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適応障害【休職でも転職でもなく、現状維持を選んだわけ】

年末年始休暇で少し元気を取り戻したので、頭が冷静なうちに、適応障害と診断されてなお、なぜ自らの意思で働きながら治す道を選んだのかを書き留めておきます。医者やその他の人からは休職を勧められましたが、どうしてもそれで解決するとは思えず、払いのけてしまいました。
(医者には、少しでも悪くなったらその時は診断書書くからねと言われているので割と崖っぷちではありますが・・・)

あまり思い出したくないけれど蓋をしても仕方がないし、一度分析するのも悪くないと思うのでこれを機に(;^ω^)
いくらパワハラ上司の一言にパンチがあったとはいえ、それくらいでというかそれだけで私が適応障害になるとも思えず、今一度原因を考えてみました。

【①予兆】

これが予兆と言えるものかどうか微妙ですが、割とストレスが限界まできていた理由、パワハラ上司の一言に耐えられなかった理由を考えてみます。前職は今よりもっと人間関係も業務量もハードだったと思っているので、まさかダウン一歩手前までいっているとは思わず…。

・人員不足(人数という意味だけでなくスキルレベルの問題)
・唯一ともいえる経験者が高圧的過ぎる
・責任を押し付け合う風習
・気づいた人、動いた人が負けの根競べ文化
・助け合い精神どころか教えてくれる人がいない環境
・愚痴大好き人間がまわりに多すぎる
・この人みたいになりたいと思える人が一人もいなかった(今は違う)
・自分の将来の姿を想像できなくなりモチベーションの低下

仕事内容はそれなりに好きなので、「この環境が自分に合わないのでは…」と思い、すぐにではなくとも、本気で転職を考えているところでした。転職サイトも登録して、面接も受けようとしていました。
そのような感じで、そもそも足元がグラついているようなところに私はいたのです。。。

【②適応障害発症の引き金】

私の場合、隣部署の女上司の暴言によるパワハラが、適応障害を発症させる引き金となりました。この記事を書くために、その人に電話口で言われたことや後から送られてきたメールを久々に見たらものすごく悲しい気持ちになってしまいましたが、私の人格否定から大事な同僚の悪口まで、それはもう言いたい放題でした。そういう人がのうのうと仕事をしている会社である、というのはこれからも心のどこかに留めておこうと思います。

【③休職or転職or現状維持の選択】

<転職>
本気で転職したいのかよく分からないまま転職活動をしていましたが、先に適応障害になったことで環境を変えることがプラスなのか自信がなくなりました。また、今回の一件を直属の上司に相談した際、誰よりも親身になってくれ、この人のそばでもっと働きたいと思い、転職を考えるのは止めました。周りに変な人が多くても、たった一人でも信じられる人がいるなら転職する方がリスクだと考えました。

<休職or現状維持>
始めは、身体の不調が多すぎて休職というか、全てを止めることしか考えていませんでした。酔った勢いとはいえ「蒸発したい」「消えたい」と検索するくらいにはマズかったです(笑)
この私が「すべてを途中で投げ出してもいいから今すぐ楽になりたい」と思ったのには驚きですが、それをしたとて何も解決しないであろうことは薄々分かっていました。

休職しても、パワハラ上司はきっといなくならないし、私のコップの水をいっぱいにした環境だってそう簡単に変わるはずがありません。だとしたらそこに適応できない自分にも問題があって、それをどうにかしないと同じことの繰り返しになってしまうと。

変な人たちに左右されずに自分の仕事をするには、ある程度一人でできるスキルを身に着けないといけません。休んでしまったら、それが先延ばしになってしまう。その状況を避けたかったのが一番の理由かもしれません。それを実行するために、抗うつ薬と抗不安薬、そして睡眠薬を飲みながら働き続ける道を選ぶことにしました。

診断書を叩きつけて、パワハラ上司を異動させるという案もありましたが、恐らく会社の立場で考えたら、異動になるなら平社員の自分のほうが濃厚だと思います。それでは今の上司と離れる事態は避けたい私の意向が無視されることになるので、諦めました。


この一件が起きてから、自分の壮大な将来を思い描くのをやめました。

私の性格上、いくら仕事とはいえあまりに興味のないことはできないのですが、とりあえず“何がしたい”とか“こういう仕事がしたい”という思いは今はなくて、“毎日それなりに楽しく元気に仕事に行ける“ことが一番なんじゃないかと思っています。
前職では、あまりの忙しさに、100点を狙うのは止めて意識的に70点くらいを取りにいく気持ちでやっていましたが、転職してからは同僚の言葉に追い込まれ、知らないうちに自分のデフォルトである完璧主義に戻っていたような気がします。適当にやるのが苦手な私が頑張ってそれなりに適当にやったものに対して重箱の隅をつつくように指摘をされる状況が続けばそりゃぁね…。
結果、適応障害になり、なおさら自分の仕事のスタンスが分からなくなっていますが、いつまでも半人前でいるわけにもいかないので、無理しない程度に頑張れる塩梅を早く見つけたいです!

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