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記憶の宝石箱 2019Ver.

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一ページに、好きと大好きと宝物と宝石を詰め込んだような、そんな心に響いた記事たちを、まとめたいと思いました。偏るかもしれません。偏見かもしれません。独断も主観もありますが、それで…
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記事一覧

返答詩集「幸福な日々」

目次 special thanks  真木あかりさん、立花実咲さん、天堂まひるさん、古性のちさん  森田玲花さん、Mika Sudoさん、koalaさん、スイスイさん、  あだちあきこさん、伊佐 知美さん、中馬さりのさん、  kokageさん、トナカイさん、戸田真琴さん、どこかの猫さん、  moonさん、Remiさん、夜野なみだ(詩と日常)さん、  佐々木ののかさん、小林すいさん、 1頁「ハピネス」 詩:https://note.com/poet_ohno/n/nd2a5

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24頁「絶対に3人目は産まない」

Ⅰ 『痛みは忘れる』忘れられるわけがない繰り返しのそれは どうして「また妊娠した=痛みを忘れたから」となるのだろう 「もう二度と産まない」叫ぶくらい暴れるくらいの痛み 怖いけど頑張ろうと思えるだけの二人目を望む願いが私を少しだけ強くした 決して「痛みを忘れたから」じゃない 幸せはあっけなく崩れてしまう痛みなのか悲しみなのか涙が止まらない 頑張れた頑張れない他人の誰が私のそれを決められるだろう 高熱より痛みよりその否定が一番痛かったのが悲しかった 心は思っているほど

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23頁「できれば幸せになりたいな」

Ⅰ 「人をうまく愛せなくて」なんて情けない理由で 理由をつけて嫌いになって逃げるか攻撃して嫌われて終わりにするかの2択 “切られる”ことがたまらなく怖くて気分屋で飽き性な自分のことは棚上げ 忘れられるくらいなら嫌われたほうがいい 私のことを忘れてほしくない(執着してほしい) 関心を持たれないよりは手をあげられたほうがいい 正直言って狂っている(その自覚はある) 「重たい女は嫌われる」 きっとみんなが想定している重さと私の重さに違いがある (全力で乗ったら、だいた

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22頁「情けない」

Ⅰ 父親との食事は楽しみの感情と悲しみの感情の半分ずつの戦争行事、日曜日 嫌いでなくても両親に会うのはとても辛い今の両親は別の生き物 子どもの頃の私は怒られてばかりで我慢ばかりをしていた 怒られて当然だったのだ(私はそう思っている) 東京に来た私に会う両親は優しくて不気味で私の知っている両親じゃない 何で子供の時に話を聞いてくれなかったの遊んでくれなかったの疑問ばかり 両親が一緒に過ごした18年間毎日話す暇もないくらい忙しいのは私の所為 どうして今は連絡くらいよこせと

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21頁「傷ついた分だけ優しくなれる論に思うこと」

Ⅰ 傷ついた分だけ 優しくなれるなんて 嘘 それは花びらが落ちていくような自然さで 私は優しいと思っていた でも そんなことはなかったみたい 私の意図と全く関係ない場所で 人を傷つけてしまうなんて どうして分からなかったのだろう (分かるわけがないだってそこまで考えていないんだもの) 正しさで人は救われるわけではないし 常識で簡単に心は押し潰せる 当たり前なんて どこからどこまで? あなたのことが分からない「分かった」と思った時がもう悲しみの始まり 言葉を尽くして

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20頁「子どものいない家族の様々な事情」

Ⅰ 結婚したら自然に子どもを授かると思っていた 産まれてきた子どもは健康で 育児は大変だけれどすくすくと成長して家族になっていく そういうものだと思っていた これは当たり前じゃなくて奇跡だったなんて どうして誰も思わなかったのだろう(当時の私も含めて) だからそうでない未来が納得ができなかった きっとみんなみんなそうで だから誰もそういうことに気づかなくて 平気で奇跡を押し付けたりできてしまう そういうことかと思った 色々なことがあった たくさん葛藤もした それでもこれ

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19頁「優しさは愚かじゃないって誰か言ってよ」

Ⅰ 誰かに何かできるこの手があることが嬉しかった その手が傷つけられることをきっと大人たちは憂いたのだろう 色んな人に手を差し伸べたら それが私の首を絞めていた(気づいたら) 息苦しさは私を臆病にさせる(そんなはずじゃなかった) いいように使われて手が傷だらけになっていくような気がして 私は何をやっているのだろうと思った(それを人は愚かだと言った) そんな人のために私は優しくしたわけじゃない あの時の「ありがとう」と笑顔が眩しくて本当に本当に祈りのように 私は嬉しかった

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18頁「それは暗闇を照らす灯台のような」

Ⅰ 一筋の眩しさを探して 遭難していた これは旅 一筋の眩しさを見つけて 行くべき未来が見えた これは船 誰かの言葉に 今日を生きる勇気をもらった 誰かの言葉に 明日を生きる光をもらった ここからどこに行けばいいだろう どこに行けばもっと明るい場所に出られるだろう 船は迷子みたいで でも頼りなくも確かな眩しさを胸の中に そうして今日も星を見つけて進んでいく 誰かの言葉に 一人じゃないんだって思えた 誰かの言葉が まるで灯台のようだった 何も言わなくても 何もしなく

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17頁「「寂しさ」に、向き合うということ。」

Ⅰ ひとりがまるで海みたい 桜が泣いて 笑い声が眩しくて(少しうるさくて) 独りぼっちな気がした(一年前の今日もそんな感じだった) 夜の中で寝静まった空の向こうで独りで輝く月のような そんな寂しさは私を心細くさせる (人との繋がりがかえって孤独感を強めるなんて) 川沿いに咲く桜は 風が吹く度にはらはらと水面にピンク色のグラデーションを描く 瞬間的に強く吹いた風は瞬くように 花びらごしの世界は舞い散る光と桜の中に包まれていた 今どき言葉なんて桜の花びらよりも軽く その関係

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16頁『「THURSDAY'S YOUTH」という私にとって奇跡のようなバンドについて少し語らせていただいてもよろしいか【彼らの決して押し付けがましくない共感の雨に私たちはみんな救われてる】』

Ⅰ いつか自分は死ぬと思っていた 遠い将来とかではなく 何年後とかに 根拠がなかったけれど 理由がなかったからずっと苦しみ続けた 嘘みたいな笑顔を張り付けて 「苦しくないです」という顔をして外に出て メッセージはネガティブを嫌って全てポジティブで 窒息しそうな心のままで何かと戦うように進み続けた 戦えない時は体を部屋に投げ出して 何もやる気が出なくて死ぬのをただ待ち望むような深夜みたいな空気で これはいったい何なんだろう 私の人生は生きる意味はどこに向かうのか分からなく

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15頁「SNSで死なないで」

Ⅰ みんな「誰か」になりたいだけで 自分の身の回り以外の世界を覗こうとする フォロワーが山ほどいたり その力でお金を稼いでいたり 会社という枠組みにとらわれずに自由に仕事をしているように見えて 有名人同士で交流をしたりしている 質問箱をおけばたくさんの質問が来て それに雑誌のインタビューばりに答えている姿はまるで芸能人 転がっている夢は触れられないから重さが図れなくて 持て余した手で心が空いてどこかへ行こうとしてしまう 世界のどこかで夢が誰かを追い詰めているのかも しれな

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14頁「展示をする、その理由」

夜が深まるにつれて ぼくはひとりになっていく 生まれた時と 眠る時の静けさが重なっていく 命と一つになる時間の静けさは ひとりでないと分からない だから 孤独と夜は似ている 孤独と静寂は似ている 自分の心 海の底で 海を漂う 誰かの声 世界のいたる場所で 孤独を歌う 冷え切った心にそっと触れた気がした 誰かの日常が ぼくの明日を支えてくれる そんな瞬間は確かにあった 生きることは地獄だと思う それはもうずっとぼくの中にあった ただそこにいることが許されないような

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13頁「まえをあるいてね、うしろにいるからね」

持て余した手を繋いで どこに行くのも一緒  言葉がなくても大丈夫 体温ですべて伝わるよ 前を歩くからついてきてね と思ったらいつだって私の前を歩くのは君たちだった いつも先を行くから私の方が聞いてばかり 仕方ないかな? 仕方ないね。 「これがいいと思ってるけど、どれがいい?」 「え?こっちじゃないの?」 「あっちかなー」 「あ、やっぱりこっちでいいかな?」 「どっちに行くのー?」 「右だよー!」 「あ、やっぱり左かも!」 道はたくさんあるね 君たちの一番好きな道を

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12頁「可愛いだけじゃ生きていけない。賢くないと苦労するよ」

可愛いだけじゃ生きていけない賢さはお守りで人生の指針 ラブストーリーはテレビの向こう側 「好き」なだけではどうしようもないそれが現実 生き方を模索して有限なものはフル活用 それでも先が見えないそれが生活 けれども賢くなければ生きていけない すべては準備で決まる 美しさよりも合理性 生き残り戦略の必須事項 時が経つにつれて増えていく白髪とシワ けれども変わらない生き方はキャリアとなって返ってくる 「あの時は本当にどうしようかと思った  でも子どもは大切でしょう  がんばり

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