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『鳴り響かせるものたち』

メロディが鳴る

いつもの朝

ホームでも音が

全て作られた

電子音たち

左から右へ流れて

スーと消えていく

色がない生活より

少し色が欲しい

音がないのも味気ない

あー!

けたたましく鳴り響く

ベルの音

銀色のベルをハンマーが

叩く音

あの音があの音が懐かしい

半鐘を鳴らして

火災現場に駆けつける

あの鐘の音

どんどん遡る

忘れられない響き

懐かしさを通り越した

魂の響き


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朝の目覚まし、セットして

定刻に鳴り響く目覚まし時計の音

電子音だから起きようとしない

あえて、起きないだけなのだけど

味気ない電子音

駅のホームでも電子音が鳴り響く

あっ!

ヒット曲のメロディが流れてきたり

流れてきては自然と消えていく

銀色のベルを小さなハンマーが何度も叩く

あの懐かしい目覚まし時計

火事を知らせる半鐘の音

色がないよりあったほうが良い

音もないよりあったほうが楽しい

楽しさを伝える音たち

周波数がそうさせているのか

伝えようと自らを震わせているのか

魂が鳴り響くかのように

鳴り響く

心にこだまする

いつまでも



「言葉たち、ありがとう」


「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」

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