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ニュージーランドで2回目の妊活・妊娠・人工死産

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1月に流産ののち、ニュージランドで妊活を開始。5月に新しい命を授かることができ、妊娠初期も乗り越えましたが、妊娠初期の終わりに受けた出生前診断の結果は思いもしないものでした。
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小さな骨壷 - 17週5日の赤ちゃん

小さな骨壷 - 17週5日の赤ちゃん

17週5日でお別れをした娘の遺灰はなんだか味気ないプラスチックの容器に入れられていた。

これまでのお話。

ニュージーランドは骨が残らず灰になるように火葬するみたいで、容器の中には普通の茶色の紙袋が入っていて、その紙袋の中にダイレクトに遺灰が収められていた。

この遺灰をどうするかはまだ決めかねている。

父が眠っている日本の実家のお墓に入れてもいいんじゃない?と母は言ってくれたけど、ニュージー

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ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・人工死産

ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・人工死産

16週に受けた羊水検査で、悲しくも1歳までの生存率が10%と言われる染色体異常18トリソミーの確定診断が出た我が子。

生まれる前に死んでしまうかもしれない、生まれても数時間で死んでしまうかもしれない、1歳まで生きられたとしてもやはり早い別れは避けられない病気であることなどから、妊娠継続を諦めることにした私たち夫婦は、いよいよ誘発分娩の日を迎えた。

前回のお話はこちら。

誘発分娩(17週5日)

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ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・羊水検査と結果、決断の時

ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・羊水検査と結果、決断の時

一人目の子の流産が発覚した12週を越えて、スキャン(エコー)でも問題が特にないと言われたので安心しきっていたところで受け取った血液検査の結果は、1/5の確率で染色体異常・18トリソミーの可能性。

13週で専門医にスキャン(エコー)を見てもらうも、スキャンからははっきりとしたことは言えない、と言われたので流産率を考慮して15週以降に羊水検査を受けることになった。

前回のお話はこちら。

2回目の

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ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・出生前診断結果と羊水検査に向けて

ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・出生前診断結果と羊水検査に向けて

妊娠12週に受けたFirst trimester screening(MSS1, エコーによるNT計測と血液検査からなるコンバインド検査)の結果を13週に入ってから受け取った私たち夫婦。

その結果はとても、とても悪いものだった。

※ 自分なりに調べたり、もらった資料から翻訳した医療的な情報を含みますが、私は専門家ではないのでそのまま鵜呑みにせず、医療関係者と相談するときの参考情報程度にしてくだ

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ニュージーランドで2回目の妊娠・初期

ニュージーランドで2回目の妊娠・初期

1度の稽留流産(13週、9週相当)の後、2度の化学流産(5週)を経て、再度妊娠したけれど、妊娠初期が終わるまでは私も夫もどうにも喜びきれなかった今回の妊娠。

化学流産については心拍確認に至らなかったこともあり、第1子の流産のときほどの大きなショックはなかったけど、第1子の流産の心理的影響は結構あって、毎日毎日、「出血してたらどうしよう」とトイレに行くたびに思う日々が続いた。

とはいえ、今回は妊

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ニュージーランドで妊活再開

ニュージーランドで妊活再開

1月の流産のあと、1回の生理を待って、妊活を再開した私たち夫婦。

1月の流産の話はこちら。

1回の生理でOKか、3ヶ月、半年待つべきかはお医者さんによって本当に意見がさまざま。でも、流産のときに寄り添ってくれた病院のミッドワイフ(助産師)のアドバイスに従って、私たちは1回の生理後から始めることにした。

サイクル1回目アプリによる体調管理・排卵日予測

妊娠検査薬結果:うすーい陽性(2回)

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