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うちの長女は左利き

長女は新一年生になった。
ピカピカのランドセルと一緒に
楽しく学校へ通い始めた。


が、さっそく言葉遣いも荒くなってきた。
「え!?」「分かっとう!」「はいはい!」
などなど。

「環境に染まるのは早いなあ…」と
少し悲しく思っていた。

桜に届きそう


そんな長女が、今日の晩、何やら
真剣に書いていた。

覚えたてのひらがなを使って。
左利きで字の形は整っていないが、
一生懸命書く姿は愛らしい(親バカ)

こそっと覗いてみた。

 はんばーぐおいしかたよ 
いつもごはんつくてくれてありがとう
みんなであそんでたのしかたよ 
みんなだいすき
みんなありがとう
ちちははだいすき 



と書いてあった。


文に間違いはあっても、
母ちゃんは嬉しかった。


小学生になり、
広い世界に飛び立ち、
私の知らない場所で
たくさんの人に出会い、
感じ、考え、悩み、大きくなっていく。


嬉しいことなのに、
母ちゃんは独りよがりだが
少し寂しく思っていたのかも。


でも、この手紙を読んで、
この子は大事なことを
ちゃんと忘れず、
優しく育ってくれている
と、嬉しかった。


「みんなだいすき」
そんなストレートに言えること、
なんて可愛いんだろう。


結局いつも愛をくれているのは、
子どもの方だ。


こちらこそ、ありがとう。
いつもありがとう。
母ちゃんは君たちに生かされています。
ありがとう。

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