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1泊2日寺修行[1日目]

先日体調が悪く仕事もお休みを頂いた時に、たまたまこの動画を見た。

これを見て、よし俺も寺修行に行って、携帯を触らずに自然に囲まれて過ごそう。と思い、体調が良くなってすぐここに予約した。

着くのが早すぎて撮った写真

埼玉県飯能市にある、正覚寺というお寺だ。
サイトに載っている修行内容はこう

これで1泊2日で公共交通機関を使って行けるとはなんていい所だと思いましたね。

いざ到着するとまだ誰も居なくて、住職の奥さん?に、ゆっくりしててくださいと言われて、畳でダラダラ携帯を弄っていると、若い男女のふたりが来た。
受付表を書き終えると、女性の方から「どちらから来られたんですか?」と声をかけてくれて、色々会話をした。
ふたりは同じ大学の友達同士らしく、男性は心理学を学んでいて、女性はメディア関係を学んでいるとの事。

お互いの事を話して結構盛り上がっていると、もうひとり男性が来た。
(この、初めましてをしてる時にまた知らない人が来るの、テラスハウスでしか見た事ねーよって思ってた。)
彼は医学部らしく、今後どの分野で医者になろうか悩んでしまい、この寺に来たという。
この時、「YouTuberに影響されてなんとなく来た」なんて恥ずかしくて言えなくなった。

心理学男子×メディア女子×医学男子×歌舞伎町のおっさん
というバラバラな人種が集まると、互いの質問で話が盛り上がる盛り上がる。
そうこうしているうちに住職が登場。ちゃっかり20分遅刻してきた。



●修行開始

初めに坐禅のやり方を教わった。

座禅とは、姿勢を正して座り、精神を統一させることで自分と向き合うという仏教の修行方法のこと。 その本来的な意義は、「自分自身のこころを静かに見つめ直すこと」にあります。 歴史は非常に古く、仏教の開祖であるお釈迦さまの修行に始まると言われています。

じゃらんニュース

坐禅はお作法でやる事が結構あった。
ここに載ってる内容がほぼ同じだったので、リンクを載せておきます。


住職が「肩パシンッってやつやります?」と僕らに聞いてきた。
警策(きょうさく)ってやつだ。

警策(拾い画)

正直俺はビビり散らかして断ろうか迷っていたが、心理学男子が「はいっ!」と答えて、じゃあ俺もって感じで周りもお願いした。

いざやってみると、雑念を払うだとか、何も考えないとか、超難しい。
鼻は痒いけどかけなくて辛いし、頭の中では先日のサマソニの影響で、マネスキンのi wanna be your slaveが永遠にループしてた。

しかしだんだん、水の流れる音、風鈴の音、虫の鳴き声、鳥の鳴き声のみが聞こえる空間が心地よくなってきた。
ゆっくりとした時間を、それらの音だけを聞いてゆっくり過ごす。

だがその集中力にも限界がある。
そろそろキツいなと思った頃、後ろから足音が近づいてくる。住職だ。
俺の右肩にポンポンと何が触れる。
俺はビビり散らかしながらも、言われた通りに手を合わせながら「お願いします」と言って、首を左に傾ける。
すると「パシンッ!!」といい音が鳴る。
音の大きさの割にそんなに痛くない。
むしろ、切れかけていた集中力がそこで復活したのだ。
この肩パシンに対してこれ程有難みを感じるとは思ってなかった。

それから坐禅が終わるまではあっという間だった。
体感では2時間くらいに感じたが、後で時計を見てみたら恐らく30分間くらいだった。

坐禅を終えると、そこからはあぐらをかいて住職のお話を聞く時間が始まった。
内容は簡単にまとめると、「たまたま目鼻立ちが良くて良い顔をしてる人ではなく、内面から出る顔の良さを大切にしなさい。」みたいな話だった。
要はお前の人間性はお前の顔に出るぞ。イケメンとかブスとかそう言う意味じゃなく。って話だ。
中身が腐りきってひねくれてる俺には少し響く話だった。

有難いお話が終わると、晩御飯のお作法を教わった。
ご飯の時間も、寝てる時間も修行の時間です。とも言われた。

ここで坐禅してお話聞いた




●晩御飯

精進料理ってやつだ。
簡単に言うと米と野菜のみ。

サイトから引っ張ってきたが、内容は同じ

写真でも見えるように揚げ物があって、なんだよ肉あるじゃんと思って食ったら、中身は豆腐でびっくりした。

教わった食べ方はこう
正座で座り、まず箸袋を手に取り、この文章をみんなで読み上げる。

箸袋の内側。こういう意味らしい。


食べる時は、器を口元まで持ってきて食べるように言われた。頂く命を見下さないためらしい。
食べ終わったら、急須に入ってるお湯を少しずつ器に入れていき、漬物で器の中を綺麗にし、漬物を食べ、そのお湯も飲む。食べ物を無駄にしない為だ。素晴らしい。

食べ終わったら風呂の順番を決め、軽く外に散歩に出て、その時に色々話した。
メディア女子は落語研究会に所属しているらしく、食事の時の正座は余裕だったらしい。羨ましい。
俺なんか食後足が痛くてひょこひょこ歩いていた。
外は数が少ない街頭しか明かりがなく、たまに先が見えなくなる所がある程に暗かった。
戻って風呂を終え、少し話してると消灯時間の21時になった。

こんな時間から寝れねーよと思いながら布団に入ってぼーっとしていたが、いつの間にか爆睡していた。
携帯を触らず、虫の音だけ聞いているとこんなにも寝れるのかと驚いた。
普段は睡眠は浅いので、世の中の不眠症の人達ここに来て欲しい多分寝れる。 

この部屋に布団を敷いて男3人で寝た。女子は別部屋。


一日目はここまでで、二日目は次の記事で描きます✍️

二日目はこちら⬇


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