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『雨上がりの散歩道』

雨上がり

少し冷たい風が

頬を洗う

いつになく

涼しげに伝う想い

通り過ぎた跡を

辿るように指でなぞり

時の流れに想いに馳せる

また違う何かが

頬を叩く

目を覚ますように

鼓動するものを

確かめるように

今まさに一瞬

きらりと光る


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雨上がりの散歩道

少し、冷たく感じる風が吹いている

いつもより、少しゆっくりと歩く

周りの人々、いつもと同じように

カラフルな、ランニングシャツ

息切らし行き来する

この時だけは譲れない

自然のシャワーを、体いっぱい浴びる

溜まったもの、洗い流してくれて

少しだけ新しい心で、自分と向き合える

あっと言う間に、時が流れて

今日、何もなかったかのように

歩むたびに、頬に感じる風たち

そっと囁く風、強く語りかける風

感じるたびに、動かされる

はっとする

一瞬、時が止まったかのように

自分が生きているのかさえ

わからなくなってしまう

鼓動する方へ耳を傾けて

細やかな想いを抱きながら

今を確かめる




「言葉たち、ありがとう」


「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」


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