ニュージーランド在住・Mai

日本でのITエンジニア歴7年を経て、海外IT業界で働くため2019年NZで1年間IT留…

ニュージーランド在住・Mai

日本でのITエンジニア歴7年を経て、海外IT業界で働くため2019年NZで1年間IT留学。2020年9月以来、現地企業でソフトウェアディベロッパーとして勤務。2022年永住権取得。英語・仕事・国際恋愛・妊活のことなどを執筆しています。

マガジン

  • ニュージーランドで出産!

    流産・死産を乗り越えて、2024年ニュージーランドでの妊娠・出産についての体験記です。

  • ニュージーランドで2回目の妊活・妊娠・人工死産

    1月に流産ののち、ニュージランドで妊活を開始。5月に新しい命を授かることができ、妊娠初期も乗り越えましたが、妊娠初期の終わりに受けた出生前診断の結果は思いもしないものでした。

  • ニュージーランドビザ関連

  • ニュージーランドで妊娠・流産をした話

    長い遠距離生活を終え、一緒に住み始めた私たち夫婦。一緒に暮らしてすぐに子どもを授かったものの、悲しくも流産となりました。

  • ニュージーランドIT就活

最近の記事

NZで出産!

久しぶりの投稿になります。 2024年、4月の上旬に男の子を出産しました。 2022年の流産・人工死産の後、3回目の妊娠でやっと出産まで漕ぎつけました。 流産に関してはこちら。 人工死産したときのこと。 流産や死産を経験している人あるあるだと思うのですが、出産までまた赤ちゃんに何か起こってしまうのではないかと毎日不安で、あまり今回の妊娠を楽しめなかったなぁと産んでみてから感じています。 そして、次の子を授かったからといって前の亡くした子たちへの悲しみが消えるわけで

    • 小さな骨壷 - 17週5日の赤ちゃん

      17週5日でお別れをした娘の遺灰はなんだか味気ないプラスチックの容器に入れられていた。 これまでのお話。 ニュージーランドは骨が残らず灰になるように火葬するみたいで、容器の中には普通の茶色の紙袋が入っていて、その紙袋の中にダイレクトに遺灰が収められていた。 この遺灰をどうするかはまだ決めかねている。 父が眠っている日本の実家のお墓に入れてもいいんじゃない?と母は言ってくれたけど、ニュージーランドに永住する予定でいるからには日本に置いてきてしまうのはかわいそうな気がして

      • 人工死産後の生理とこれからの妊活について

        9月の初めに、子の深刻な病気のために妊娠中期である17週の終わりに妊娠の継続を諦めた私たち夫婦。 人工死産後に3週間続いた出血の後、次の生理を待つ間は長くも感じたし、何もできることはないので、妊娠前に感じていた妊活への焦りなどもなく穏やかにも感じた。もちろん子を失ったことによるグリーフは依然として大きなものであるけれど。 とはいえ、生理が全くいつ来るのかわからないのも予定を立てにくいので、出血が止まったあとから定期的に排卵検査薬を使って排卵日をチェックしていた。 最初の

        • 先天性小耳症と片耳難聴の話

          11月9日はNational Microtia Awareness Day(国際小耳症啓発の日)なので、あまりたくさんの人に需要のある話ではないけれど、7000人から8000人に一人の割合で生まれてくるという、小耳症という生まれつきの病気とそれに伴う片耳難聴についてのお話です。当事者、家族、友人でこの病気を持っている人の参考になればいいなと思いますが、あくまでも体験談なので、専門的な話は専門家に聞いてください。 生まれた時の症状小耳症は症状に個人差があり、私の場合は右側に、

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        • ニュージーランドで出産!
          1本
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        記事

          ニュージーランド永住権取得!

          さて、初めてニュージーランドに旅行に来たのが2012年。 ワーホリで2015年から2016年、8ヶ月。 語学留学で2017年から2018年、4ヶ月。 そして、IT留学で2019年から2020年、11ヶ月。 Poststudy work visa(学校卒業後にとれるワークビザ)で2020年から2022年、2年間+ビザ自動延長で1ヶ月。 やっと永住権が取れました🥳 と言っても、いわゆる永住権とは言われていますが、今回取得したのは有効期限や職種・職場の制限のない居住権(

          ニュージーランド永住権取得!

          ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・人工死産

          16週に受けた羊水検査で、悲しくも1歳までの生存率が10%と言われる染色体異常18トリソミーの確定診断が出た我が子。 生まれる前に死んでしまうかもしれない、生まれても数時間で死んでしまうかもしれない、1歳まで生きられたとしてもやはり早い別れは避けられない病気であることなどから、妊娠継続を諦めることにした私たち夫婦は、いよいよ誘発分娩の日を迎えた。 前回のお話はこちら。 誘発分娩(17週5日)前々日に飲んだ薬の影響か、夜からお腹が張っているような状況だった。 朝の8時に

          ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・人工死産

          ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・羊水検査と結果、決断の時

          一人目の子の流産が発覚した12週を越えて、スキャン(エコー)でも問題が特にないと言われたので安心しきっていたところで受け取った血液検査の結果は、1/5の確率で染色体異常・18トリソミーの可能性。 13週で専門医にスキャン(エコー)を見てもらうも、スキャンからははっきりとしたことは言えない、と言われたので流産率を考慮して15週以降に羊水検査を受けることになった。 前回のお話はこちら。 2回目のオークランドホスピタル専門医検診&羊水検査(16週)前日の夜はあまり寝ることがで

          ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・羊水検査と結果、決断の時

          ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・出生前診断結果と羊水検査に向けて

          妊娠12週に受けたFirst trimester screening(MSS1, エコーによるNT計測と血液検査からなるコンバインド検査)の結果を13週に入ってから受け取った私たち夫婦。 その結果はとても、とても悪いものだった。 ※ 自分なりに調べたり、もらった資料から翻訳した医療的な情報を含みますが、私は専門家ではないのでそのまま鵜呑みにせず、医療関係者と相談するときの参考情報程度にしてください。 ※ 現在、18トリソミーやその他の生後予後の良くないと言われている病気

          ニュージーランドで2回目の妊娠・中期・出生前診断結果と羊水検査に向けて

          ニュージーランドで2回目の妊娠・初期

          1度の稽留流産(13週、9週相当)の後、2度の化学流産(5週)を経て、再度妊娠したけれど、妊娠初期が終わるまでは私も夫もどうにも喜びきれなかった今回の妊娠。 化学流産については心拍確認に至らなかったこともあり、第1子の流産のときほどの大きなショックはなかったけど、第1子の流産の心理的影響は結構あって、毎日毎日、「出血してたらどうしよう」とトイレに行くたびに思う日々が続いた。 とはいえ、今回は妊娠判明から妊娠12週のUltrasound scan(エコー)及び血液検査までの

          ニュージーランドで2回目の妊娠・初期

          ニュージーランドで妊活再開

          1月の流産のあと、1回の生理を待って、妊活を再開した私たち夫婦。 1月の流産の話はこちら。 1回の生理でOKか、3ヶ月、半年待つべきかはお医者さんによって本当に意見がさまざま。でも、流産のときに寄り添ってくれた病院のミッドワイフ(助産師)のアドバイスに従って、私たちは1回の生理後から始めることにした。 サイクル1回目アプリによる体調管理・排卵日予測 妊娠検査薬結果:うすーい陽性(2回) 最初の妊娠前にしていた、アプリで排卵日を予想してタイミングを狙う方法で最初のサイ

          ニュージーランドで妊活再開

          ニュージーランドで妊娠・流産をした話〜流産編〜

          注)かなり事細かに流産についての話をするので、センシティブな話題が苦手な人はお気をつけください。 8週目で心音確認をしてから、つわりはひどいけど順調だと思っていた妊娠生活。 9週目を過ぎてつわりが軽くなってからは少し外に出かけたり、10週目には引っ越しもしてより住みやすい環境となり、生まれた後の部屋のレイアウトを考えたりデイケアさえも探し始めたりしていて迎えた11週目。 出血11週の半ばのある夜、普通にトイレを済ませたら、トイレットぺーパーに血が付いていた。生理の来始め

          ニュージーランドで妊娠・流産をした話〜流産編〜

          ニュージーランドで妊娠・流産をした話〜妊娠編〜

          妊活開始から妊娠発覚、ニュージーランドの出産制度であるミッドワイフ(助産師)決定、検診についてのお話。 妊活開始夫と結婚して半年、お互いの仕事も安定してきたことや私の年齢(30代後半)ということもあり、そろそろ子どものことを考えようか、と話が出たのは2021年の7月。 二人の生活は楽しいし、これから行きたい場所もたくさんある。でも、子どもを作ることを考えるなら今なんじゃないか、と二人で結論を出し、まずは避妊をやめることにした。 友人から勧められた生理・排卵日管理アプリ、

          ニュージーランドで妊娠・流産をした話〜妊娠編〜

          ニュージーランドで妊娠・流産をした話

          ニュージーランドは2021年の8月からロックダウンに入り、私の住んでいたオークランドと夫の住んでいたワイカトはその後数ヶ月に渡りロックダウンが続くこととなった。 遠距離婚だった私たち夫婦を心配した私の上司がリモートワークを許可してくれたので、10月半ばから夫の拠点である田舎町で結婚後初めての同棲生活をスタートした。 引っ越しに関する記事はこちら。 同棲開始後、割とすぐに私たちの初めての赤ちゃんを授かった。 とても悲しいけれど、2022年の初め、12週の定期検診で赤ちゃ

          ニュージーランドで妊娠・流産をした話

          作っているのはソフトだけではない:)

          お題企画 #エンジニアでよかった が面白そうなので、私も自分のエピソードを紹介しようと思う。 私は現在、ニュージーランドのオークランドで、発展途上国向けの医薬品の管理システムを作っている会社に勤めて2年目になる。いわゆるITエンジニアだ。 弊社のソフトウェアは30カ国以上の発展途上国で使用されており、国によるカスタマイズやバグ対応、新しいIT技術をシステムに反映させることなどを主に日々の業務として行なっている。 発展途上国での人々の生活を豊かにする手伝いができるようなシ

          作っているのはソフトだけではない:)

          引っ越し準備は難易度の高いものから

          先週、ニュージーランドのオークランドから隣のエリアであるワイカトへ、引っ越しをした。 引っ越し準備期間は6日間。 エンジニアらしくGantt Chartで6日間をまとめ。 日本に比べてニュージーランドでは家具付き物件も多いし、一般的に引っ越しの頻度も高いけど、それでも、去年はクライストチャーチからワイカトへ48時間の準備期間で引っ越ししたりと、私の引っ越しに関するスピードは驚かれることが多い。 では、なぜこんなに慌てて2度も引っ越しをしているかと言うと、昨年から長く続い

          引っ越し準備は難易度の高いものから

          DNAテストを受けたら少しショックを受けた話

          みなさん、こんにちは。 しばらく更新が止まっていましたが、現在も問題なく、Software Developerとして働いています。 さて、昨年、DNAテストを受けたのですが、その時のメインの目的は自分のルーツ・人種を知るためのものでした。 私の98.2%は韓国・日本人、1.8%だけフィンランド人が混じっているという結果。日本島国だし、母の両親は沖縄の離島出身、父は鹿児島の田舎町出身(父方の祖母の出身だけ定かではありませんが多分鹿児島)なので、ほぼ日本人だろうなとは思って

          DNAテストを受けたら少しショックを受けた話