文月悠光「臆病な詩人、街へ出る。」

この世界が怖い、
明日が怖い
過去が怖い
未来が怖い
人が怖い

怖いものなんて
いくらでもある

その中で
頑張らなくてはいけないのは自分で

自分のためにしか
頑張れなくて

努力の仕方を教えてもらえない人は
一体どうやって 自分の足跡を残していけばいいのか

傷ついた分だけ 過去という頂は高くそびえる
未来は地平であるはずなのに
その峰が 立ちはだかる

未来へ行くということは
生きるということと同じ

未来が怖いということは
生きることが 怖いということ

臆病なことが だめなのではなくて
自信がないことが だめなのではなくて
狡いことが だめなのではなくて

そういう自分をしめだして
遠くに閉じ込めてしまうことで
自分で自分を 苦しめてしまうことが
結果的に 未来の自分を だめにしていく

言葉は灯だと思う
過去を受け入れつつ 今を受け入れ
未来へと歩んでいくための 導なのだと

弱くても 傷ついても
前に進むことを選んだ人は

大丈夫
あなたは強い人 だと思う

自分を変えたい
そう思ったなら きっと変えられる

過去に蓋をして 遠くの場所に置いてきてしまった自分と
また出会ったら 未来は もっと あなたの味方になる

挑戦は続く

その生き方は とても尊い

文月氏の生き方に 賛辞を贈りたい

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