【成功への3ステップ】 コンピューターサイエンス留学生のための合格後ガイド
こんにちは、Polymathのカイです。東工大院卒・トレーダーとして10年間勤務後に南カリフォルニア大学院(University of Southern California, 以下USC)のComputer Science, Scientists and Engineersに2021年秋に入学し、2023年12月に卒業しました。現在はシアトルでAmazonに勤務する傍ら、Polymathで皆さんの海外挑戦をサポートしています。
時間が経つのは早いもので、1月後半から我々のサポートしているお客様から合格報告が出てきました。大学院受験にチャレンジされ、合格を勝ち取った皆様、本当におめでとうございます!
合格は一つの大きな節目ですが、合格後から入学までの準備が大学生活に大きく関わってきます。そこで本記事では合格後に何をしたら良いのかについて、自身の反省点や多くの人の経験談をもとに書いてみます。
ポートフォリオの作成
もしソフトウェアエンジニアとしての道を目指すのであれば、ポートフォリオはあなたの技術的な能力を示すためにほぼ必須と言えます。しかしながらエンジニアとして仕事をされていた方であっても、仕事の成果を他人に見せることはセキュリティ上出来無い場合が殆どなので、レジュメに記載可能なポートフォリオが無い人が大勢いるのが実態です。
大学入学後はおそらく腰を据えてポートフォリオを作る時間はなくなると思います。入学までに数ヶ月の期間があると思うので、この貴重な時間を利用して1〜2つのプロジェクトに取り組みましょう。
YoutubeやUdemyで見つけたプロジェクトでも良いのですが、可能な限り独自のアイデアから生み出されたものが理想的です。仕事で得たアイデア、趣味の延長線上、題材はなんでも良いのでとにかく人に見せられるものを作ってみましょう。出来れば、データベースとのやり取りを含むアプリケーションを作れるとより良いです。
なお私自身の反省になりますが、南カリフォルニア大学に入学当初はレジュメに記載できるポートフォリオが無く苦労しました。Reactで何か作ろうかなと思っても、大学の授業についていったり、空いた時間はLeetCodeや就活で精一杯で、ポートフォリオを作る時間を捻出することはほぼ不可能でした。ウェブ開発の授業や長期休暇を利用して数個作成は出来ましたが、入学前にしっかりしたのを作れていたらどんなに良かっただろうと思っています。
LeetCodeでのコーディング練習
コンピューターサイエンスの学生や転職希望者にとって、米国においてLeetCodeは避けては通れないコーディングテスト対策プラットフォームです。インターンやフルタイムの面談において、コーディングインタビューというものがあるのが大半ですが、それに対する一番の対策ツールになります。
コンピューターサイエンスの学生は空いた時間を見つけてはLeetCodeを解いています。なかには授業中に解いている学生さえもいました笑。
最初はとっつきにくいところもあるので焦る必要はありませんが、入学までに「easy」と分類される問題をある程度自信を持って解けるようにしておけるととても良いです。
入学後にはすぐインターンの応募が始まるので、そこからLeetCodeを始めると精神的余裕が無くなります。入学前に始めましょう。
基礎スキルの強化
これは特に学部がコンピューターサイエンスではなかった人向けの項目ですが、コンピューターサイエンスの授業を受けるにあたって、コンパイラ言語(JavaやC++)、アルゴリズム、データストラクチャーの理解はとても重要です。
仕事でPythonやJavaScriptには慣れているという人であっても、大学の授業はC++やJavaがわかっている前提で進むことが多いので、いまのうちにこれらの言語を自由に使えるように練習しておきましょう。LeetCodeをこれらの言語で解くのも良い練習方法だと思います。
また、アルゴリズムやデータストラクチャーは学部生では必須授業ですし、こちらもわかっている前提で進むことが多いので、まだ取り組んだことがない人や昔やったけど知識が錆びついている方も、ぜひ入学前のタイミングで学習しておくことをおすすめします。
最後に
合格の喜びを噛み締めたあとはモードを切り替えて、どれだけ入念に準備できるかで今後の生活が大きく変わってきます。皆様の今後の検討を祈ります!!留学や海外就職についてのご質問や、個別の相談を希望される方は、こちらからお気軽にご相談ください。初回のご相談は無料です。
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