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あの子どもたちが10代になるまでに| 藺森絢子

ケニアの女の子の未来をつくるためのPLASの新たな挑戦。

初めてこの新たな挑戦について聞いた時、とてもドキドキ・ワクワクしました。

「早すぎる妊娠を防ぐ」にはどんな背景があって、PLASとしてどんな支援が届けられるんだろう。。。?正直なところ、少しだけ背景を知るのが怖い気持ちもありました。

データで知った驚きの事実

普段、国内事業担当として活動している私には、

 ・ケニアにはどんな女の子たちがいて

 ・妊娠や出産、性に関するどんな事柄が起きていて

 ・それによって、どんな影響を受けているのか

パッとは分からず、1から「知る」ところから始まりました。

すると、PLASが活動するケニアのホマベイ郡では10代の妊娠率が33%、つまり10代の女の子の約3人に1人が妊娠を経験しているというのです。ただただ驚きでした。

中には、9歳で妊娠・出産をしたケースもあるというのです。ただただ信じられませんでした。

このようなデータで見る実態、現地調査やヒアリングから見えてきた実情を元に、私たちの新たな挑戦「10代の女の子たちの望まない妊娠を防ぐためのプロジェクト」は設計され、これからスタートしていきます。

◆プロジェクトの詳細は、代表・門田のエッセイ事務局長・小島のエッセイをご覧ください。

ケニアで出会ったメアリ―

前段の通り、普段は日本国内で活動をしている私ですが、今年に入ってケニアのホマベイ郡を訪れる機会がありました。

その時のエピソードを1つお話したいと思います。

あるシングルマザーのお宅へインタビューを実施するため伺った時のこと。

日本では高齢と呼ばれる年齢のシングルマザーのお母さん、ご自身の子どもたちは既に成人して、今は親族や孫たちを養育しているそう。

その内の一人は姪のメアリー(仮名)22歳。もう一人はメアリーの子どもで12歳

・・・これを聞いた時、聞き間違えかな?と思いました。でもそうではありませんでした。

これが現実です。

インタビューの間、生まれつき足が不自由で自力で歩行することができないメアリーは、後ろの方で地べたにペタンと座っていました。ずっと俯いたままで目を合わせようともしてくれませんでした。

※本文と写真の女の子には関係はありません

彼女は幸いにも、自分と自分の子どもを含めて養育してくれる親族がいますが、これまでどんな人生を歩んできたのか、これからどんな人生を送っていくことができるのか、私たちに出来ることはなんだろう?そう考えさせられた出会いでした。

未来の子どもたちのために

一方ケニア滞在中、10代未満の子どもたちに出会う機会もありました。
キラキラした目を向けて集まってきて、一緒に遊ぼうと声をかけてくれる子どもたち。
この子どもたちが10代になって成長していくまでに、少しでも状況が変わっていたらいい、変えられるようにしたい、そう切に思いました。

新たな挑戦「10代の女の子たちの望まない妊娠を防ぐためのプロジェクト」でPLASが実現したいこと。

①「子ども・若者が自分らしく、前向きに生きられること」
②「地域コミュニティの意識を改革すること」

まさにPLASのビジョンである「取り残された子どもたちが前向きに生きられる社会を目指す」、ミッションである「地域社会と共に課題解決に取り組む」に通じています。

ぜひこれらを実現するために、皆さんと一緒にこの新たな挑戦をしていけたらと思います。
どうぞ応援・ご支援のほど、宜しくお願いいたします。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

現在、ケニアの女の子の早すぎる妊娠を防ぐための活動資金を募る、クラウドファンディングを実施しております。
応援、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

■クラウドファンディングの概要
「12歳で母に」早すぎる妊娠を防ぐ!ケニアの女の子の未来をつくる新たな挑戦

目標金額:350万円
実施期間:7月11日(火)10時〜8月30日(水)23時59分 51日間
資金使途:新しいプロジェクトの活動資金(この夏からスタートするケニアの10代の女の子を対象にした事業)

▼クラウドファンディングの詳細・応援はこちらから

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いただいたご支援(サポート)は、PLASの活動を通じてケニアとウガンダのエイズ孤児支援のために使わせていただきます。