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ルッキズムで溢れる日本へ物申す

こんにちは〜〜〜!

今回は日本で一般的になってしまっている「ルッキズム」について、世界を周る中で得た知見を元に考えたことについてご紹介できたらと思います。


まずはそもそも……

「ルッキズム」とは?


ルッキズムとは

人の外見・身体的な特徴で人を判断することです。ルッキズムの語源は、Looks(見た目・容姿)+ism(主義)を合わせもつ言葉で、美しい見た目をもつ人ほど、学校や職場の人間関係において強い影響力をもち優遇される状況を指し、容姿を理由として人を差別することです。

GREEN NOTE

心理学的に見た「ルッキズム」

心理学において、容姿への先行研究や立証された事案は数多くあります。
なので一部紹介できたらと思います。

◎「魅力的な人ほど刑期が短くなる」

Rod Hollierによると「肉体的に魅力な犯罪者は刑期や罰金が軽くなる」ことがわかっているそうです。怖くないですか!!!!?
公平中立を固く決められている裁判官でさえ、無意識的に偏った判決を言い渡してしまっているのです。人間ですからね…しょうがないけれど…それでも…納得はいかない。🫠

ハロー効果

アメリカの社会心理学者であるエドワード・L・ソーンダイクが1920年に提唱した「ハロー効果」は簡潔に言うと “一番目立つ良い印象に引き摺られて全体の評価も良く判断される効果" のこと。
逆に"悪い印象に引き摺られて全体の評価も悪く判断される効果" もあってそちらは「ホーン効果」と言います。

これらは外見も例外ではなく(というか外見こそ目立ちやすいので)、外見が優れている人は全体の評価も良いと判断されがちだし、逆も然りなんです。🥲

その他にも「メラビアンの法則」や「男性が異性の友達に求めるものの第一位は外見的魅力という事実」など、ルッキズムが芽生えてもしょうがないような根拠のある事実が世の中には溢れてしまっています。( ;  ; )

私のルッキズムに対する以前の考え

私は以前まで外見至上主義とまで言わずとも、ルッキズムじみた考えを持っていました。(今も治りきってはいないけれど)
というのは主に以下の2点において。

①「他人に対する妬み」

まずは他人に対して。
「あの子は可愛いから愛される、優遇される」だとか妬みに満ちた考えを持っていた時期がありました。

②「自分に対する歪み

自分に対してももちろん「外見が〇〇だから私はこんな扱いを受けるんだ」みたいな歪みが本当に凝り固まってしまっていました。

〜醜形恐怖〜

似たもので醜形恐怖に陥った時期もありました。
醜形恐怖とは自分の容姿を必要以上に気にして、自分を異常なほど責めてしまう心理状態のこと。
私が醜形恐怖に陥ったのは失恋後だったかな、失恋した要因の一つに容姿があった、と信じて疑わなくて。

ある日突然、「なんで自分はこんなにブスなのにSNSに顔写真を載せたり、人前で平気で笑えてたんだろう。きっとイタいだとか気持ち悪いと思われていたに違いない…😨」という考えが浮かんできて、それからは慌ててSNSの全ての写真を消し、アイコンを変えた記憶があります。
幸いそこまで酷くはなく、時が経つとその考えは消え失せてくれましたが、あの時は本当に怖かった。

マスク依存症

マスク依存症だった時期もあって、主に2回。

1回目は不登校だった小学校を卒業し、今思えば対人関係に不安を覚えていた中学入学時。その時の心情はあまり覚えていないけれど、マスクをとにかく外したくなかったのは覚えています。

2回目はコロナ禍。
知っての通りマスクを必須とされ、コロナ後に出会った人に素顔を見せることが怖くなった。
特にこの経験がある方は多いのではないでしょうか?🤔

〜人から言われた言葉〜

人から言われた言葉って、良くも悪くも印象に残ってしまうことが多いですよね。
外見のことで言うと悪い言葉がどうしてもこびりつきがちで。

例えば小学校の頃言われ続けた「デブ」という言葉。
小3くらいまで私は物凄く太っていて、周りからデブと言われることが多かった。それ故に「自分はデブなんだ」という考えに固執してしまい、ずっとそう思っていました。
その後成長すると共に中学の頃には痩せ体型になっていたのですが、自分はデブだと信じて疑わなくて、周りから「痩せてる!スタイル良い!」と言われることが増えても尚、「この人たちは何を言っているんだろう…?」と思うほど自分は太っていると信じて疑わなかったのです。
「自分って痩せてるんだ」と自覚できたのは中2の頃。痩せ始めてから既に6年近くの月日が流れていました。

その他にも色々マイナスな言葉は言われましたが割愛。笑

まぁ何が言いたいかというと、とにかく自分の容姿を気にする性格だった。そして時には他人の容姿さえ。

私に限らず、ルッキズムなんだろうなぁみたいなら友達も何人か居ました。

それでもルッキズムに物申す

心理学的にもルッキズムは無意識下のうちに存在することを十分に知っているし、自分自身も「自分や他人の容姿」に偏りを感じていた私が、なぜ日本のルッキズムに物申したいのか。それは海外に出て、容姿への考え方が変わったからです。

そのまんまでも良いじゃん

日本は未だに異種(外国人)が少ないし、「あれはダメ、これは良い」という固定概念が強いし、同調意識も強い。
だけれどもいざ海外に踏み出すと、本当〜〜に色んな人達がいます。

太っていてもお腹を出している人、肌が汚くても露出している人、おばあちゃんなのにビキニ。お年寄りでも自分の好きな色をファッションに取り入れる。毛はボーボー。タトゥー。ピアス。染髪。今ざっと思いつくだけを挙げましたが、それぞれが自分の在りたい姿を最大限に表現して、自分を楽しんでいる
それ以上に素敵なことがありますかね???🥺


そしてもう一つ、物凄く印象に残ったこと。
それは外国人の男友達がどんな自分でも褒めてくれたこと。デンマークのフォルケホイスコーレという学校に滞在していた頃、私は毎日櫛もとかさずに寝起きのままの頭でどすっぴんで毎日を過ごしていました。そんな状態ではあったけれど、ある男友達は私にその姿を見て「ナチュラルで美しい!!!😍」と言ってくれた。メイクをしたらしたで「なんて美しいんだ!!!」と褒めてくれ、私がインスタのストーリーにて自分の顔が写り悪かったのでスタンプで自分の顔を隠して投稿したら「なんでこの美しい顔を隠す必要があるんだい!!!?」みたいなコメントが届く。笑

日本の男性でも「気にしなくていいのに」と言ってくれた人はいるし、逆に外国人の男性でも外見で差別してるな、て人は沢山いたのだろうけれど。

ここで重要なのは何国籍の人かてことではなくて、「人は皆どんな姿でも美しいし、そう思ってくれる人は絶対に居るのだから、表面だけを見て貶したり態度を変える奴なんて相手にしないで良い」ということ。それを実感できた瞬間でした。

私のコンプレックスは誰かの憧れ

これもまた海外に来て物凄く実感できたことの一つだったのですが、容姿がお世辞にも整っているとは言えない私が(特に)ヨーロッパ人にめちゃくちゃ容姿を褒められたこと。

以下 私:👩🏻、外国人さん👱🏻‍♂️

👱🏻‍♂️「いつか日本人かアフリカ人女性と付き合うのが夢」
(これは口説かれている訳ではなかったです)
👩🏻「なんで?日本人ブスじゃん?(ごめんなさい)、ヨーロッパ人の方がはるかに綺麗じゃん」
👱🏻‍♂️「いやいや、ヨーロッパ人はみんな同じ顔じゃん。でも日本人は背景にある文化も相まって美しい。」
👩🏻「でも目こんなちっちゃいじゃん、まじブス」
👱🏻‍♂️「小さいかもしれないけどアーモンド型で美しい」

と言った形で私の目が小さいことを認めたうえで笑
美しいと褒めてくれたのです。

私のお姉ちゃんの顔を見せても尚
👱🏻‍♂️「君のお姉ちゃんも同じく美しいね」
👩🏻「!?!?!?」

またある時ヨーロッパ人の家族と過ごしていた時のこと。
うちのお姉ちゃんは日本人のような顔になりたがってるから日本人ぽい顔だよね、て嘘でも褒めてあげて😜」と弟くんに言われました。
それを聞いた私びっくり仰天!!!
なぜならそのお姉ちゃんはめちゃくちゃ顔が整っていて、私もその人みたいな顔だったらなとちょうど羨んでいたのです。

またイタリア人と過ごしていたらイタリア人女性からも
「貴方の瞳美しい〜〜😍、〇〇(私の日本人の友達)の瞳も。この黒い髪も美しい〜〜〜!!!」
とのこと。
その時もまたすっぴんで、計半年以上海外に居て何もケアをしていない私は髪の毛が過去一レベルで傷みまくっているのにそれでも尚そんなことを言っていただいて。
他のイタリア女性からも日本人女性は美しいわ〜と絶賛。


日本人女性が海外でモテるてのはなんとなく実感してたけどここまでだとは🙂
私にとってのコンプレックスの塊である例えば「小さな目」や「黒い髪」。それさえも私が憧れるようなヨーロッパ人からは逆に憧れとして映っていたのです。

これまた "隣の芝生は青い" じゃないけれど、自分にとってのコンプレックスでさえも誰かの憧れなんだなぁ〜としみじみ。

結局笑顔が最強の武器よ

どこの国に行ってどんな肌の色でも、どんな容姿でも(例えそれが私にとってタイプの顔でなくとも)、「この人素敵!」と思うのは共通して「笑顔が素敵な人」。これは間違いない。

だから例え自信がなくとも、容姿が整ってないとしても、笑顔で居ればいいんです。
それだけで魅力的になれるんだから、心理学の効果を全部覆すことができる✊🏼

私も大学生のバイトやっていた頃は愛嬌をばら撒きまくって、パン屋でしたが老若男女関係なく確固たるファンを何人も獲得してきました😂👏🏻

ネガティヴな私がよく思うのは
「ブスな癖に笑顔なかったら終わりじゃんね、せめて愛嬌あるブスでいよう」
です。笑
ネガティヴなんだかポジティブなんだか、てな感じですが、きっと笑わないブスよりマシですよね。

さいごに

自分のルッキズムじみた考えが消えたわけでは全くありません。未だにコンプレックスも僻みも残っている。
だけれども、そんな愚かな考えで、容姿で苦しむ人が日本にはたくさんいることがどうしても悔しくて悲しくて。

例え日本人にとってはブスでも、海外の人にとっては美人なのかもしれないし。
本当に人の顔の好みも多種多様だし。
それを一生懸命自分の中でも落とし込もうと頑張っているので、この記事を見たルッキズムに苦しむ方が少しでも希望を抱き、私と共に頑張れることを祈っています🤞🏼

今回も読んでくださりありがとうございました〜!
あと、心理学はやっぱり面白い😌

😉💐


世界放浪記、自分のこと、節約術
色々綴っております。
良かったら他の記事も読んでください〜!
あわよくばスキ頂けたら最高です🫶🏼




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