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言葉の魔法

「すごいね、こんなにたくさんの文章書けるなんて」
小学生の自由研究で書いた旅行記を母に見せた時に言われた言葉。
この言葉が今も忘れられないから、文章を書かずにはいられないのかもしれない。
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いい言葉、わるい言葉
誰かに言われたことが心に貼りついてる経験って、あると思います。

そしてその言葉が、その人の人生を左右することすらある。
いい方向に向かうならまだしも、よくない方向に向かうことも。
わるい言葉は呪いのように心にしがみついて離れない。
忘れたくても忘れられない。

私は女子大に進みました。
福祉、社会学、心理学を学びたくて。

あっという間に就活生。
いろいろ考えた末、「マスコミや出版関係の道に進みたい」と思いました。

その時期、大手企業に勤めている彼氏がいまして。
もちろん高学歴。
まだまだ青かった私は、なんでも彼氏に相談しているようなかんじで。
描いている将来についても全て話しました。
そうしたら、

「無理でしょ!その学歴なんだから!」
笑いながら言われました。

がーん
そりゃそうか、、、私なんかが無理だよね。と思う自分もいて。

だからマスコミ業界は全く受けず、就活を終えました。

選択したのは自分。
もちろん、1社目に選んだ業界や会社に後悔はありません。
すごく勉強になったし、何より楽しかった。

でも、ふとしたとき思うんですよね。
もしチャレンジしてたら何か変わってたのかな?なんて。
チャレンジした後悔より、チャレンジしなかった後悔。

言われた言葉は今でも私の心にしっかり突き刺さっています。
特に弱っているとき、ひょっこり顔を覗かせてくるのです。

言葉を放った彼に悪気はありません。(たぶん)
でも相手目線に立って言葉を選んで、伝え方を工夫していたら・・・?
少し違っていたかもしれません。
(上から目線のモラハラ気味彼氏だったので、お別れしました。想像できますよね笑)


一方で、人に言われたことが自分の強みだと考えられるようになったこともありました。

新卒で初めて担当した仕事。
マニュアルもないし、失敗を繰り返しながら、試行錯誤して少しずつ仕事を進めていました。
その頃の記憶はあまりないくらい笑
必死に毎日を過ごしていました。

そんなとき、お世話になっていた10個上の先輩から、
「自分で考えて、それを前に進める力があるよね。
 そういうの、すごく良いと思うよ」

心の底から嬉しかった。
今でも迷った時、壁にぶつかった時、答えが出て納得できるまで考え抜くようになっています。
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言葉ってすごいパワーです。言霊とも言いますしね。
人に力を与えることも、奪うこともできる。

だから言葉を扱うとき、より一層気を付けるようになりました。
100%完璧にできているとは言えないけど、辛い経験があったからこそ、
「人を元気にさせる、力づける言葉を選びたい」と思うようになりました。
だから元カレにはありがとうです。笑

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先日、初めてライティングのお仕事を頂きました。
依頼者様はライター初心者過ぎる私のnoteを読んで、
嬉しい言葉と共に、お仕事発注のご連絡を下さいました。

何歳になっても褒められるのは嬉しいですね笑
メッセージ画面スクショしました笑

そんなことがあって、言葉についてnoteを書いてみようと思いました。

冒頭で書いた母からの言葉もあるし、
私はこれからもたくさんの言葉を綴ると思います。

もし少しでも誰かのためになったら、嬉しく思います。





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