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いつかは地元に戻りたいあなたへFukushima & Companyという選択肢

株式会社プレイノベーション / PLAINNOVATION, Inc.

こんにちは。プレイノベーションの佐藤聡です。今回は佐藤が4年前に移住を決意してから今までの個人的な学びや、働くことと生きること、新規事業「Fukushima&Company」について綴りたいと思います。

2019年、31歳の時に私は地元福島にUターン移住し、夫婦でゲストハウスを開業しました。2019年当時、「翌年の東京オリンピックの雰囲気を感じられないのは残念だけど、まぁいっかー」と言いながら移住したら、翌年に世界が一変しました。新型コロナウイルスの経験もあり、移住してよかったなぁ、みんなにも移住をおすすめしたいなぁと思っております。
ちなみに、東京の人口約1300万人のうち、東京、神奈川、埼玉、千葉出身“ではない”人は10%程度らしいので、かつての私と同じ地方出身者は、東京に130万人程いるという計算になります。地方出身の東京在住者って思ったより少ないような、でも実感としてはそんなもんか、という感じです。

福島で出会ったのは“生きるように働く”人びと

地方移住をしてまず一番良かったのが、コロナ禍でのストレスが段違いに少ないという点です。通勤は自動車がメインですし、東京に比べれば人と接触する機会も少ないため、感染リスクは必然的に低くなります。人が密集することも少なく、感染する不安・ストレスの軽減も図れます。また、コロナ禍がもたらしたWEB会議という文化も、田舎の不便さを軽減する契機となりました。感染リスクの高い都会で気を遣いながら生活するよりも、田舎で暮らしたほうがQOLは上がるというのが、コロナ禍移住での率直な感想です。

家の前に広がる、気持ち良すぎる風景

一方で、たとえコロナ禍がなかったとしても、私は移住して良かったと思います。地方に移住することで、多くのことを学べたからです。例えば、地方では「働くこと」と「生きること」が近い人が多い気がしています。特に仕事柄お付き合いのある生産者や企業経営者は、“自分のため”と“地域のため”が不可分で、一生懸命に仕事をすることと生きるということが密接に関係しているように見えるのです。それってすごく人間らしい生き方だと思います。さらに、プライベートと仕事がきっちり分かれていそうな公務員でさえも、仕事に楽しく取り組み、さらに休日でも地域の行事に参加したり勉強会を開いたりと、いい意味で「オン・オフ」のない暮らし方をしている人もいます。そういう公務員が多い地域って、おそらく明るく住みやすいのではないかなと思います。

「働くことと生きることが不可分」って、じゃあ、お前はずっとオンオフもなく働き続けるのか?と言われれば、そうではありません。ずっと働き続けるのではなく、「働くこと=生きること」と捉えて直しているのです。
例えば仕事をするのと同じくらい、地方では“遊びの達人”がたくさんいます。良くも悪くも娯楽が少ない地方では、TV番組「王様のブランチ」に出てくるようなカフェやパンケーキ屋を巡ることもできないし、雑誌に載っていたレストランやディズニーランドに行くこともありません。その代わり、地方には「余地」がたくさんあります。とある農家さんは、冷たい地下水を汲み上げて農作業の合間に水浴びしたり、その水で冷やしてたきゅうりを食べるとうまいんだよねーと言ったていたり、またある会社では、手元にあったフリスビーと広大な土地を活かしてゴルフっぽいことをしてたら、世の中にそういう競技があることが分かり、その競技連盟とコラボして大会を開いちゃったなど、「楽しさ」を自分たちの想像力で生み出している人がたくさんいます。地方の一見「何もない」と思える環境こそ、こういったクリエイティブな遊びの達人には、開拓しがいのある「余白」だということでしょう。
以前「遊び」について調べた時、「人間は遊ぶ生き物」であることや「遊びとはそれ自体が目的であり、夢中でおこなうこと」だということを知りました。生産的に遊ぶことそれ自体が仕事となり、それが生きることと同義になったら、そんな素晴らしいことはないのではないでしょうか

仕事をしているのか遊んでいるのか分からない

10年後の未来を見据えて、福島での学びを全国へ、そして世界へ。

福島に移住してから、魅力的なプロジェクトをしている人達にたくさん出会ってきた私ですが、この濃い出会いの大きな原因のひとつとして、東日本大震災と原発事故があると思っています。11年前の今頃、福島は大変な状況でした。福島に住み続けてよいのか、県外に行くなら仕事はどうするか、子どもだけでも引っ越しさせるか、今年は米を作れるのか、観光業はどうなるのか。答えのない問題ばかりでした。知り合いの農家さんは当時のことを「暗黒時代」と呼び、その後とあるレストランに「農作物を買います」と言われた時には、長いトンネルの先に光が見えたようだったと表現していました。答えのない問題に向き合い、どうしたら突破できるかを考え続け、模索し続けた10年間。その何にも変えがたい唯一無二の時間によって、数々の色濃いプロジェクトや企業が生まれたのです。
話が飛躍しますが、そういう意味で私は10年後の日本に期待を持っています。2020年から始まったコロナ禍を経て、今まで当たり前だと思っていた前提が崩れ、誰もが新しいやり方を探究せざるをえない状態となりました。今の福島に明るい兆しや萌芽があるように、これからの日本がよい方向に変わってほしいと思います。そしてその時に、「探究先進地域」として福島が皆さんに伝えられることは多いのではないかと思っているのです。

震災後の福島で生まれたワクワク事業の一例(前職)

移住のために私が実際にした準備「対話・旗印・リスク分散」

これまでお伝えしてきたような理由から、福島は移住するのにとてもよい場所だと思っていますが、実際に移住するにあたっては、ちょっと工夫が必要です。移住後も自分らしく活動するには、単に引っ越して、転職するだけでは足りません。ルイーダの酒場のような面白い人達が集まっている場所に出向き、その人達に自分に興味を持ってもらう必要があるのです。私の場合は、Uターン移住する前年から月1回以上福島に通い、色んなイベントや場所に出向いては、たくさんの人と対話を重ねてきました。福島は物理的面積は広いですが世間が狭い(笑)ので、行動した分おもしろいほどに交友関係が広がっていきます。加えて“旗印”を持つことも重要です。例えば私は「須賀川にゲストハウスを作ります」と言っていたので、親切な福島の人たちから「こうしたほうがいいよ」「あの人にあったほうがいいよ」と色々とアドバイスや情報をもらい、応援してもらった上で移住をすることができました。
また、「いきなり今の仕事を辞めて移住してやっていけるのか」という不安に対しては、ゲストハウス一本で勝負するのではなく、夫婦で開業準備をしながら会社勤めをすることでリスクを分散させる、という方法を取りました。知り合いに紹介してもらった会社に転職したことも、入社ミスマッチの低減につながったと思っています。
何より「越境学習」や「学び直し」、「リスキリング」が注目される時代において、一つのキャリアに固執することなく、31歳の年齢でチャレンジできたことが本当によかったと思っています。それまでの積み重ねを活かしつつ、少しずつ異分野に挑戦するのがコツかと思います。よく、法人営業をしていた前々職と、畑にレストランをつくっていた前職では大きくキャリアチェンジしたように思われるのですが、当日までの段取り力や、新規事業として自分達でルールを決めていく力、アウトドアスキルなど、これまで自分の中で培ってきたスキルを生かせるという意味では、共通しているところも多かったと私は思っています。

夫婦で営むゲストハウスでは壁塗りにだって挑戦

これから移住したい人や生き方を見直したい人のために新規事業「F&C」はある

この度プレイノベーションで展開する新規事業『Fukushima&Company』は、これから福島への移住を考えている人への大きなサポートができると考えています。本業をいきなり辞める必要もなく、収入を維持しながら新しい世界をのぞくことが可能になるからです。のぞいた結果、やっぱり今の仕事が好きだと分かれば、それも一つの成果でしょうし、いやいや福島での方が活躍できそうだとなれば、新しい選択肢が広がります。私は地道に自力で道を切り拓いて移住をしましたが、こんなサービスがあればもっと楽に、リスクも少なく移住できたのになぁと思っています笑。
仕事と家族以外の繋がりをつくることができたり、ゼロからイチを作る力を身に付けられたり。『Fukushima&Company』での体験が「働くこと、遊ぶこと、生きること」を見直すきっかけになれば、こんなに嬉しいことはないと思っています。

\2022年7月1日~8月29日 クラウドファンディングに挑戦中です/

Fukushima&Companyのクラウドファンディング「福島をフィールドにした、探究人口のプラットフォームをつくりたい!」
詳しくはコチラ https://readyfor.jp/projects/tankyu

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