『誘われて出てみたが』

夜涼し

人忙し

夜の公園

いつもの公園

サッカー少年

バイク乗りも

夕焼け空の下

いつの間にか

魔になり闇となり

束の間の時を楽しむ

明日のことは考えない

今この瞬間を笑い転げる

赤く染まった夕焼け空に誘われて

いつの間にか夜散歩

更け行く

赤く燃えるような夕焼け空

誘われて出てみたが

皆、慌ただしく行動している

いつもの人、いつもの通り

いつもの公園、いつもの若者達

今日1日の疲れを引きずりながら

楽しむ姿がやけに眩しすぎる

闇に浮かぶコンサートホールのように

バイクに跨って仲間と語り合う

会話を楽しみながらランニング

自転車が前照灯をつけないで

勢いよく通り過ぎていく

慌ただしくも動いている情景たち

迫り来る闇を恐れずに

今を生きている

「言葉たち、ありがとう」



「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」