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#29 「アミノ酸」のガチ解説②

こんにちは😃

今回の記事は、前回の記事「#28 アミノ酸①」の続きになります!また読んでない方は、そちらも一緒に読んでいただけると理解しやすいと思います!(読んだらスキ♡必ずお願いします!モチベーション上げさせてください!!笑)

◯アミノ酸各種の作用

「必須アミノ酸」

・フェニルアラニン

フェニルアラニンは、脳と神経細胞間の信号を伝達する役割を持つ神経伝達物質といて働きます。体の中でたんぱく質の構成材料になる他、カテコールアミン(興奮性神経伝達物質)、ドーパミン、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体にもなります。

その他の作用として、脳機能を高める、鎮痛効果、皮膚疾患への効果などがあります。

・ロイシン

ロイシンは「BCAA:分岐鎖アミノ酸」の一つ。
筋肉の合成促進や筋肉異化作用(分解)の抑制などの作用があります。また、慢性の肝性脳症や躁病、遅発性ジスキネジー (運動障害) 、食欲不振にも有効とされています。

ロイシンは必須アミノ酸の中で最も必要量が多いアミノ酸になります。1日の目安摂取量は、1.5g程度。

BCAAやプロテインは、現在様々な価格で売られていますが、高価なものは、このロイシンの配合量が多い場合が多いです。

・バリン

バリンも「BCAA」の一つになります。
筋肉合成、筋肉修復作用、疲労回復効果があります。また、成長を促進したり、血液の中にある窒素のバランスを調整する効果があります。

その他に美肌効果肝硬変の改善もあります。

※肝硬変改善
→肝硬変になると、血中のアルブミン(体内で物質を運ぶたんぱく質)の量が減少。アルブミン製剤と一緒にBCAAを取ることで、肝臓でのたんぱく質合成が促進、それにより血清アルブミン量も増加するため、肝硬変の改善につながる。

・イソロイシン

ロイシン・バリンと同じように「BCAA」の一つになります。
疲労回復効果、筋肉合成作用、神経伝達機能の正常化、糖尿病予防効果、肝機能向上、肌や髪の状態の維持・向上などの効果があります。

・スレオニン

スレオニンの効果は、肝臓に脂肪が蓄積する(脂肪肝)の予防や骨などの成長促進、肌や髪の潤いを保つ効果などがあります。
また、体内でグルコース(糖質)を生成する際にも必要になるアミノ酸であるため、不足しないように注意しましょう。


・ヒスチジン

ヒスチジンはギリシャ語で「組織」を意味します。ヒスチジンは子供では合成することができませんが、大人になると合成できるというちょっと変わった特徴があるため、子供の発育期においては必ず摂取しておく必要がある栄養素になります。大人になると体内で合成できるというところから、「必須アミノ酸」は8種類ではないかという話もあります。

作用としては、身体の成長促進、ダイエット効果、脳神経機能の保護などが挙げられます。

・トリプトファン

トリプトファンは、セロトニン(幸せホルモン)の材料になります。セロトニンはメラトニン(睡眠ホルモン)の前駆体であるため、その材料になるトリプトファンがないと幸福感を感じにくくなったり、睡眠に障害が起きたりする可能性が出てきます。(セロトニン、メラトニンの詳細については、前に記事で書いてありますので、そちらをご覧ください!「#19 幸せになりたい人必見!!」)


睡眠の質改善のほかにも、アンチエイジング効果、鎮痛作用、集中力・記憶力アップ、月経前症候群(PMS)の改善、性機能の向上、コレステロール値・血圧の調整、更年期の症状緩和などの作用があります。

・リジン

リジンは体内でたんぱく質を組み立てるのに必要不可欠なアミノ酸の一種です。牛乳などに多く含まれ、体内の抗体やホルモン、酵素を生成する機能を担っており、身体の組織の修復や成長に必要になります。また、脂肪燃焼作用のあるL-カルニチンの合成材料にもなります。

疲労回復効果や集中力向上、肝機能向上、単純疱疹(ヘルペス)の予防・改善効果、脳卒中の発症抑制、髪の健康を保つなどの効果があります。

・メチオニン

メチオニンは魚介類、乳製品、豆類などに多く含まれるアミノ酸です。アレルギー反応を起こすヒスタミンの血中濃度を下げてくれる役割があったり、肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進してくれる作用があったりします。
また、メチオニンはセロトニンやドーパミンなどのホルモンの原料にもなるため、うつや統合失調症の改善にもつながる可能性があります。

そのほかの作用としては、老化防止や育毛・発毛にも効果があるとされています。


「必須アミノ酸」の説明の中に肝臓への作用が書かれているものがあります。つまり、肝臓に負担のかかるもの(アルコールなど)を摂取し続けると、それらの分解や代謝にアミノ酸が使われてしまい、その他の作用をおこすためのアミノ酸がなくなってしまいます。アルコールなどの摂取がだめとは言いませんが、適度に飲むことが必要ですね。

「非必須アミノ酸」

各非必須アミノ酸は、一つ一つがそれほど重要な役割を持っているというわけでもはないので、特に特徴的な作用があるものだけ、詳細を書いてみます。

・グルタミン

グルタミンは体内で合成できる非必須アミノ酸ですが、ストレスなどによって足りなくなる場合があります。小腸や免疫細胞を働かせるために必要なアミノ酸です。また、消化管粘膜の保護などにも作用します。

・アルギニン

アルギニンは、小児では体内で合成する機能がなく、成人になるにつれて体内で合成ができるようになります。成長ホルモンやインスリン、グルカゴンなどの分泌に関与するため、小児期は特に摂取が必要になります。肉や魚介類に含まれています。


・その他の「非必須アミノ酸」

グルタミン、アルギニン以外の「非必須アミノ酸」の作用としては、コラーゲンの材料になったり、免疫系に働いたり、ホルモンの生成に関与したりするなどの作用があります。

各アミノ酸についての説明は以上になります。
種類ごとの特徴、効果、作用について、なんとなく理解してもらえたと思いますが、一つのアミノ酸を単体で摂取するのは、非常に効率が悪いです(そもそも単体で取るのは難しいですね。。。😇)。

「必須アミノ酸」のバランスが良いものを選んで摂取することをオススメします!ぜひ今回の内容を自分の食生活に活かしてみてください☺️


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