大野 弘紀

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  • それは手紙。そしてうた。その、詩。(返答詩集)

    これは 誰かに届けようと思った 手紙のような どこか 遠い人にいる 会ったこともない でも どこかにいるかもしれない そんな 人へ

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5 33 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(被害者意識=無力感)

詩集 百花繚乱 「彼岸花」 揺れた香りは日溜まりのよう 触れた花片は夢のよう 輝く太陽と闇夜に咲いた 眩い月の物語 触れた指先から心の奥に染みこんだもの 限りある一瞬の中で永遠を願う瞬間 揺れた花片は風に舞い上がり 空へと羽ばたいて 辿り着いたのは河の向こう 手を伸ばすように名前を呼ぶ 足下には囁く赤い花 こっちに来てはいけない 囁く花が揺れる風に懐かしい香り 抱きしめた花が受け止めたのは心から溢れた滴 悲しい思い出 一人だけへの思い 涙が冷たい雨に包まれて 花

    • 5 32 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(人間関係の発見)

      詩集 百花繚乱 「桔梗(ききょう)」 大地に蒔かれた種 空との約束 風船となって空へと昇る蕾 風前の灯火のように淡く 陽炎のように儚い 今にも消えてしまいそうな 偽りや余計な飾りは要らなくて 脱ぎ捨てる いつか帰る場所は地上 咲く花は星となる 空に応えるように 真っ直ぐに空へと伸べる手 果たされる誓い 約束は音を立てて崩れるというのに 叶う時は音も立てずに人知れず実る 思想詩集 夢を探して 「世界を美しくする旋律について」 それは花 香りを運び 癒しを歌い 雨に

      • 5 31 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(自分が一番扱い難しい)

        詩集 百花繚乱 「槐(えんじゅ)」 そよ風揺れる木の葉と陽光の戯れ 花は羽根を休める蝶の群れ 蝶はやがて飛び立ち 慕情を語らないまま消えてしまう 跡には光を浴びる真珠が垂れ 涙のように零れ落ちている 安らかな風がそよぐ 去り際さえも潔く 余計な言葉は要らない 美しさだけが残る 思想詩集 夢を探して 四章 「愛を探して」 愛ってどこにあるの? きっと彼方の星に 愛ってどこにあるの? 流れ星に誰かの幸せを願う一瞬に 愛ってどこにあるの? 足元に咲く花の薫りに 愛

        • 5 30 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(ナイトウィッシュ新譜)

          詩集 百花繚乱 「朝顔」 光の抱擁によって目を覚ます 光との契り 世界は溢れる愛情に包まれている 光の口づけでしか目を覚まさない 光が終われば逢瀬も終わってしまう 静けさだけが平地のように広がる宵の頃 目覚める夢を見ているのだろうか 朝陽が訪れていた時の方が夢だったのかもしれない 思想詩集 夢を探して 四章 「光」 手に触れたものを確かめて より強く 握りしめている 手の中でお守りみたいに温めている 信じられるものを心に秘めて 心は守られるためにある 他でも

        5 33 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(被害者意識=無力感)

        • 5 32 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(人間関係の発見)

        • 5 31 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(自分が一番扱い難しい)

        • 5 30 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(ナイトウィッシュ新譜)

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        記事

          5 29 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(自分へのご褒美)

          詩集 百花繚乱 「睡蓮」 湖の旅人にして吟遊詩人 河の花嫁にして死への使い 海の薔薇にして白鳥の花 天国への階段に佇む裁きの芳り 太陽の口づけにより目覚め 湖に抱擁されて眠る なぜ水の上で眠るのか 地に足をつけずに世界を漂流することを選んだのか 水が裏切らないとどうして信じられるのか 何も持たずに生きることが恐くはないのか きっと信じているのだろう この世界が裏切らないことを 水という形無き世界に身を委ねたのだろう 清らかな空のような 純白の絹のような 在り方は世界へ

          5 29 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(自分へのご褒美)

          5 28 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(理解するという事)

          詩集 百花繚乱 「秋桜」 秋の桜と詠われ 宇宙に例えられ 秋風が吹けば 秋桜が揺れる 儚げながら折れはしない 風も恋をしているのかもしれない 身に秩序を宿し整然と並び咲く この地への愛情なのかもしれない 乙女が秘める真心なのかもしれない 思想詩集 夢を探して 「宝物」 君は僕の宝物 たった一人の友達 出会って最初はこう思ったんだ 悪いけど僕は君を助けられないよ でもなぜか放っておけなかったんだ 誰かを待ち続ける君を 君は僕の宝物 僕を待ってくれるたった一人

          5 28 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(理解するという事)

          5 27 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(人間関係)

          詩集 百花繚乱 「時計草」 流れている時は何を刻むのだろう 廻ることがないかのように 留まっているように見える 時が止まっているなら 何を指し示しているのだろう 変わらないということ 普遍にして至高の光 不変であり誰にも侵せない聖なる星 時計の針は変わらない愛を表しているのかもしれない 思想詩集 夢を探して 「夢を見たくて」 遠ざかる背中を見送る 信じ続けて 心の中に 守ってあげて 守れなくても 夢とか希望とか 綺麗事の全部を 大事に持っておいて 誰かに出

          5 27 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(人間関係)

          5 26 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(悩みを受け取るということ)

          詩集 百花繚乱 「ブーゲンビレア」 サンゴが揺れる海の波 陽が煌めく雲の地平 そよ風が木の葉を詠う 光に葉が触れて 飛沫(しぶき)が踊り 滴が散り 咲き乱れる紅の彩り 燃え上がる緋のように 温かな灯火のように 訪れる渡り鳥の旅路に想いを馳せ 彼方より吹く風の行き先を空に問う 花片を土産に連れ去り空へと舞い上がる 再び訪れるために 別れを告げる 思想詩集 夢を探して 「その手を放したら」 苦しみから這い上がろうとしている この手を掴む人を求めてしまう 差し伸べ

          5 26 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(悩みを受け取るということ)

          5 25 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(幸せの正体)

          詩集 百花繚乱 「ハイビスカス」 新しい朝を告げる風 世界が彩り塗り変わる光 真実は強固な岩山のようで 実は一瞬で変容する空のよう 一日だけ燃え上がる儚い恋のよう 日々星が一つずつ燃え尽きるような儚さで 朝になればもう一度太陽と共に共に息を吹き返す 冬でさえも煌々と輝く灯火のよう 陽はいつしか沈み 花はやがて枯れてしまう 永遠の星はこの空にはない 永久の花もまたこの地にはない 朝陽が訪れれば花が咲くことは変わらない 何度でも火が灯されることもまた永遠に続く 思想詩

          5 25 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(幸せの正体)

          5 24 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(カタルシスあるんじゃないか説)

          詩集 百花繚乱 「鷺草」 空に浮かぶ雲のような 羽を広げた鳥にも似た 翼のように緑を舞う 野に咲いた花 鳥が羽を広げて空に羽ばたくように 花もまた羽根を広げて大地にそよぐ 雲が天空の造形だとしたら 花は大地の創造かもしれなくて 人智を越えているから 人の手によって作り直すことはできない 世界の壮大な硝子細工のような 一度失われれば取り戻せない 触れれば壊れそうなほどに脆く 消えてしまいそうなほどに儚く 世界が費やした年月はどれほどだろう 命とはかくも繊細なもの

          5 24 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(カタルシスあるんじゃないか説)

          5 23 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(アンパンマン)

          「日々草」 特別なことは何もない 慣れ親しんだ日常のような 普通に相応しい姿をしている 日々次々と咲いていく姿は 何かが舞い降り 温かなものを残していくかのように 今が過去となった時に 次々と蘇るものが 楽しい思い出であればいい 思想詩集 夢を探して 「月夜の晩に」 桜が散るように 一つの夢を失った 月が泣きそうなくらいに 消えそうで 今にも消えそうな月明かりに導かれるようにして 出会ったのかもしれない どこへ行ったらいいか分からなくて 必死な毎日だった こ

          5 23 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(アンパンマン)

          5 22 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(髭男発掘)

          詩集 百花繚乱 「ラベンダー」 紫に彩られた大地模様 風が吹けば爽やかな野原のような緑の薫り 期待を胸に歩み寄る しかし手を伸べてはいけない 美しい花には棘があり 毒蛇のように潜んでいるかも分からないのだから 至福に優しく包まれる奥に疑惑が 影のように佇んでいるのかもしれないのだから 思想詩集 夢を探して ―出会い 繋いだ手― 出会いには二つある 今を変えるために気づくもの 過去を救うために求めるもの 未来は目の前に 道のように続いている ♯2 心の中の旅へ

          5 22 詩集 思想詩集 リバイバル おまけトーク(髭男発掘)

          5 21 詩集 思想詩集 初期リバイバル  おまけトーク(仕事について考える)

          詩集 百花繚乱 「野薔薇」 緑一面の海のような野原に咲き乱れる白い花 金色の可憐な冠を被ったお姫様 一重の白い薔薇 自由に両腕を広げるように枝を絡ませて 一糸纏わぬ姿のような ありのままの姿が美しい 一篇の詩のように 剥き出しの命が咲いた君は歌のよう 何も飾らない ありったけの 素朴な愛の歌 思想詩集 夢を探して 「幸せ」 幸せになりたくて 彷徨い歩いていた 欲しかったものと手に入ったものを見比べて どれも違うものばかりだった どうせ叶わないなら 願うことす

          5 21 詩集 思想詩集 初期リバイバル  おまけトーク(仕事について考える)

          5 20 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(詩においついてきたかもしれない)

          詩集 百花繚乱 「蓮」 産み落とされて闇に堕ち 泥に埋もれても無垢なように白く 水の中で藻掻くように 遠くの光に手を伸ばす 苦難をはね除け 羽根を広げるように 花が咲く風景は 天国のよう 水面に咲き並び 雄弁に語る この世こそが彼岸であるのだと 思想詩集 夢を探して 「未来」 進むことが怖いのは 未来はいつも知らない場所だから どうなるか分からない 失敗を恐れていた 先が分からないのは 何をしても同じこと 絶対なんてここにはなくて だから求めていた 未来

          5 20 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(詩においついてきたかもしれない)

          5 19 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(うれしいをよりあつめて幸せを作る)

          詩集 百花繚乱 「百合」 悲哀と切なさ 刹那の逢瀬 永遠の夢 悲しみの涙に触れれば黄色に褪せて 喜びの微笑みに満たされれば赤く彩り 恥じらいに薄い桃色に頬を染めるように 甘美な香りに誘われた幻世界 無垢な心臓から活けたかのような 鮮やかな飾らない命 剥き出しの命は「私はここにいる」と囁く 悲しみにさえも 雨は温かく降り注いで 死にさえも清らかに誇り 薫るのは安らかな祈り 思想詩集 夢を探して 「今という道を生きる」 今に過去は関係ないとしても 未来は誰にも分から

          5 19 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(うれしいをよりあつめて幸せを作る)

          5 18 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(分断を生まない考え方)

          詩集 百花繚乱 「紫陽花」 雨に詠う幾重の紫模様 八重桜のように散りばめる薄紅 雨に打たれながら 水を滴らせ微笑む 雨の唄は陽が煌めくと終わってしまう 君は目を閉じてしまう 天気のように移ろう心模様 雨を待ちわび 日陰にそっと身を潜めて 雨は嫌いだけど 君に会えるなら悪くない 思想詩集 夢を探して 「不安と信頼の狭間で」 Ⅵ 求めるものがあるなら求め続けたらいい 生きたい場所が道になるから 指針は心の中にある 願いが行きたい場所を導くから 返答詩集 生き

          5 18 詩集 思想詩集 返答詩集 おまけトーク(分断を生まない考え方)