個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に向けた学校教育の在り方に関する特別部会(第2回)(2)
情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。
昨日の記事の続きとして、こちらの配布資料、議題2についてご紹介します。
議題2:義務教育に係る当面の検討事項について
特別部会の下に、「義務教育の在り方ワーキンググループ」を設置する提案がされました。
ICTの活用など、「デジタル」に関連し、委員からは次のような発言がありました。
項目はこれでよいと思う。問題は、どう具体に落としていくのか、という点。
個人的には、(個別最適な学び、における)「学習の個性化」の具体イメージの共有をどうするのか、が気になっている。これは、学習が最適になるように(自分で)調整していくということ。
誤解を恐れずにいうと、日本の教師はもっと不親切になるべき。手取り足取り教える、はしない。 1人1台端末は、教師が伴走者になるのに適切な環境。これまでの授業スタイルを変えないといけない。資料2−2の17ページのアンケート調査を見ると、「学校で、授業中に自分で調べる場面で、PC・タブレットなどのICT機器を、どの程度使っていますか(インターネット検索など)」(令和4年度全国学力・学習状況調査児童生徒質問紙結果)において、「ほぼ毎日」がまだまだ少ないと思う。これは、学びの場面でICTを使っているのがまだ少ないということ。見方によっては、「ほぼ毎日」以下は、あまり使っていないと解釈できるのではないか。
月1回以上、月1回未満はまだ使っていないのと同じ。主体的・対話的で深い学びを追求するには、ICTは不可欠。
自ら課題を発見し、取り組んでいく、主体的な児童・生徒を育成していく際に、ICTの活用は不可欠であり、裏を返せば、ICTの活用度合いによって、どのような授業をしているか(指導要領で求められている授業に近づいているか)、がわかる、といえるかもしれません。