すずきあ

クロアチアのコルチュラ島でセレクト雑貨店をやってます。

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クロアチアのコルチュラ島でセレクト雑貨店をやってます。

最近の記事

残暑お見舞い申し上げます

こんにちは。お元気ですか、お変わりありませんか。わたしは元気にやっています。嘘です、いつも寝不足でギリギリのところをなんとか生きています。 今日は少し気持ちの余裕があるので夏を振り返ってみようと思います。 クロアチア・スラヴォニア地方のカラドジッチェヴォという土地に去年十月に引越して、山形ともコルチュラ島とも違う、初めての特殊な夏を過ごしています。 七月に娘が生まれて夏のほとんどを一室で過ごしていて、体感として外のことはあまりわからないのですが、四十二℃の予報の日もあっ

    • クロアチアと日本の交流活動をゆるく

      今、クロアチアで暮らしていて、クロアチアの子ども達に日本のこと、山形の母校の子ども達にクロアチアのことを紹介する活動のようなものを細々と続けている。 具体的にはクロアチアの小学生と一緒に折り紙を折ったり、母校の小学生とビデオ電話で繋いでクロアチア人の友達と一緒にクロアチアの話をしたり、今は母校の小学生から届いたビデオレターをクロアチアの小学生に届ける準備をしている。 過去からの想いが線になって繋がってる感覚にふとなったのでちょっと文字にしてみようと思う。 ーーー 大学

      • ひよこがやってきた

        クロアチア東部のスラヴォニア地方に引越して2ヶ月半が過ぎた。今まで暮らしていたコルチュラ島から北に450km、同じ国でこそあるものの、食文化も気候も人々もまるで違う外国に来た気分だった。 土地は細長く分けられていて、例えば私達が住む集落周辺では3000m2(20m×150m)単位で所有されている。土地の端っこにおまけみたいな民家があって、人々は鶏や羊や豚や山羊それから番犬として大きな犬を飼って、野菜や果物を育てて暮らしている。 庭で鶏を飼ってるお家がご近所さんに何軒もあっ

        • 観光だけでなく地域を向いた店

          クロアチア東部に位置するスラヴォニア地方の小さな街(人口3万6千人)に3日間滞在して思ったのは、街が地域住民を向いてるなあってこと。普通のことかもしれないけど、特殊な観光地コルチュラ島で暮らしてぼんやり感じたモヤッとが対比されて浮き彫りになってきた。なんとかお金を得るために観光客を向くのは仕方ないことだけど、地域住民は置いてけぼりというかないがしろというか。 ただでさえ小さな限られた島の土地が、レストランやホテルなど自分達地域住民の関わりの外のものに変わっていく(ほとんどの

        残暑お見舞い申し上げます

          シーズン2020

          7月半ばに店を開けて、9月25日に閉めた。短いシーズンだった。 この状況下で、状況下だからこそ嬉しかったこと、翌シーズンに繋がる希望があって、ちゃんと文字にしようと思った。 ●友達が店にいらっしゃって商品をお買い上げしてくれたこと ザグレブに住む日本人の友達が、島に遊びにきてくれて、店にいらっしゃって、お買い物をしてくれた。おひとり、おひとり、1グループ。この夏だけで。ザグレブからコルチュラ島まで公共交通機関を使って移動するとバスで5時間、さらに船で2時間半かかる。朝出発し

          シーズン2020

          オンラインストア準備中

          昨シーズンを振り返って観光業ゆえの働き方や脆さ、コロナの影響も考えるところがあって、観光業に依存しない収入源を確保することを夫と話し合った結果、今オンラインストアのサイトをつくっている。 自分以外の人が同じ方向を向いて作業したり話を深めたりできるのはありがたくて、問題に打たれ弱いわたしでも遠くまでいける。いつも思い出す「はやく行きたいなら一人で行け。遠くに行きたいなら二人で行け。」 わたしは店のコンセプトを伝えるアイコンをつくったり、商品の写真を撮ったり、写真のト

          オンラインストア準備中

          醤油仕込み

          醤油を仕込んだ。醤油をつくるための醤油麹を調べたいのに、昨今の麹ブームのせいで調味料の醤油麹が検索に引っかかって必要な材料「醤油」って、鶏とたまごのいたちごっこ。 大豆を煮て、小麦を炒って、種麹をまぜて、品温30℃を45時間保って醤油麹をつくって、そこに塩水を混ぜて2年寝かせたら醤油になるらしい。文字にしてみるとこれだけなんだけど、これは職人が成せる技で、味噌づくりの次のステップアップには大きすぎた感。 こたつも麹室もないのでクーラーボックスとオーブンに熱湯ペットボト

          醤油仕込み

          わたしのお人形さん

          調味料を優先するあまり服をろくに持たずにクロアチアへやってきて寒がるわたしに、おばあちゃんが編んでくれたのがピンクのカーディガンで、それからそんな寒い春も忘れるくらいの暑い夏がやってきて、おばあちゃんは次々と夏服を編んでくれた。一本の糸から服ができることは頭ではわかっていても、いざ目の前で少しずつ布面積が広がって模様までできていく様をみていると、その、途方もなさにすさまじい忍耐力みたいな強さを感じる。 できあがった服を着せてもらっているときに、おばあちゃんがクロアチア語で何

          わたしのお人形さん

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          ブダペスト1ヶ月滞在絵日記

          ブダペスト1ヶ月滞在絵日記

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          ブダペストハイライト

          1ヶ月のブダペストの記憶 - 安いビール(クロアチアで100円のビールが80円くらい)、bioのココナッツミルク、塩 線画に色を置くのが苦手だったけどこの1ヶ月で少し好きになったかも。

          ブダペストハイライト

          ブダペストから電車で40分のセンテンドレ

          ブダペストから緑の可愛い電車に乗って40分、カラフルな建物が並ぶ小さな街センテンドレに着く。日帰りおでかけにちょうどいい距離と規模で、街歩きが楽しい。

          ブダペストから電車で40分のセンテンドレ

          クロアチア3年目

          クロアチアに来てから本を読まなくなった。音楽も聴かなくなった。お風呂に浸かることもなく、ラーメンを食べず、歌を歌うこともない。 これは一種の護身で、意識して無理をかけたわけじゃなくてスッポリと抜け落ちた感覚。 今までの習慣を持ち込まずに現地に目を向ければそれなりに過ごせるようになっていて、例えばわたしは麺が好きなのでここでラーメンをつくろうとしても納得のいくスープに到達するのは大変だけど、それなりに美味しいパスタなら簡単に作られる。本はないけど紙はあるから絵が描ける。 そ

          クロアチア3年目

          アメリカに旅立った絵達

          コルチュラ島の旧市街を描いた絵を見た夫がこれは絶対に売った方がいいと言って、彼のおばあちゃんやお母さんもたくさん褒めてくれて、経費はどのくらいかとかサイズはどうしようとか話が着々と進んでいった。こうなったら腹くくってちゃんと描いてみようと思ったのが9月のはじめ。 朝起きたら顔も洗わずパジャマのまま机に向かって、お腹が空いて集中力が切れるまで描いて描いて描いた。少し絵ができてくると遅れて起きた夫は褒めてくれて、スムージーをつくりつつ気分転換してもう一仕事。勢いがあるうちにが

          アメリカに旅立った絵達

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          ブダペスト

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          パロス島

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          23歳の夏休み

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