戦略コンサル業の人

新卒からコンサル歴10数年 / 戦略 / 新規事業 / 再生案件 / コストダウン /…

戦略コンサル業の人

新卒からコンサル歴10数年 / 戦略 / 新規事業 / 再生案件 / コストダウン / その他多数。 コンサル業界のステレオタイプについて中の人の見解を少々。 ツイッターアカウントはこちらです。 https://twitter.com/pit_hi_power

最近の記事

コンサルティング業界面接対策の裏話

1.はじめに最近、面接の時期なのでしょうか?(2023年5月初旬) コンサルティング会社の面接対策の投稿をツイッターで多く見かけます。しかし、その内容は玉石混交。コンサル面接対策警察になる気はありませんが、余りにも石が多く目立ってしまいます。 ファクトと異なる情報が氾濫する事を是正したい職業病。それがコンサルタントの性です。その様な背景から、この投稿を行います。 本投稿の目的は、コンサル会社の面接に関するある一面から見たファクトを提示し、些末な面接対策に流されず、本筋を外

    • コンサル業界目指すなら新卒か転職か

      1.はじめに結論は、「コンサル業界に興味を持ったなら、新卒も転職も関係ない。一番良いタイミングは、今でしょ」です。 言い換えると、覚悟が決まったならば、経験する価値ある業界としてオススメします。そこに新卒も転職もありませんよ。 とは言え、メリット・デメリットはあります。私自身は新卒でコンサル業界に入り、1度も転職経験ありません。よって転職の方のメリット・デメリットは、他者を観察しての考察である点をご了承下さい。 2.新卒入社のメリット・デメリットメリット3つ ①純正培

      • 本を読もう。の話

        1.はじめに結論は、「本を読もう。本の主張を体系化して理解しよう。本を読んだら自分なりの意見、考えに落とし込もう。」です。 特に、コンサルティング業で取り扱う対象は、大半が情報です。論理思考は云々と言われますが、ファクトに基づき、ロジックを作り、意思決定を支援する。その為には、情報を知っていること。情報を整理する視点を知っていること、情報を処理する方法を知っていること。これは武器になります。 前置きが長くなりましたが、コンサルタントがどんな読書をしているか。つらつら書き連

        • 思考の道具箱を作ると良いよね話。

          1.はじめに結論は、「情報収集を怠るな。その情報を頭の中でマッピングして、引出しの様に、必要に応じて活用できる様になりましょう」です。 当たり前のことを、ドヤって言っているだけなので、あーそういう結論ね。と以降の内容が推論された場合は、大きく外れていないと思いますので、スルー下さい。 2.考えるとは 考えるとは、 目的を達成する為の手段を具現化する。その為の情報処理行為。 もう少し展開すると、 ・誰の、どういう問題を、解決するかを定め、 ・必要なアウトプットを定義し

        コンサルティング業界面接対策の裏話

          フェルミ推定やケース対策よりも?(後半戦)

          1.はじめにコンサル就活ハックは本論では述べません。世の中、専門的にご支援されている方が多くいらっしゃいます。また関連書籍も多く出版されています。面接対策を期待されている方は、そっとじ。ください。 さて、前半戦では下記の様な愚論を述べました。 結論は、問題解決思考を身に付けて下さい。です。 前回最後に、大見得を切ってしまったのですが。振り上げた刀です。振り下ろしますが。温かい目で見守って下さい。 後半戦では、問題解決思考を身に着けていないが故に見られる、フェルミ推定とケ

          フェルミ推定やケース対策よりも?(後半戦)

          フェルミ推定やケース対策よりも?(前半戦)

          1.はじめに結論だけ先に言っておきます。問題解決思考を身に付けて下さい。これだけでいいです。あとは枝葉。ツール。問題解決のストーリーを無意識で頭の中でぶん回せる様になりましょう。これ以上の事は以下では言っていないので。後は余分です。 さて、余分です。 フェルミ推定やケース対策。よくコンサル会社の対策サイトで、事例とかありますね。私もたまに見ますけど、超ムズイ。。。とは言え、パターン認識トレーニングなので、数をこなせば、こなれてくるのでしょうね。でも、そもそもフェルミ推定や

          フェルミ推定やケース対策よりも?(前半戦)

          コンサルは、なぜ、成長するの?

          1.はじめに問いを、「なぜ、成長しなければいけないの?」とした方が適切かもしれません。コンサルタントは成長なくして成り立たない職業です。それは、「育てて貰う」では無く、「自分で育つ」型として。 人生100年が当たり前になりました。リカレント教育。学び直し。当たり前になりました。一方で、時代はブラックスワン。”まさか”が1年のうちに連続して起きる。非日常が日常となる時代です。 人生の長期計画が大切と言われながら、短期の未来は不確実。こういう時代だからこそ、マラソンの様に終身

          コンサルは、なぜ、成長するの?

          伸びる人と伸び悩む人(希望編)

          1.はじめにキッカケは多いほど良い。はず。 そんな思いです。私が若手時代に早めに知っておきたかった。失敗体験に基づく教訓です。恥ずかしながら、私が本気で仕事と向き合ったのは、リーマンショックのコンサル(に限りませんが)不況があったからです。 リーマンショック後、コンサル業界に仕事が無くなりました。コンサル業界から同期や先輩、多くの人が転出していきました。私は転職活動をしても、キラキラな企業には箸にも棒にもかからず。行き先が無くなりました。 そんな時、先輩が、あなたはコン

          伸びる人と伸び悩む人(希望編)

          伸びる人と伸び悩む人(姿勢編)

          1.はじめにコンサルタントとして、伸びる人。伸び悩む人。その違いは何でしょうか? こんな乱暴な論点設定で、包括的に主張しようとする時点で企画倒れ感を感じなくもありませんが。なぜ、このような考えに至ったかは、下記の思考編の「1.はじめに」をご覧ください。 ※思考編はこちら。 2.伸びる人はここが違う5つの特徴(姿勢編)続いて、姿勢編。思考だけ卓越しても姿勢が欠けては周りの協力は得られません。思考編と同様に5つの観点で見ていきます。 ①理想を常にアップデートする ②オリジ

          伸びる人と伸び悩む人(姿勢編)

          伸びる人と伸び悩む人(思考編)

          1.はじめにコンサルタントとして、伸びる人。伸び悩む人。その違いは何でしょうか? どういう要素で、差が付くのでしょうか。私自身、10数年この仕事を続ける中で、多くの挫折感を味わってきました。コンサルタントの職業柄、新卒者も転職者も、自らの成長パターンを構築するまでに、時間を浪費してしまう事実があります。 私と同じ轍を踏む人を、少しでも救いたい。 なんて、大げさですが。コンサルタントとして早期に活躍できる。その為の秘訣は何か。この永遠の問いに、少しでも新たな視点を提供でき

          伸びる人と伸び悩む人(思考編)

          新卒でコンサルって、あり?なし?

          1.はじめに学生の人気就職先ランキングに乗ったらその業界は終わり。と喧伝されます。コンサル業界はその最たるものだとも見聞きします。さて、なぜ、「終わり」なのでしょうか?そもそも、新卒コンサルの括りで、あり!とか、なし!って乱暴すぎない?そんな背景を踏まえ、若干の業界経験者の戯言です。 2.新卒でコンサル業界を志望する理由って何?コンサルは何事も3つに分類したい病です。新卒でコンサルを志望する理由をざっくり3つに分けて、考えてみましょう。 ①ジェネラルなビジネススキルを得ら

          新卒でコンサルって、あり?なし?

          コンサルタントとして育つとは?

          1.はじめに正直、永遠のテーマです。今後、数カ月もしないうちに考えは変わるでしょう。一方で、成長に拘るのは理由があります。私自身、この仕事の喜び・面白さは成長にある。と感じ、コンサルタント業を続けてきました。その様な背景で、以下の駄文にお目こぼしと、ご容赦を頂ければと思います。 2.「自分で育つ」と「育てられる」の違いとは?いきなり核心です。本稿の結論は、「自分で育つ」型の人がコンサル業界では生き残る確率が高い。ということです。申し訳ないですが言い切ります。また、「自分で育

          コンサルタントとして育つとは?

          コンサルは成長出来る?

          1.この記事が取り扱うこと「コンサルは成長出来る」。これ、ホント謎。就職や転職界隈で見かける事が多い。しかしながら、なぜ、成長出来るか?これを丁寧に説明しているものを見かけない。そもそも成長って何?なので、私なりに駄文を。 2.コンサルは成長出来ます!先に結論とその理由をお伝えすると大きく3つ。(コンサルっぽい!) ①組織設計 ・成長を前提とした組織設計であること。少し具体的には、成長を前提とするメンタリティを持つ人材を採用し、個の成長≒業績に重きを置いた評価体系でマネジ

          コンサルは成長出来る?