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『時だけが嘘をつかずに』

気持ちの整理がつかないまま

心が右往左往しているにもかかわらず

無情にも時間だけが過ぎ、そして一日が終わる


遠くから聞こえる電車の音とカラスの鳴き声

誰かが何処かで聞いているのと同じ

そう信じたいから聞き耳を立てる


つつがなく暮らしたいって

誰かが言っていた

夕暮れ時になると思い出すことの一つ


明日になればきっと

いい日になるって誰かが歌っていた

新たな季節を感じて


新たな出会いもきっとある


キラキラとした笑顔で


迎えてくれるって


思いたい


から




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