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書籍の記録

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出会った書籍にレビューを。 お気に入りの言葉に感情を。 人生に寄り添う言葉たちは生活の画家。 ここから少しずつ、読み終わった順に、言葉にしていきます。 別名、言葉の自己研鑽。
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2018年8月の記事一覧

「おおかみこどもの雨と雪」

 Ⅰ 大切なものを思い出したくなって、もう一度、見た。 見終わって、泣いた。 その女性は…

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近藤大真「SMILE ~美しすぎる人類図鑑~」

「旅をしたらいいよ」 そう言われて じゃらんを手渡された 旅かぁ じゃあ行こうか と思うに…

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近藤大真「じゃ、また世界のどこかで。」

―楽しいことばかりじゃない― ―それでもえらぶかい?― ――そう言われているような気がした…

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坂崎千春「片想いさん」

人は 色んなものに片思いをする 本で見かけた一つのフレーズ 通り過ぎて行った登場人物 一度…

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ジェリー・ロペス「サーフリアライゼーション―サーフィンの神様、ジェリー・ロペスが…

私はサーフィンはやらないけれど これは果たして 海の上のことを言っているのか 人生の波のこ…

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Coyote No.61 アフリカの南

ソールライターに触れて coyoteでも彼に触れていると知った時 一体どのように、ここでは彼を切…

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谷郁雄「バナナタニ園」

これは、バナナ氏の詩集だと思った 書いている人は、そうではないのだけれど、 まるで手品で入れ替わったかのように、そう思った たくさんの言葉は要らなくて それよりも見過ごされてしまった言葉を広い集めたような 語り尽くされたのではない でも全く斬新なわけでもない どこにでもありふれていて でも見落としてしまいそうな とても大切なことなのだけれど ふとした時には忘れていたような この世界に触れた なんとなくとっておきたい断片を 言葉が橋のように繋いでいく 地面は地続きで

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パウロ・コエーリョ 「アルケミスト Anniversary Edition」

この本は、間違いがないと思った。 人生という流れ 意思と選択という方向性と分岐点 そして出…

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文月悠光「洗礼ダイアリー」

名前はずっと知っていた 最年少で賞を受賞した詩人という新聞記事はあまりに衝撃的だった 当…

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文月悠光「わたしたちの猫」

恋と言って 「恋」と言った途端 過ぎていく 余韻 鯉を見た時 「鯉」と口に出したら もう…

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文月悠光「臆病な詩人、街へ出る。」

この世界が怖い、 明日が怖い 過去が怖い 未来が怖い 人が怖い 怖いものなんて いくらでもあ…

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ヘルマン・ヘッセ「雲」

なぜこうも空を見て歌を見出せるのか 一面の草原 仄かな町の明かり 遠くに広がる森 果てし…

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三角みづ紀「よいひかり」

誰かがいる という日常が 何て輝いていることだろう 当たり前が 日常が こんなにも危うい…

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宮沢賢治「銀河鉄道の夜」

宇宙の星を見ただけで そこには草原があって 川があって 町があって その一つ一つが駅で 場所で 思い出で 鳥がいて 光があって 歌があって 音楽がある それはそれは 美しい世界で こんな素敵な世界を 言葉にしてくれて ありがとうって 思った 出会いがあって 別れがあって 次から次へと風景が変わって行って まるで星の王子さまみたいだなって 思った 冒険って 楽しいことだけではなくて 知ったらもう 知る前には戻れない いつだって 戻れないものを引き換えにして 進んでいる

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