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ニュージーランドで妊活再開

1月の流産のあと、1回の生理を待って、妊活を再開した私たち夫婦。

1月の流産の話はこちら。

1回の生理でOKか、3ヶ月、半年待つべきかはお医者さんによって本当に意見がさまざま。でも、流産のときに寄り添ってくれた病院のミッドワイフ(助産師)のアドバイスに従って、私たちは1回の生理後から始めることにした。

サイクル1回目

  • アプリによる体調管理・排卵日予測

  • 妊娠検査薬結果:うすーい陽性(2回)

最初の妊娠前にしていた、アプリで排卵日を予想してタイミングを狙う方法で最初のサイクルスタート。

アプリによる排卵予想はこんな感じ

1回目のサイクルは生理日少し前から胃のむかつきや下腹部にチクチクした感じがあったものの、生理予定日2日前に少量の出血があったので生理が来たのかと思ったら少量のまま2日間で止まってしまった。着床出血?とも思ったので、生理予定日2日前くらいに、生理予定日前でもOKをうたってる妊娠検査薬でテストしたら、うすーい陽性線が。本当に薄かった。

なので、様子を見ていたのだけど、生理予定日過ぎても生理は来ず。生理予定日4日過ぎに再度検査。またもうすーい陽性線。

その後、生理予定日1週間くらいで生理が来たので化学流産だったのかなぁ、と思いつつ次のサイクルへ。

サイクル2回目

  • アプリによる体調管理・排卵日予測、起床後の基礎体温の検温

  • 妊娠検査薬結果:薄い陽性(初回)、陽性(2回目)

このサイクルでは起床後の検温を開始。
旅行中以外は基本的につけるようにしていた。

排卵日前までは低温期で36.3度前後、排卵後は高温期で36.7度前後としっかり層になっているので検温は結構効果的だと思う。

低温期

夫が毎日職場まで往復約2時間運転していて、平日は疲れが溜まってあまり夜の営みな雰囲気にならないことがよくあり、アプリによる妊娠可能性が1番高い日にタイミングを合わせられなかったことで少し口論に。でも、忙しくて疲れてしまうものは仕方がない。

妊活って、どうしても意図的だから、この日は疲れないようにしてね、みたいな会話はするんだけど、なんというか少し違和感がある。難しい。

生理予定日数日前、またも胃のむかつき、軽い嘔吐、下腹部のチクチクした痛みがありつつも、基礎体温が高温から少し落ちた。とはいえ、高温期と低温期の中間くらいだったので微妙だけど生理くるのかなぁって夫と話をした直後に少量の出血を確認。

今回もダメだったかぁ、と思ったら出血は1回目拭き取ったら止まったのでまた着床出血?と思い、夜に検査薬で検査。なんだか見慣れてしまったような、薄い陽性。

尿が薄かったり早すぎると薄い陽性になったりするらしいので、様子を見ることに。

翌日の基礎体温は高温に戻り、少し期待。

そして、生理予定日5日過ぎるまで待ち(推奨は生理予定日1週間)、再度検査。検査薬を変えたせいもあるのか、今回ははっきりとした妊娠線!

前回のことがあるので、夫も私も少し控えめに良かったね、という風に話をした。

妊娠がわかった直後、元々予定していた2泊3日の旅行へ。

妊娠初期は安定にしてた方がいいとは言われていても、前回は安静にしてても流産になったので、普通にしてようと思い、2時間くらいのハイキングをしたりして帰宅。

帰宅の翌日、妊娠5週目入ったところで出血が、、、

この日の出血は少量からスタートしたので止まったらいいな、とも思ったけれど、その翌日から2日間普段の生理よりも多い量の出血があり、さすがに妊娠継続はしていないだろうと思う量だった。化学流産なんだろうな。

ただ、大量の出血が2日間で止まってしまい、後はおりもののみになったので、もう一度検査薬で確認したところ、陰性。2日間少し血混じりのおりものが出続け、その後再度生理っぽい出血が2日間続き終了。生理痛はいつもよりひどかった。

さすがに少し不安になったので、GP(かかりつけ医)に行くことにした。それと同時に、漢方・鍼で不妊治療しているクリニックでも話を聞くことに。

漢方・鍼での不妊治療


クリニックのGoogleレビューがやたら良かったので、問い合わせフォームを送信したらすぐに連絡が来て翌日にコンサルの予約が取れた。

このコンサル、すごく細かく今までの既往歴から現在の生活、体調を事前にネットで入力し、治療のオプションについて話をするというもので、1時間120ドル。

コンサルでは治療オプションの前に、コーヒーは1日1杯まで、1日8時間は寝ること、温かい飲み物を飲むように、子宮周りを1日30分温めるように、流産後は半年はブレイク入れた方がいい、などのアドバイスをもらった。

西洋医学と中国の漢方の考え方は違う、というのを繰り返し言っていて、流産後の妊活再開が1回の生理の後でいいなんて信じられない!と言われた。子宮が疲れてるから半年は休むべき、とのことだった。

そして、自分のエナジーレベルは10が最大値でいくつ?と聞かれたので、やりたいことはなんでもトライする性格だし、8くらい?って答えたら、あなたは漢方の世界で言うと超不健康に見えるから8ということはない、と言われた。昔から目の下のクマが目立つからかな。

先天性の病気については、「あなたは生まれながらに欠陥、不完全」みたいに言われ、事実なんだけど、さすがに少し気分悪いとは感じた。

一通り話した後に治療オプションを提示してくれたんだけど、漢方4週間分、お茶4週間分、鍼週1×4回、生活指導などで1ヶ月1000ドル。最初の1ヶ月は妊娠しやすくする、というよりも体調を整えることが目的、という内容だった。漢方は身体臓器が様々な他の臓器にリンクしてるらしく、元の体調を整えないと妊娠に繋がらない、とのこと。

でも1ヶ月では終わらない、かつ体調の変化に応じて内容を変えて金額も代わるとのことで、1ヶ月ならいいけど、総額いくらになるんだろうと思ったら速決はできず、夫と相談します、といって帰宅。

夫との話し合いで、数ヶ月に渡り体調を整えるためにこの金額を出すのであれば、私が30代後半であることなども考慮して体外受精という選択肢もありなのでは?ということになった。

そのため、漠然とお金がかかる、くらいにしか知識がなかったニュージーランドの体外受精、IVF(In vitro fertilization)について調べてみることになった。

GPへの相談

漢方のクリニックへ行った翌々日、GP(かかりつけ医)に行き、流産と化学流産が続いたことの現状を説明。心配する必要があるからどうかを聞いたら、問題ない、とのこと。

男性の医師だったけど、奥さんが2回流産した後に息子さんを授かったらしく、大丈夫、がんばって、と優しく言ってくれた。

しかし、西洋医学と漢方医学、言ってること違いすぎてどっちを信じたらいいのやら。

せっかくドクターに会ってるので、不妊治療についても少し話を聞いた。

不妊治療については実費を考えていたけどニュージーランドでは条件次第でPublic fund(日本でいうところの健康保険適用)で治療が受けられるという情報をインターネット上で見かけたので、その対象なのかどうか。

GP曰く、今の段階で私たちに不妊治療へ進む必要があるとは思わないけど、基本的には2年の妊活で妊娠に至らなかった場合、政府のサポートの元で不妊治療ができる、とのこと。でも、GPでは不妊治療なら関する検査などはやっておらず、興味があるのなら、とfertility associationという不妊治療専門機関をお勧めされた。

ちなみにGPドクターとのコンサルは10分50ドル。

不妊治療専門機関 fertility association

ホームページからナースとの無料コンサルを申し込み、電話で15分くらい会話。コンサルというよりは実際の費用感や時間軸などを説明してもらうようなものだった。

IVF(体外受精)の前の段階として生理周期を整えたり排卵を促す薬での治療や、医師の管理の元で精子を子宮内に注入する人工授精などもあるけど、私たちはそのまま体外受精をと考えてることを伝えた。

Public fundで治療を受けたい場合はドクターとのコンサル+いくつかの検査によるスコアリングを受け、スコアが一定数を超えたら無料(一部負担ありかも)となる。

年齢やどれくらいの期間妊活してるか、婦人科系の病気の診断などを受けたことがあるかなどがスコアに関わってくるらしく、Public fundの年齢上限は39歳でそれを超えると実費でしか受けられないらしい。

GPではPublic fundの条件は妊活期間2年と言われたけど、fertility assosiationでは1年以上で、他の要素も含めてスコアリングされる、とのことだった。

ドクターとのコンサルは$320。これもPublic fundで受けられる場合があるらしいけど、その場合は条件(GPからの紹介とか、既往歴とか関係するのかも?)がある上にコンサルまで3ヶ月くらい待つ、と言われた。

実費でコンサルを受けてスコアリングをした上でPublic fundで治療を開始するカップルも多いとのこと。ちなみにPublic fundで治療が受けられるとなっても、1年から1年半待ちで、実費での治療ならすぐにでも受けられるとのことだった。無料で受けようとすると時間がとにかくかかるってこと。

ちなみに実費だと、採卵で約$6000(半年間の保管含む)、受精卵の遺伝子テストに約$1300、受精卵の子宮へ移すのに約$2400、全体の治療及び管理費が約$3000〜6000。全体で日本円で120万円から150万円くらい。

ナースとの会話の後、夫婦で話し合い、ドクターとの有料コンサル・スコアリングの申し込みをした。コンサル前に必要な検査項目が渡され、私は生理後2日目と生理後21日目目の血液検査、夫は血液検査と精子サンプルを提出することに。

精子サンプル用の容器はBiohazard。

サイクル3回目

  • アプリによる体調管理・排卵日予測、起床後の基礎体温の検温、排卵日予想チェッカー

  • 生理痛、PMS予防のため週一で鍼

  • 妊娠検査薬結果:陽性(1回)

漢方クリニックやGP訪問、fertility associationとのやりとりを継続しつつ、サイクル3回目。

この周期、結局上記の漢方クリニックにお願いするのはやめたけど、生理痛がひどかったので家の近くで評判のいい鍼灸院に行くことにした。とりあえず現在来ている生理痛がひどいこと、妊活中であることを伝え、子宮周りを整えてもらうことに。生理の週、翌週、翌々週と3回通った。

アプリで基礎体温と生理周期による排卵日の予想に加えて、排卵日をホルモンで検知する検査薬を初めて使用。

排卵日直前にピークになるホルモンを検知して知らせてくれるものらしく、ホルモン量が少なかったらただの円、ピーク前の妊娠可能性が高い時期だったらニコちゃんマークが点滅、ピークで妊娠可能性がかなり高い時期ならニコちゃんマークが消えずに残る、という仕組み。

前回の生理が普通の生理と違った(化学流産)ためアプリによる周期予想だけでは不安だったので、排卵予想日の4日くらい前に1回目の検査。結果はまだ。

翌朝も同様に円のみ。

翌々日、アプリによる排卵予想日前日の朝、点滅をスキップしていきなりピーク!ちょっと焦った。

夫の帰宅後、共同作業。

この後、3日ほどで体温も高温期へ移行。

生理予定日には生理が来ず、すでにつわりのような症状が出ていた(吐き気・倦怠感など)ため、早いけど検査してみることに。

生理予定日5日前から検知できる検査薬で、1回目、2回目のサイクルの生理予定日では薄い線しか出なかったのが今回は物凄く濃くはないけど、しっかり線が出た!

3回目のサイクルでは検査薬で陽性が出たとき 、1月の流産や化学流産が連続したこともあり、血液検査やUltrasound(エコー)での妊娠確定まで夫婦2人で喜びきれなかった。

夫は、もし今回もだめだったら、不妊治療のコンサル・治療は始めるけど、私の身体の負担が心配なので自然妊娠での妊活は数ヶ月お休みしようとも話していた。

この後、生理も来ず、基礎体温も高温期が続き、翌週にGP(かかりつけ医)に行き血液検査もし、これにて妊活はひとまず終了。

fertility associationには電話をし、コンサルのキャンセルを伝えた。せっかく精子サンプルを出したので夫は話を聞いてみたかったとも言ってたけど。

妊娠初期編でも書くけれど、最初のエコーでは出産予定日を赤ちゃんのサイズから割り出すんだけど、最終生理日や排卵チェックから割り出した予定日よりも1週間遅くなる(1週間分小さい)ことが判明。

生理周期はいつも29日から30日で安定してたけど、前月の化学流産で排卵がズレたのかもしれないなぁと思うのと同時に、排卵日検査薬のピーク(ニコちゃんマーク)は実はピークの前(点滅してなかったと思うけど、、、)だったのかな、とも思う。検査薬によるピークの日と、その2日後くらいにも夫婦仲良くしてたので結果オーライだったけど。

妊娠検査薬については生理予定日に検査したものの、出産予定日から逆算すると妊娠3週目くらいでしっかり陽性が出てたことになる。化学流産した2回とも生理予定日には線が薄かったので、継続する妊娠はホルモン量が違うのかもなぁなんて思ったり。

妊娠初期編に続きます。


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