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ウールワインプロジェクト インタビュー【2】神戸ワイナリー編

異業種コラボで取り組む、新しい循環型農業のカタチ

兵庫県神戸市の「神戸ワイナリー」はウールワインプロジェクトに立ち上げ当初からパートナーとして参画しており、廃棄ウールから生まれた肥料を使ったぶどうの育成からワインづくりに至る全工程をサポートしてくださっています。今回、神戸ワイナリーを代表してワイン事業部の大前さん、安居さんのお二人にプロジェクトに関するお話を伺いました。

インタビュー:
神戸ワイナリー ワイン事業部 大前さん、安居さん

大前さん(左)と安居さん(右)

神戸ワイナリーのご紹介をお願いします

大前さん:
1985年に建てられた今年で40年目を迎える施設です。当時の市長の「神戸ビーフに合うワインを作りたい」という想いから、どうせなら神戸市内でぶどうを作ろうということで、西区と北区でワイン専用のぶどうを育てたことが神戸ワインの始まりです。

どんな種類のぶどうを育てているんですか?

安居さん:
白ワインのぶどうはシャルドネ、リースリング、 信濃リースリングの3品種、赤ワインのぶどうはメルロとカベルネ・ソーヴィニヨンを育てています。

ワインの特徴について教えてください

安居さん:
神戸市内で取れたぶどうを100%使ったメイド・イン・神戸のワインというところが特徴ですね。神戸は年間降水量が1,000ミリぐらいと少なく、晴れの日が多いので、ぶどう栽培に適した気候風土なんですね。ワインの味は海外の力強いものとは少し違って、エレガントで優しい味わいとフルーティーで綺麗な香りがしますよ。

ー ウールワインプロジェクトをどう思われますか?また環境に対する取り組みについて教えてください

安居さん:
SDGの取り組みの一つで循環型農業の部分を担ってると思います。実は神戸ワイナリーでも廃棄ぶどうを炭化して畑に循環させる取り組みを始めたんですね。こうすることで二酸化炭素(CO2)を土に固定させて、大気中への放出を抑えることができるんです。ニッケさんの取り組みも環境のことを考えた良い取り組みなので共感を持ちながらお手伝いしています。

大前さん:
ぶどうの絞りかすを牛の餌に入れて「神戸ワインビーフ」を生産しています。ほかにはマスの餌にぶどうの絞りかすを入れて、マスの味について研究したりと試行錯誤しながら環境問題に取り組んでいます。

ー 最後に神戸ワイナリーのPRをお願いします!

安居さん:
自然が豊かなところにあって敷地内も広いので散歩にピッタリだと思います。春は桜が咲いたり、夏から秋はブドウが実っていたり、秋はコスモスが咲いてたり、いろんな四季折々の風景が見れます。週末はバーベキュー場も営業していますので気軽に遊びに来ていただいたら嬉しいですね。

大前さん、安居さん、ありがとうございました!


ウールワインプロジェクト インタビュー記事【1】ニッケ編はこちら👇


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