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我らのCOO富田さんにインタビュー!某外資系金融を辞めて起業したのはなぜ!?


 こんにちは!PLEN Robotics の秋山です。
 
ついこの間東京のマーケティングメンバーとNoteの打ち合わせをし、社員インタビューにも力を入れていくことが決定しましたっ!
 
そこで!
 
私秋山は我らのCOO、富田さんに取材してきましたので、仕事編として彼のユニークな人生を赤裸々に記事にしていきます。ぜひご覧あれ!
 
 

自己紹介


富田敦彦。伝説のバブル入社!サラリーマンを25年以上経験し、2017年に赤澤夏郎とPLEN Robotics を共同創業。
 

現在の仕事内容を教えてください


PLEN Robotics でセールス&マーケティング、ビジネス開発、アライアンスを担当しています。
 

これまで転職は何回されました?


3回ですね。立教大を卒業後、新卒で森ビルに入社し、その後今のみずほ証券、野村證券、バークレイズ、そして今のPLEN Robotics です。
 

働く富田さん


起業について


なぜ起業をしたんですか?


 
元々起業するなんて考えはなかったですね。サラリーマン時代の最後の方、2013年の冬に知り合いがミートアップイベントやっていたのです。いわゆるベンチャーと大企業のマッチング会ですね。ベンチャー興味なかったけれど、声を掛けられて断り切れなくて参加して、、、(笑)そのときに赤澤の作ったロボットを見て、面白い!と感じたんだよね。
 
そのロボットはPLENと言って、人型の二足歩行ロボットなんだけど、スマホで操作するのが特徴で、ネット経由でアプリでリアルな物体を動かせるのがすごいなって思ったんだよね。これが赤澤との出会いですね~。
 
 
もう少し詳しくお聞きしたいです!

金融のお仕事はもういいや!と感じたのですか?


 
その頃は外資系投資銀行というところで金融商品を作ったり、それをトレーディングする仕事をしてたんだけど、金融ってバーチャルじゃないですか。ものすごい大きさのお金を扱っていても、目に見えるのはパソコンの中で動く数字だけ。それを何年もやってて、もうやり尽くしたな、他の仕事ないかな~って思っていました。

ただロボットに興味を持っても、面白いだけで何の役に立つのかわからないので、ビジネスにはならんだろ!って思っていました(笑)
だから最初はボランティアという形で自分の空いてる時間にお手伝いしていたのですが、そのうちにペッパー君とかAMAZONのAlexaなんかが出てきて、え?ビジネスできちゃうんじゃない?本気でやらないとまずいんじゃない?と思い始めて、今に至ります。
 
 

インタビューの様子


以前の仕事と今の仕事の違い


以前の仕事の良いところと悪いところはどこでしたか?


 
投資銀行とか証券会社の仕事っていうのは、結果がはっきりすぐ出るところなんだよね。しかも、結果が何よりも重視されるのがよかったところかな。極論を言えば結果を出していれば、勤務態度とか上司への忖度なんかにエネルギーを使わなくていいところが気に入っていました。サラリーマンという生き方の中では一番いいお給料貰えたし。
 
悪いところは、世の中に役に立っている実感が湧かなかったことかな~。投資銀行のお客さんは大企業とか投資家に限られるので、大金持ちの財布の中身を少し大きくしたり、或いは小さくしているだけのような所があってね。
あと何をするにも厳しいルールがあって、他人のルールで動かなければいけないところが窮屈でしたね。
例えば、金融商品の資料(お客様に買ってもらうためのもの)なのに、法律上「これは勧誘を目的とするものではない。」と書かなきゃいけないんだよね。いや買ってもらうためだろ!自分は何を一生懸命茶番やってるんだろうって思いましたね(笑)
 
 

今の仕事はどうですか?


 
具体にお客様の役にたてるところだね、顔認証で業務の効率化ができたってお客様の声を聞くと役に立ってるな~と実感できるところが好きです。
嫌なことはないけれど、実体(PLEN Cube)があるから不具合が起きることがありますね。昨日ちゃんと動いていたものが今日突然動かなくなるとか。理由が電気とか通信とか色々あるんで原因を見つけて対応するのも大変だよね。
 
 

働く「人」に違いはありますか?


 
めちゃめちゃ違うね!
事務処理能力は昔の職場社員の方が圧倒的に長けていましたね。金融業界の人は頭の回転がとにかく早い。例えばEXCELの表を正確に短時間で作る。人の話を一発で飲み込む。ただ、0から何かを作ることが得意な人はあんまりいないよね。
逆に今の職場のエンジニアとかは、じっくり考えて、0から何か機能を持ったものを作ってしまうところがすごいですね。
 

起業した結果、給料はどうなりました?(笑)


 
昔はサラリーマンとして一番給与水準が高い業界にいたので、、(笑)そりゃ桁が違うくらい減った。でもね、だからといって不幸になったわけでもないんだよね。
今まで仕事の後にいっぱい飲みたいと思った時にシャンペン飲んでいたのがビールになったり、食べるものが寿司から焼き鳥になっただけ(笑)喉の渇きをいやす、空腹感を満足させるという意味では本質的にはたいした差はないなと感じています。
 
 

残業はどう変化しましたか?


 
今は働き方改革で長時間労働は否定されているけど、昔は死ぬほど働いたね(笑)。預金残高が滅茶苦茶増えてて、あれ?特別ボーナスかなと思ったら残業代だったってこともありました(笑)
PLEN Roboticsのエンジニアはたくさん仕事があっても、無駄な話や作業をしないで勤務時間内に集中して、残業しないで仕事片づけている人が多い。こっちの方が働き方的には合っていますね。
 

インタビューの様子


もしあれば将来のキャリアプランをお聞きしたいです!


 
うーん…まず外資系投資銀行にいった理由として、50歳くらいに引退して優雅なリタイア暮らしをしたいと思ってたんだよね(笑)でも今は寿命が延びたのでリタイアなんて概念は消えた、もう一生働くしかないなと思い始めた。
 
目先の理想は「今の会社をいい会社にする」こと。市場水準より活躍するチャンスがあって、その分お給料ももらえる会社にしたいね。
例えば、入社5年以内に年収1000万くらいもらえるようにしないとね。貯金してもお金が増える状況じゃないから、昔みたいに長い間働いて少しずつ給料が上がる仕組みだと人生設計できないから、若い時に稼いで、株とかで資産運用できるようにして、労働と運用の2本立てで稼げるようにしておかないと若い人には厳しいなって思っています。

とにかく縛り付けられて苦痛を感じるような会社にはしたくないですね。
 

社員に求めることは何かありますか?
 


エンジニアは何かを作る人だよね。技術やプロダクトはお客さんに使ってもらって初めて価値が生まれる役ということを忘れないようにして欲しいです。
セールス&マーケティングのインターン生には、会社を上手に利用して欲しいね!その先のキャリアで役に立つような仕事をしてほしい。自分が進みたいキャリアのために、この会社を踏み台にしてもいいし、うちの会社がいいと思ったら就職して働いてもらうのもいいよね。
 

働く富田さん


最後にちょっと学生に向けた質問を…。


 

ズバリ就活生にベンチャーと大手、どちらを勧めますか?
 


うーん…これは答えが難しい問題だね(笑)
ちょっと前なら迷わず大企業!って答えていただろうけど、今はあんまり差はないかな。
よく大企業からベンチャーはいけるけど逆はないっていう上位互換的なこという人いるけど、最近はベンチャーで実績積んで、大企業に転職!というのもあるからね。最初はビジネスを基本を大企業で学んだ方がいいっていう考えもあるけど、slackで連絡取り合って、google driveで資料を共同編集してzoomで会議して決める、みたいな最新のツールを使った新しい仕事のやり方は大企業じゃ無理じゃない?
まあ~安定志向なら大企業、冒険好きならベンチャーってところかな。

秋山さんも1年前は「他人が羨ましがるような大企業に入りたい」って言ってたじゃない?あの頃と比べると就職に関する考え方ずいぶん変わったんじゃない?

秋山:確かにそんなことも言っていましたね…お恥ずかしい(笑)
確かに大企業に入ることは周りからすごい!と思われるし、安定もしているかもしれない。でも就活を通して、本当に大切なことは規模じゃなくて、「そこで何をやりたいか、どうなりたいか」なんだということを学びました。
 


富田さん、仕事について詳しく教えていただきありがとうございました!やっぱり普通の大学生活をしているだけだと、富田さんみたいな人生を送っている人とはあまり関わる機会がないのですごく勉強になりました。

大学生は授業行って、バイトして、飲み会して寝て、寝坊して…って生活なのでね。あ、寝坊するのは私だけかっ。(-_-;)(笑)
 
ひとりツッコミはここまでにして…っと。
 

富田さんインタビューはいかがだったでしょうか!少しでも面白いと思っていただけたら幸いです!
 
皆様のスキやフォローがいつも励みになります。いつもありがとうございます!スキお待ちしておりますっ。
 
また次の記事でお会いしましょう~Bye!
 

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