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「税理士(社労士)事務所なら、専門性身につくんじゃない?」が私にとって無理な理由。

去年の7月まで無職だったので、就職活動をしていた。経験業務が経理・総務(色々やっていた割に専門性はあまり無い)だったので、一般企業の経理総務の他に、税理士事務所や社労士事務所の求人を紹介される事があった。専門性が高く、色々な経験が得られるのでは?と転職エージェントに勧められた。…私は気が進まないので、スルーしていた。就職活動が終わるギリギリに1社だけ応募したが、内定が出たため辞退した。


どうして気乗りしなかったのか?企業の経理総務と何が違うのか?理由を以下に書いていく。自分の備忘録的な意味でも。

・沢山の顧客と関わるのが苦手。こう言う事務所は、沢山の企業に訪問して、決算処理や社会保険手続き・税務申告・立入調査対応等のアドバイスを行う(多分)。以前に経理総務をやっていた時、一日に3社位の銀行担当者が来社した事があった。上司と一緒に座って話をしただけでどっと疲れた(資金繰りに関するので余計に)。ただそれだけでもだ。例え何度か話をして仲良くなっても、沢山の人と関わるだけで疲れる。社内の飲み会だけでもぐったりなのに、社外のお客様だなんて神経がすり減る。沢山のお客様の対応に加えて、お金等利害関係があるから尚更だ。

・顧客対応にいい思い出が無い。1社目はコールセンターみたいな仕事もしていた(電話をかける方・受ける方の両方)かかってくる電話には、クレームもあるし「この人、何言ってんだろ?」みたいな理不尽な言い方をされるわ、機嫌が悪いのか当たり散らされた事もあり、すっかり電話対応が嫌いになった。電話対応少なかったらいいのか?→否、電話だろうと対面だろうと多少の無理や無茶を言って来る人(顧客)はいるだろうし、気疲れが半端ない事は想像出来る。クレームやぶつけられる理不尽をスルー出来ない性格なのもある。2社目もお客様を展示会会場でご案内したが、疲れた。

・車の運転が苦手。事務所勤務だと、客先に行くために車を運転する確率は高いだろう。私はただでさえ運転が苦手なので、運転だけの行為で疲れる。現在の会社でも、ハローワークに行くときだけは運転している。それでも頻度は少ないし、郵送での対応もしているので気が楽だ。

・広く浅くより、深く狭く。不特定多数の人・お客様に対応していくよりも、ある程度決まっている範囲内の人と関わる方が向いている。最初は社内の人の対応も大変かと思うけど、徐々に関わりを増やして行けば、関わり方における対策が立てられると思う。沢山の人に対して、臨機応変に上手くやって行きたいと言う気持ちが無い。


まとめると、顧客対応の様なサービス業的な仕事は苦痛、不特定多数の人の対応が苦手。&車の運転も苦手。専門性は高いかも知れないけど、将来的に段々辛くなるだろう事が目に見えている。経験出来るであろう業務や、専門性が身につくなどよりも、私が大事にしたいのは、ストレスを出来るだけ少なくして働いて行けるかどうかだ。とりあえず、今の会社で出来る事からやって行こうと思う。


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