看護師の在り方~トラベルナースをみて~
今期も医療ドラマが始まった。
テレビ朝日系列 木曜夜9時から放送の
『ザ・トラベルナース』だ。
トラベルナースとは、
スーツケースひとつを手に街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師のことを指す。
日本ではまだあまり知られていないが、
アメリカでは全看護師の1割を占め、
コロナ禍のNYでも活躍した。
特殊な看護師を描く今作。
みなさん、ご覧になっていますか?
私が注目したのは、冒頭。
元々同僚だった 患者(であり看護師)の男性と、
トラベルナースの男性が、
激しい口論を交わすシーンだ。
患者の言葉だけを、一部抜粋する。
他にも、口論の中で、
●患者の言葉には耳を傾けず、ただ”大丈夫”という言葉を押し付け続ける
●患者のアレルギーを把握していない
●実際に体験せず、人から見聞きした情報だけで判断する
これらの情報が露見する。
そうして、口論は終わった。
たしかに、優秀な看護師として描かれている主人公。
同時に、人間として、看護師として大切な素質に欠けていることも描写されている。
キャラクターを理解するのに、
非常に十分な第1話だった。
最近私は、学生以来に、
『トラベルビー 人間対人間の看護』という文献を読んでいる。
この理論家の言葉は、私の看護観に深く根付いているのだ。
好きなものを2つ、紹介しよう。
…と書いてしまうと、
ものすごい思想家のようだけれど(笑)
看護師ならだれでも、なにかしら信念をもっているはず。
良きも悪しきも。
あなたのまわりの看護師にも、
ぜひ聞いてみてください。
お読みいただき、ありがとうございました。
読了したら、トラベルビーについても もっと掘り下げて書いてみたいなと思います。
私の記事を気に入っていただけたら嬉しいです。頂戴したご支援は、読書など 今後の創作活動のために 大切に使わせていただきます。