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覚悟が決まってないんじゃない?と言われて心が揺らいだ話


[起]

これは、昨晩のお話。

僕は、高円寺のとあるバーにいました。

そのバーで、常連さんの方々を前に最近悩んでいることを色々と話して、たくさんアドバイスを頂きました。

いくつか僕に刺さった言葉があったのですが、その中で最も深く刺さったのが、

覚悟が決まってないんじゃない?

という、言葉です。

経緯を軽く話しますね。

僕は、30歳になるまでの間のどこかで、長期で世界一周旅をしたいと思っています。

ですが、社会人なので「会社をいつ辞めるのか」というキャリアの観点での悩みがたくさんあるんですよね。

なので、昨日も「会社をどのタイミングで辞めたら良いと思いますか?」「3年位は働いたほうが良いですかね?」みたいな悩みを話していたんです。

その際、とある方にまず言われたのが、
「君はどうして世界一周がしたいんだい?」
という問いかけでした。

「大学生の時に世界一周をしようとして、コロナで断念せざるを得なかった。その悔しさやリベンジしたいという気持ちがあるからです」
と答えると、

「なるほど、理由はわかった。じゃあ、何で今実行しようとしてないの???」
「世界一周が本当にしたいのなら、今ならできる。お金なんて1年間あれば世界一周できるほど貯めることができる」
「キャリアと世界一周を悩むくらいなら、世界一周ってそこまでやりたいことではないんじゃない?」
「本当に世界一周がしたい人なら、覚悟を決めて今から動いてると思うよ」
 

「覚悟が決まってないんじゃない?」

と、いうのがおおまかな経緯です。

的を得たアドバイス(意見)を伝えられ、
僕は言葉を失いました…


[承]

言葉を失いながらも、僕の頭の中では様々な自分の考えがぐるぐる巡り回って、めっちゃ考えていましたね。

色々と考えた中で、大きく2つのことを考えていました。

1つは、「世界一周旅って今の自分にとってどういう存在なのか(僕の中でどういう立ち位置、目標、夢、意義なのか)」
ということ。

もう1つは、「僕は、これまで覚悟を決めてやったことがあっただろうか、中途半端に色んなことをやってきているんじゃないのか」
ということです。

正直、現時点では明確な答えは出せていません。

けど、前者に関しては、
①世界一周をすることで達成感(成し遂げたという実感)を得たい。
②世界一周をすることで自分自身(価値観や考え方の幅、度量の大きさなど)に対して大きな変化をもたらしたい。
③毎年少しずつ色んな国々に訪れて日本↔外国の違いを交互に経験するより、長期間日本から離れて外国↔外国(とくに、文化圏を跨いだ移動。アジアの仏教圏から中東のイスラム圏への移動など)の違いを経験してみたい。
④山に登ったりトレッキングをしたり、巡礼者の道を歩いたりするには有給を取るだけでは足りないほどの日数が必要

という世界一周をする理由がはっきりとあります。

でも、大学生のあの頃(2019年)みたいに、世界一周に向けて来る日も来る日も色んな情報を調べて、ワクワクドキドキやパッションがあった頃と比べると、ちょっと冷めているな…とは思います。

なんで冷めちゃったんですかね…

リベンジしたいという気持ち(復讐心みたいな)が根底にあったけれども、その気持ちが薄れてきてしまったのかな、とも思います。

でも、詳しくはまだはっきりと見えていませんね…


後者に関しても、
よくわかりません。

自分自身に対して正直になってみると、今まで「覚悟を決めてやったこと」はないと思います。

でも、「覚悟を決めてやる」って基準がないので、わからないんですよね。

人と比べたら、覚悟を決めてやっている方かもしれない。
逆に、やっていないほうかもしれない。

このことは、人それぞれの価値観や基準によるとしか言えなさそうです。

自分の人生を評価できるのは自分だけ

って最近めっちゃ思います。

僕の基準では、僕は今まで「覚悟を決めてやったこと」はありませんし、今後もないかもしれません。

それでも、その生き方を自分が高く評価できるのなら、それで良いと思います。

バーのマスターからはこうアドバイスを頂きました。
「覚悟を決めるっていうのは様々な条件が揃わないとできない。自分で無理やり覚悟を決めることもできるけど、本当に覚悟を決めるときは、自分自身の気持ちとか内面だけじゃなく、周囲の環境や条件まで全てがカッチリ組み合わさったときだよ」

この言葉を聞いて、ちょっと心が軽くなりましたね。

無理に覚悟を決める必要はないんだなと思えました。(それが、僕の価値観に合っていると思います)


発達心理学者のエリクソンは、僕の年齢を青年期成人前期の過渡期だと位置づけています。

青年期で自己同一性(アイデンティティ)の確立と発散について悩み、
成人前期では確立した自己同一性と共に自己の人生を無我夢中で歩みながらも、親密性と孤立について悩むそうです。

ちょうど、僕は過渡期にいるんだと思います。

なので、自己同一性をもっとはっきりと確立させて、親密性の課題もある程度克服したとき、僕は何かしらの覚悟を決めることができるんじゃないんでしょうかね。


[転]

正直、ここ半年くらい周囲の人(会社の同期や、SNSでフォローしている何かを成し遂げている人)と自分とを比べて焦りを感じていました。(まだ感じていますが)

けど、僕は僕自身の悩みに対してめっちゃ考えています。自分の悩みから逃げていません。

自分自身と向き合う覚悟を決めている。

と、言えると思います。

(これは、ついさっき相談した友だちから言われたことです。自分では気づけていなかったことでした✨)


おそらく、「3歩進んで2歩下がる」みたいに、これからも悩みは絶えないでしょう。

けど、逃げずに自分自身と向き合い続けていれば、

何かしら、自分でも「覚悟を決めた!」と思えることができると思います。

そう、信じてます。

そうすると、自分の人生により高い評価をつけてあげることができるんじゃないかと思いますね。

僕の価値観からすると、焦る必要はあんまりありませんし。


こんな感じで、大きく2つのことを昨日の晩からずっと考えていたわけです。

そして、この出来事は何かしらアウトプットしないといけないなと思ったので、このnoteを書いています。


昨日今日と、6〜7人くらいの方に悩みを打ち明けて相談してもらいました。

一人で悩むだけじゃなく、たまには他の人に相談することは大切だな。と気づけましたね。

ありがとうございます。

自己開示が苦手なので、頻繁にはできませんが…

「覚悟が決まっていない」 

という、目を逸らしたかった現実を突きつけられて、かなり心が揺らいだ24時間でしたが、無事に3歩進めそうです。

おそらく、すぐに2歩下がっちゃいますが笑



[結]

とりあえず、キャリアの観点からすると、
GRIT(やり抜く力、粘る力)
を身に着けないといけないので、今の会社でGRITが身についたと思えた時が、僕が覚悟を決める1つの条件になるんじゃないかと思います。

やっぱり、世界一周したいですね。

なんやかんや、世界一周のことを考えるとドキドキワクワクします。

でも、まだ覚悟はないです。

けど、世界一周は体力勝負の一面もあるので、覚悟を決めることができる時が早めに来たら嬉しいなぁ。
(旅好きな人が集まるバーにいたのですが、「世界一周は早ければ早いうちが良い」っておっしゃっていましたね。体力的な点もそうだし、価値観や考え方がまだ柔らかいうちに行ったほうがより自分自身に変化があるっていうことのようです。)

流石に、30代後半とかで世界一周はできないと思います。

その頃はその頃で、やりたいことが色々とありますし。


なんか、ここからまだつらつらと書き続けることはできそうなんですが、助長になってしまいそうなので終わりたいと思います。

人生について皆さん悩んでいると思います。

コメントとかインスタ、Twitterでメッセージを頂ければ、一緒に悩みを考えることができるので、お待ちしておりますよ!

では、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!





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