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旅先で料理教室 台北 Ivy's Kitchen

2023年5月の台北旅。

旅先でも作る楽しみを味わえる料理教室

旅先でも料理できる楽しみを味わえる、現地の料理教室。
以前も参加したhoja kitchenに今回も参加しようと思ったが、日程が合わず断念。

他の料理教室を探して、今回参加したのがこちらのIvy's Kitchen。
こちらの教室も市場見学のコースがあるが、今回はクッキングクラスのみで申し込み。

たくさんあるメニューの中から、私が選んだのは、この3品。

  • 菜包

  • 蝦捲

  • 酸辣湯

15時くらいに、Ivyさんのお部屋に伺って、お菓子やお茶を頂いた後に、料理作りがスタート。夕方に出来上がる料理をIvyさんと一緒に食べるという流れ。
基本は英語なのだが、Ivyさんは日本語も少し話される。
実は、こちらの教室は2015年に台北での料理教室を探していたときから気になっていたものの、「英語」となっていたため参加を躊躇していた。
だが、今回、身振り・手振りは当然のことながら、私の下手な英語と、少しの日本語、お互いスマートフォン翻訳も使って、それほどコミュニケーションに困ることはなかった。
料理という共通の興味があれば、話したいことや聞きたいことは色々出てくるし、お互い分かろうとする気持ちで通じあえるものだ(と信じている)。

菜包

菜包を選択した人は今までいなかったらしく、とても珍しがられた。
北埔の日帰り旅で食べたことがあり、ぜひ作ってみたいと思い選択した話をしたところ、客家料理の特徴や台南料理との違いで話が盛り上がった。

私が北埔で食べた菜包は、客家スタイルで、今回教わるのは台南スタイル。

菜包は、もち粉で作られた生地に野菜を包んで蒸した、もちもち食感の大福のようなもの。肉まんとは全く異なる食感で、肉も入っていない。(レシピでは豚肉を入れるようになっていたが、今回教室では肉は入れなかった。北埔で食べたものも、肉は入っていなかった。)
台北市内で菜包が売っているのは、今まで見たことがない。
北埔では観光客向けなのか色々なところでごく普通に売っていたが、台南では、冬至に食べるものなので、いつでも売っているもの、食べれられるものでもないそうだ。

客家は切り干し大根が具材で、外側は白い皮のもの売っていたし、このように緑の野菜が練り込まれているものもあった。

北埔で食べた客家式の菜包

台南ではキャベツ、人参、しいたけなどの野菜を炒めたものが具材。
形も少し違うそうだ。客家のほうが全体的に丸いが、台南スタイルの方はもう少し細長い。
皮はピンク色にすることも多いそうだ。

手前の2つはIvyさんが作られたものなので、きれいな菜包

蝦捲

この料理は、淡水と台北市内で食べたことがあったが全く別物だったので、ちょっと興味があって選んでみた。

今回教わるのは台南スタイルの蝦捲。
潰したエビや豚ひき肉などを、湯葉で巻いて揚げる。本来は、豚の背脂で巻くらしい。

豆腐皮(湯葉)。日本の湯葉とちょっと違って乾燥しているけど柔らかい。

エビの潰し方と具材の混ぜ方にコツがあって、ものすごくプリプリ食感に仕上がった。
外側の湯葉はパリパリにはならずにしっとり。
なんとわさび醤油で食べる。

今回作った台南スタイルの蝦捲

今回は台南スタイルの蝦捲だったが、これは、淡水で食べたもの。
エビ感は少なく、外はワンタン皮みたいで、カリカリ食感。

淡水の蝦捲

これは台北市内で食べた蝦捲。こちらはエビ+魚のすり身。

台北市内で食べた蝦捲

酸辣湯

これは、家でもたまに作るのだが、いまいち味が決まらないので、選んだメニュー。
思った通りの味で美味しかった。

まとめ

作った料理以外にも、食や台湾にまつわる色々な話をして、ますます台湾が好きになった。
この教室に来る前に謎だった「鶏捲」の謎も解決し、楽しい体験ができて本当に満足。


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