生物の遺伝子競争の目的がなんとなくわかった話

若いころからの疑問

私が学生のころから今まで、何度も考えては結論が出なかった疑問の一つに、

人間はなぜ子どもを作り、自分のDNAを後世にリレーしていく必要があるのだろうか?

というのがありました。

人間というか人間も含んだ生物の本能に刻まれている、生きようとする欲望、食欲・性欲・睡眠欲・子どもを可愛いと思う性質・マウントを取りたい性質・他人と比較して優位に立ちたいと思う性質などをすべて包括する、自分の引き継いだ遺伝子を、子どもを作ることで後世まで伝えようとするアーキテクチャが、なぜ生物にはビルトインされているのか。

セックスが気持ちいいから、とか、子どもを作ると幸せになるから、とかいった的外れの意見を聞かされ続けながら、自分なりに10数年もの年月をかけて考え続けた結果、マジでつい最近になって、その意味と目的がわかったような気がします。

そして、現時点での自分なりの仮説をこの記事に記しておこうと思いますが、別に一般的に公開するような内容でもないし、広めたいとも思わないので、超高額の有料記事とします。

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あと、文句は言わないでください。

まず、疑問の整理

生物が自身のDNAを後世に伝えるようにプログラムされていることは事実であり、我々が存在していることは親から子へDNAが伝えられてきたということでありまして。

子どもを残せなかった個体はそこでDNAが潰え、後世には伝わらない。

で、人間は性別が男女に分かれており、人生のうちにペアとなる異性に好かれ、お互いの同意を得てか得ずにかはさておき、性交後に子どもを作る。

そして子どもを生殖可能かつ自立できる年齢まで育て、あとは子どもが同じ行動を繰り返す。

そういうゲームです。

そのゲームに有利な行動を行うことで快楽物質が脳から放出されるように作られている。

で、このゲームに勝つとなにがうれしいのかがわからない。

子どもを作ると、親は何がうれしいのか。

自身のDNAの50%が後世に伝わると、何がうれしいのか。

だって、自分は死ぬわけですからね。何もメリットを享受できない。

どこかでゲームマスターがこのゲームを終わらせて、その時点で生き残った生物を天国に送ってくれる、かつ死んだ先祖も芋づる式に生き返らせていい感じに賞品が与えられるとかいう舐めたファンタジーを妄想するのもいいですが、まぁねぇよなって感じです。

さらに、この地球上でそのようなくだらない遺伝子競争を繰り返していくとして、地球はそのうち太陽に飲み込まれて消滅してしまうので、無限に遺伝子をリレーしていったとしてもまったく意味がない。

もう、なんのために他人を蹴落としてまで、こんな競争をしなければならないんだと、皆様も、若いころに一度は疑問に思ったことだと思います。

で、最近何かが下りてきた

30代も半ばを超えたところで、いろいろな思考が相互に結ばれるようになり、かつ最近の生成AIにおけるニューラルネットワーク界隈の知見を含む、いままでの経験やら学習の成果を脳の中で涵養させ、実生活の中でいろいろ感慨深いイベントやらを経験し、様々なバックグラウンドを持つ人たちと交わす雑談の中での議論等を通じて、ようやくある仮説に辿り着きました。

結論

人間を含む生命体のDNA競争アルゴリズムの存在理由:

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