夢の中でしか行けない場所

いままで一人でいろんな国を旅してまわった。
断崖絶壁、巨岩、大地から湧き出るエネルギー、
海や木が癒してくれる自然のパワー、
そんな感じが旅のテーマになることが多い。
テーマを決めてフォーカスすると、
それにふさわしい場所が浮かんでくる。
日本のガイドブックでは紹介されていない場所であれば、
現地に問い合わせて、とにかく情報を集めて、出発する、
それがマイスタイル。

一か所、行ってみたいけどどこだかわからないところがある。
夢で何度か見た場所。
フランスかな、スペインとの国境あたりかも。
標高が少し高いところで、草原が広がる中に、
教会がぽつんと建っている。
そこは村人が集う憩いの場。信仰の場。
青い目をした背が高いきれいな顔の牧師さんがいる。
断片的なヒントはこれだけ。
平和で美しくて、愛が満ちている場所という感覚が
夢から覚めた後も残っている。
夢を見るたびに少しずつヒントが増えていく。
いつか”ここだ”とわかる時がくるかもしれない。