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1/3(いちぶんのさん)を終えて。

朝の4時30分。

身支度をしてぎゅうぎゅうに荷物を詰めたキャリーケースを引っ張って早歩きで駅に向かう。

服は、店員さんと相談して買ったお気に入りのもの。最近は家で遊ぶことが多く、ちゃんとしたお出かけも少なかったから、その服を着てるだけでドキドキする。

今日は待ちに待った帰省の日。

いろいろあって、実家に3泊以上するのが実は高校生ぶりの私。出発前から変にそわそわして、仕事も手につかなくなってしまった。

久しぶりのnoteは、そんな新幹線の時間を使って2021年の振り返りをしてみます。

自分の記録用でもあるのですが、
はじめましての方も、お久しぶりの方もよかったら最後までお付き合いください。

・・・・

転職してもう1年。やっと1年。

今年は濃い1年だったなとぼんやり思い返す。前職を辞め、某サイトのフードプランナーという仕事に就いてから、365日ずっと頭は”食”のことばかり。

色々あったけど、今年を振り返って最初に浮かぶのが「楽しかったな」の言葉。本当に楽しかった。
食が大好きな私にとって、天職じゃないか?!と思うほど夢中になれる仕事ができることに、感謝しきれません。

とは言いつつ「毎日楽勝だ!」と言えるほど現実は甘くなく、むしろ自分との戦いが多かったのが事実ではあります。

自分の料理と"仕事の料理"は全く別物。

それを実感したのは入社してすぐのこと。
自分で作る料理は、調理法も器具もその時の気分。大雑把な私は、冷蔵庫にあるものをなんでも入れて、適当に作ってしまうことが多く、その悪い癖が自分の首を絞めました。
仕事で求められているのは、当たり前だけど再現性が高く、購入しやすい食材でできる簡単料理。だからこそ、食材の切り方や器具の使い方まで、お手本になる必要があります。

さらに、普通に調理するのと撮影をするのとでは感覚が全然違う。わかりやすさや綺麗さ……何度やっても同じ失敗をしてしまい、私にこの仕事は向いてないと落ち込む日々が続きました。

独り立ちしたのは入社4ヶ月後。
クライアント様がいる撮影は怖くてガチガチに緊張して、寝れない日々が待っていた。頼れる先輩も近くにはおらず、何があっても自分でなんとかするしかない。「もう嫌だ。」とポッキリ折れてしまうことを恐れて、心の中で大丈夫大丈夫とおまじないのように唱える。

そんなこんなで1年が過ぎ、自分でフードプランナーと名乗る自信がついたのもつい最近。まだまだ撮影現場は緊張するけれど、落ち着いて"こなせる”ようになったのも成長の証かな。
気づけばレシピ考案数は300品を超えて、世の中に飛び立ったものは100近くになるんじゃないかと思います。

苦手なパスタの盛り付けは、休みの日に家で猛特訓。

フードプランナーって何するの?とよく聞かれますが、レシピ考案からスタイリング、撮影までのクリエイティブ作りや、商談なんかもついてく。運よくテレビ番組やYouTube、料理教室なんかにも登場させていただけたから、きっと1年目にしては上出来なんじゃないかなと自分を誉めてみます。

とは言いながらも課題は山積み。来年はもっと”こだわる”ことと周囲へのアンテナ力を高めないと、やっていてないなと考えています。

SNSのおはなし

今年の6月から参加させてもらった#ナエドコ というコミュニティ。

あべなるみさんと自然や畑が好きな人たちが集まって、自分のやりたいことについて朝からみんなで話し合う。そんなコミュニティに参加してから、自分のできることの”看板”を出さないとダメだなと実感し、Instagramに本腰を入れはじめました。

放置していた料理アカウント(@chococo1022)を引っ張り出して、まずは週2投稿を半年やってみた。良いカメラを持っていなくて、iPhoneで撮っているけど光や画角を研究してレタッチを覚えて、それなりの写真が撮れるようになりました。

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2021年度のリーチ数ランキング。多いのもは1万を超え、
今では1000人以上の方に見ていただけるように。

また、ナエドコの選抜メンバーでスタートさせたInstagramアカウント(@mufu_media)。メディアを立ち上げるという、貴重な経験をさせていただけたことと、最高の仲間と一緒に運営できることが本当に嬉しく、大切に育てていきたいです。

食から始めるごきげんでシンプルな暮らしをテーマに、
美味しいものを食べた「むふ」となる瞬間を紹介する。

そして、とっても運よくGENIC さんとNikocさんの共同イベント「#GENIC_nikon vol.8"古性のち初心者カメラ教室」に当選し、憧れののちさんからカメラに基礎を学べることに。

講座内で撮った1枚。
ボケ感や色味もカメラひとつで操れることに感動。

Nicon のZfcを16日間お借りし、いろんな写真をパシャリ。カメラってこんなに楽しいんだ。とワクワクする気持ちを教わりました。

夢のひとつである、写真を仕事にすることに近づくために、大好きな#旅しゃぶ のみんながカメラの相談に乗ってくれたのも嬉しかったな。仕事に転職を後押ししてくれたり私の心の拠り所でもある大切なコミュニティ。2年前に旅しゃぶに出会って、私の人生は大きく変わった気がします。

保育園の管理栄養士として活躍しながら、自身でもレシピを発信されているこいくみさんから教えていただいた#snapmart にも挑戦しはじめ、さまざまなアンバサダー案件も経験させていただきました。

2022年も「食と人」を大切に。

東京にいるのは3年間。

多方面からの伝える力を身につけるべく、勝手に期限を決めて飛び出してきた私ですが、その1/3(さんぶんのいち)が終わってしまったことが信じられなく、焦りがあります。

2021年の反省は、目の前のことに夢中で余裕を持って動けなかった。なので、2022年度はもっと手早く丁寧に。あとは探究心と挑戦も忘れずに、下記の3つを頑張ります。

①個人で頑張る”フードクリエイティブ”の向上
②生産者さんとの"繋がり"を強化する
③みんなと一緒に”食を楽しむ”

関東に引っ越してから生産者さんとの関わりが薄れてしまったので、2022年度は直接会いに行くことももっと増やしたいです。

今年の9月にトマトの苗植えを手伝わせていただいたNeighbor's Farmさん

また、食分野で活躍される方を取材したり、自分でライティングから写真までなんでもこなすお仕事も増やしていきたいな。


あとは、2022年に自分で食のイベントを開くことにも挑戦してみたいです。食って自分だけでも楽しめるものだけど、誰かと美味しいや嬉しいを共有できるともっと良くなる。

大学時代の友達が開いてくれたクリスマスパーティ。全て手作りの料理たちは美味しすぎてワインも進む。

それを強く実感したからこそ、自分から何かを開催できるようになったらいいな。

家庭菜園と食を発信するまつさん主催の秋の手仕事会。
すだちカードと干し芋作りに挑戦。
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かえるちゃん主催の「おでんナイト」。出汁の飲み比べもして、解散までお喋りが止まらなかった。

私がイベントを主催するとしたら、生産者さんこだわりの品々を紹介しつつ、それを使った料理や飲み物をみんなと共有したいなと妄想中。

もちろん、大好きな自然を感じる旅で息抜きもしつつ、2/3(さんぶんのに)の年である2022年度ももっと駆け抜けて行きたいな!
すでに決まっている新たな挑戦も含めて、全力で楽しみます。

旅しゃぶの菜生さんおすすめの福島県、長床の大イチョウ。大好きな友達とのんびり旅。

さいごに。

2021年、仲良くしてくれた皆さん。本当にありがとうございました!怒涛の日々を乗り越えられたのは皆さんの支えのおかげです。まだまだ未熟な人ですが、来年度もよろしくお願いします。
2022年にはじめましての皆さん、どこかでご一緒できるのを楽しみにしています。

みなさんにとっても良い年を迎えられますように。

※タイトルの"いちぶんのさん"にはぎゅっと濃かった1年の意味を込めてます

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