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学校を社会に開く「探究」!〜ヒントは小規模校の事例にあり〜

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

本日(1月27日)、中央教育審議会初等中等分科会「高等学校教育の在り方ワーキンググループ」第5回が開催されました。
配布資料は下記です。

「生徒を主語にして」考え、少子化の時代、未来社会においてもウェルビーイングな社会の形成者を育成していくためには、高等学校の在り方自体を大きく見直すことが必要、という認識の下でのワーキンググループです。

本日は下記のような話題・課題が出ていました。

  • (地域が少子化となり)たとえば、地域に一つの高校しかない場合に、生徒の関係性が固定化する。結果的に将来への興味・関心の広がりがなくなってしまうことは大きな課題。

  • 端的に言えば「学校を開く」ことが大事。学校が自分たちですべてのことをやろうとして、結果閉じた空間になると、社会との乖離が開く一方。

  • 外部人材を学校の中に入れて、学校の中に多様性を持たせることが大事。

  • コロナで地域が学校に監視のような目を向けている。ちょっと郊外でうるさいと思える生徒がいるとすぐ学校にクレームを入れる。これはほんとにいい状態だろうか。

  • 大人が大事なのは、選択肢を多く用意すること。そして、生徒に選んでもらうこと。

以上をさらにまとめると、「生徒の可能性を最大にするため、学校は学校で閉じず、外と広くつながっている状態をつくることが極めて大切」ということに尽きると思います。

学校が、外と広くつながる際に、課題もあります。

  • 外とつながるための様々な調整、手続き、外部人材探し・・・などに相当量の時間がかかるため、そのための人手が必要なこと。

  • 適切な外部人材を見極められる人の存在が希少であること。

  • そもそもの外部人材が地方には不足していること。

最初にこれらの課題に直面した小規模校の中には、すでに解決に向けて取り組んでいる学校も見られます。

今年4月から新学習指導要領によって高等学校でスタートした「総合的な探究の時間」。これに合わせ、教育NPOのカタリバが「学校横断型探究プロジェクト」という取り組みを本格的に始めている。そのコンセプトは「教育資源の共有」。生徒数や教員数が少ない小規模校同士がオンラインでつながり、先生と生徒の探究的な学びをさらに広げるという試みだ。

「小規模校の探究学習」、人手不足・知識不足の課題にオンライン連携が解決策

全文は下記記事になります。きっとヒントがたくさん詰まっていると思います!

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