見出し画像

3-2うつ伏せ姿勢で達成することとは

 こんにちは!うつ伏せ姿勢とは、天井を向いて過ごしていた赤ちゃんが地面を見ることができる、天と地がひっくり返った学びを習得し始めるのが、うつ伏せ姿勢の世界です。そして、赤ちゃんの移動活動のスタート視点の習得となります。(自己紹介はココ)

総論:うつ伏せの世界を習得することで、赤ちゃんの“見たい”欲求、好奇心が高まっていき、知的にも体力的にも飛躍していく時代になって行きます。うつ伏せにさせてあげたがうつ伏せ姿勢の獲得ではなく、余裕あるうつ伏せ姿勢を獲得することで、赤ちゃんの移動活動の拠点となります。


新しい世界、好奇心が湧きたつ



 あおむけ姿勢では天井「上」を見ることしかできなった、握ったおもちゃを落としても拾うことができずに諦めるしかなかったところ、うつ伏せの世界では、「前」「下」「左右横」の世界が見え広がりが感じる。それと同時に「見たい欲求」が高まっていき、「視覚」など五感習得の幅がぐんと育ち始めます。

まず大変なのが「頭」です



 仰向けの世界で沢山のことを成し遂げて自信ついてきた赤ちゃんも、うつ伏せの世界では今までと同じことが通用しないと大きな壁を感じるのが、頭を持ち上げる力です。


 持ち上げなければ、「前・下・横」も見る余裕がなく、挫折しているような、大変そうな表情をみることになります。ものの数秒から数分で無理となるわけで、あおむけに戻してもらってから、「これは頑張らないと!」と思っているかどうかは判りませんが、あおむけ姿勢での手足の動きが活発化していきます。

うつ伏せ姿勢の獲得は、赤ちゃんの移動習得の基本



 うつ伏せ姿勢の習得は、赤ちゃん自らが動きだすスタート地点。最初に獲得するのがうつ伏せ姿勢、寝返りの最終地点、ズリバイ移動でうつ伏せ姿勢のバランス感覚を習得し、ハイハイで高さあるバランス感覚習得へと繋がります。


 赤ちゃん自身の力でできることを助けるために、事前にうつ伏せ練習を取り入れている方が多いと思います。無理なく習得していくことが肝要で、そのつもりはなくても無理させてしまっている場合もあるかもしれません。


 ということで、うつ伏せ姿勢はどういう状態なのか、どういう風に獲得していくのか、頭と腕だけではなく、からだ全体を観る視点にもつながるように書いていこうかと思います。よかったらお付き合いください。


寝返りの最終形態がうつ伏せ姿勢ということになります。その事前練習として、「うつぶせ練習」を取り入れる場合が多いのではないかと思います。



ここから先は

4,235字 / 10画像

¥ 800

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?