抜け出せず他人に預けたまま消耗していくのは疑問が湧く。
例えばの話、
「ダイエットする為に2000万円かけました!500gも落ちた!凄い!」
なんて言われたら「ん?んん?」って首を傾げるんじゃないかと。
運動して、食事を見直して、健康を考えてっていう、先にやる事あるよね、出来る事いくらでもあるよねって誰でも思うはず。
それと同じように、、、
なんてまとめるのはさすがに乱暴な感あるけど、でも本当、ダイエット器具とか健康サプリみたいなのに過剰に期待したまま今後も生きていくのか、お金を使っていくのか、真剣に考えてみる価値はある。
「20kg落ちました!なら納得できる!」って話じゃない。
健康と言えば、腰痛や肩こりが酷かったり、整体にも通いまくって散財もしまくったわたくしポング。
それが【ランブルローラー】を買ってからは、人生が一変したと言っても過言じゃない。
1万円台のアイテムで懐事情も生活も激変するっていう、そんな事が実際に起こる。
ただこれ、最初はめっちゃくちゃ痛かった。それに耐えられるかどうか、続けられるかどうか、肝はそこ。
自動で楽してって物を期待すると、かなり厳しいかもしれない。
だからこそ、その「自動で楽して」って物を求める事が役に立たない、人様に預けてしまってるだけでは決して解決しない、消費散財の道に繋がってしまうのを痛感している。
事実、ランブルローラーを手に入れてからは腰痛が原因のものでは、整体には一度も行ってない。
自分で治せるその価値は計り知れない。
Hooker、ハンバーグドライブ、ハブアンプ、これからもまだまだ新製品が出てくるだろうフミサウンド。
でも、沢山の製品が出てこようと新開発のアイデアが湧いてこようと、基本コンセプトや思想のそれはどれも同じだと思う。
非常に曖昧、感覚的な話だが、
【電子回路におけるアコースティック特性】
これを強烈に感じるのがフミサウンドの回路。
弾き手が上手くなればなるほど、使い方が分かれば分かるほど、アイデアが出てくれば出てくるほど、それだけ音が良くなっていく。
とにかく天井が無い。
故に、買い替える必要性を感じなくなる。
なんて褒めまくってたり、意識たけぇ~みたいな感じだけで話すのはちょっと腹が立つので、
「なんて生意気な回路だ!」
とか思っておくのも面白いかもしれない。
実際、プレイヤーに丸投げしてくるノリ、
「あなた次第ですよ?」
みたいに痛いトコ突っ込んでくる感じは、何とも生意気で憎たらしい。
「それって弾き方次第ですよね?」
なんて回路側がかましてくるとか、なかなかのムカつき加減である。
でもほんと「何でも俺色に染めてやるぜ!」みたいな物に依存するより、自由に好き勝手に楽しめる回路なのは間違いない。
その自由があるからこそ、好き勝手できるからこそ、買い替える必要性を感じない、弾き方次第でいくらでも変えていく事が出来る、その充実感と満足感に味わいとやり甲斐を覚える。
「とにかくタッチとピッキングだ!弾き方を鍛えよう育てよう!」なんて言うのは前時代的だったり、古臭い価値観から来る考え方や姿勢のようでもある。
一方、実にフリーダムって意味では、フミサウンドの特性は非常に現代的だったり未来的、個々の姿勢や思想を大事にしている若々しい感覚で作られたものだとも言える。
高圧的で支配的、成金的なオッサンに憧れるのか、俺達には俺達の文化があるって創造的になるか、これからは俺達の時代だって堂々生きるか、そんな見方をするのも面白いかもしれない。
実際、飽食を尽くす、物だけで満たされるって時代じゃないと思う。
外側に用意されてる欲望を求め続けるか、内側にあるものを出力、実現していくか、なかなか凝ったテーマである。
これほんとに魅力語ったんかいなオイって内容になってしまった気もするが、実にオリジナルで楽しい感覚を有しているのは間違いないフミサウンド製品。
一味違うって言うか、全く別の角度と価値観から作られたと言っても良さそうな要素満載。
「あれを通すとあのポング野郎の音になる!」とか、いッッッさい無いのでご安心を。
使う人の音がよりその人の音になる、その人らしい音になるっていう、そういう物を求めてる人に最高にハマるはず。
初心者には難しいか高度かってそうじゃない。
初心者だからこそ、これから弾き方を育てていく、しっかり音を出していくっていう、講師としてもそれを本当に伝えたい。
【自分の手で音を作る】
これってほんとに楽しいし、充実感ありますよん。
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