【イベントレポート】のぞきあなARTをめぐって、言葉を編む
こんにちは。詩のソムリエです。
芸術の秋となりました。涼しくなってくると、お散歩するだけでも感性が刺激されますね。先日の詩のワークショップでもお散歩を取り入れたところ、「もぎたての言葉」が溢れ、とっても楽しく、豊かな時間でした◎その様子をレポートします。
まちじゅうに、アートな「のぞきあな」が?!
10月1日から、福岡県福津市では、「のぞきあなART津屋崎」というアートプロジェクトが行われています。
津屋崎という古い港町のあちこちに設置されたのぞきあなをのぞくと…非日常と日常がまざりあい、ふしぎな感覚に。
詩のワークショップ「ポエジオじかん」を毎月行っている旧糀屋・喫茶ケとハレは、のぞきあなARTの場でもあります。そこで、10月3日のポエジオじかんは、「のぞきあな」がテーマになりました。
▼ポエジオじかんとは?
「のぞく」ってなんだろう
はじめまして〜の参加者さん同士も、意外なつながりがあってあっという間にうちとけた雰囲気に。
まずは「のぞく」という行為のイメージを参加者みんなで出し合っていくと、「背徳感がある」「こわいけどドキドキする」「なにか物語がはじまる感じ」などの言葉が出てきました。
さらに、谷川俊太郎氏の「見る」という詩を鑑賞。
この詩を読んで、見るという行為についてわいわいお話し、詩の読みが深まりました。
詩のフレーズをたずさえて、感性の旅へ
詩を読んだあとは、クリエーションの時間。
今回は、詩の最初のフレーズを3つ選んでもらい、アートをめぐって感じたことを織り交ぜながら、詩の続きを書いてみることに。
詩の書き出しのフレーズをバインダーにはさんだら、まちじゅうに張り巡らされたのぞき穴を見に出発!
こんな詩ができました
「かみさまだったら/みえるのかしら」は、まど・みちおさんの詩「おんがく」の一節から。続きを書いています。「こんぺいとうの波」「貝の舟」「ほそいほそい糸」は、巡ったアート作品から。
一緒にアートをめぐったからこそ、ほかの参加者さんは「あ、あの作品がこんな言葉になるんだ!」という驚きと楽しさがあります。
感想として、参加者さんから「もぎたての言葉」という声が。まちあるきをして、アートを見て、たったいま捕まえた言葉を、詩に編み込んでいく。そんな新鮮な驚きに満ちた、魔法のような時間でした。
参加してくださったみなさま、豊かな時間をともに作っていただきありがとうございました!
のぞきあなARTプロジェクトのみなさまもありがとうございます。
告知!次回の「ポエジオじかん」
次回、詩をあじわうポエジオじかんは、10/7(金)19時〜21時、ユウアヒアライブラリーにて。テーマは「○○はえらい」。申込不要ですが、お知らせいただけるとうれしいです。ぜひ、感性を持ち寄り、楽しい時間をご一緒しましょう。
ー今後のスケジュールー
11/7 (月)14〜16時 @喫茶ケとハレ
11/4(金)19時〜21時 @ユウアヒアライブラリー
11/26(土)14〜16時 @喫茶ケとハレ「のぞきあなARTをのぞいてみれば」
12/5 (月)14〜16時 @喫茶ケとハレ
そのお気持ちだけでもほんとうに飛び上がりたいほどうれしいです!サポートいただけましたら、食材費や詩を旅するプロジェクトに使わせていただきたいと思います。どんな詩を読みたいかお知らせいただければ詩をセレクトします☺️