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どうしようもなく夜型だった私が朝型人間になれた理由
尊い2カ月半
子供の頃からどうしようもなく夜型人間だった。早起きが大の苦手で、小学校のラジオ体操は最初の2~3日参加できれば良い方。例の出席カードが全てスタンプで埋まったことなど無かった。
大学の四年間で輪をかけて夜型になった。深夜~明け方にかけてレポートを書いたりテレビやネットを見たりして、昼過ぎに起きて午後から講義に行くなんてこともザラにあった。
社会人になってからは平日は決まった時間(遅刻しないギリギリの時間)に起きられるようになった。でも相変わらず夜更かしは続き、休日は寝坊をすることが多かった。
そんな私が今年の1月9日から現在にかけて、平日も休日も関係なく毎朝6時前後から6時25分の間に起きている。約11週間早起き継続中。人生初である。
最初の頃は目覚まし時計に起こされていたが、今ではアラームが鳴る前に自然と目が覚める。夜は日付が変わってもなかなか寝付けずに布団の中で1時間以上(ブルーライトが不眠を促すと知りつつも)スマホを眺めていたことも多々あった。それが今では22時を過ぎると既に眠い。「寝ないと」ではなく「もう眠い」と思って寝るようになった。
寝つきが悪くて長年悩んでいたが、解決方法は簡単だった。
「毎朝早起きする」
これだった。
しかし、夜型人間、夜更かし&寝坊大好き人間にとって早起きは強敵である。出来れば避けて通りたい。「早起きは三文の徳」なんて言葉があるが、三文払ってでもあと5分寝ていたいと思うのが私だった。
そんな私が早起きできるようになったのは…
#生たかくらじお 聴いていただきありがとうございました。
— 三拍子高倉陵 (@takakuraRyo) January 8, 2021
明日から暫く#Radiotalk 生配信を毎日6:30〜7:00までやります。#朝たかくらじお。
目覚ましがわりにやるので目覚ましがわりに使ってね。
起きられる方は聞いてね。https://t.co/ziQ912ASTO
三拍子の高倉さんが音声配信アプリRadiotalkで行っていたライブ配信「朝たかくらじお」のおかげでした。
緊急事態宣言中の1月9日から3月21日まで毎朝行われていたこの配信を聞くために、毎日6時から6時25分までの間に起きていた。もう意地である。絶対に聞くという意地。なぜならファンなので。
初日は眠くて仕方なく、まだ1月上旬で寒いこともあり布団の中で聞いていた。(その頃はまだ6時半でも真っ暗だった)
それが最後の方には6時前には起きてカーテンと窓を開け日光と朝の空気を部屋に入れ、朝食やお弁当の準備を済ませてから配信を聞くようになっていた。
そして「朝たかくらじお」が一旦お休み期間に入ってから1週間が過ぎても、そのルーティンは変わっていない。6時前に自然と目が覚める。
昨年、三拍子の時事漫才をきっかけにゴミの分別をするようになったというnoteを書いたのだが
2021年、生活習慣まで変わった。「芸人さんのファンになってゴミの分別と早起きが身に付いた」と思うと我ながら不思議である。
厳かに目を覚ます朝
早起きで得られた主なメリットは以下の2つ。
①寝つきが良くなった
②休日が充実するようになった
①については前述の通り、毎日6時に起きることで22時過ぎには眠くなり布団に入ればすぐに寝付けるようになった。
②に関しては、以前は休日と言えば見たいテレビに合わせて9時過ぎ(朝ドラBS再放送)〜10時過ぎ(サンジャポ)か、もしくは昼過ぎに起きることが多かった。そして午後からのらりくらりと行動を始める。
それが早起きをすることで午前中から動けるようになる。早起きをした初めての土曜日、「○○も△△も済ませたのにまだX時…?早起き最高」と事あるごとに思った。
それからの2ヶ月以上、二度寝をしてしまうことも何度かあったが概ね充実した休日を過ごすことができている。早起き最高。
…と、ここまでが早起きによるメリットだが、「朝たかくらじお」を聞くことで得られたものもあった。
①朝起きることが楽しみになる
②今まで興味がなかったものに興味が持てる
まず①について。
30分間のライブ配信で語られる話はその日によって様々で、思わず朝から笑ってしまうような話や、社会や環境問題など考えさせられる話、時には心がじんわりとして涙が滲んでくるような話もあった。公園や川辺などから配信して鳥のさえずりや川のせせらぎに癒される一時もあれば、料理をしながらの配信は音と声で聞くグルメ番組のようで、姿が見えないお味噌汁と豚丼は垂涎ものだった。(後日真似をして作ったところ大変美味だった。)
とにかく毎朝楽しく、今日はどんな話が聞けるのだろうと楽しみだった。しかも声がとてつもなく良い。朝から耳福。
1日1日を楽しめるようなポジティブな人間だったら良かったのだが、そうではないので基本的に朝は憂鬱。だからいつもギリギリまで寝ていた。それが、毎朝の楽しみが1つ出来たおかげで気持ちよく目覚められるようになる。朝起きることが楽しみになった。
次に②について。
配信の中で最近読んだ本や見たドキュメンタリー、映画やドラマなどの話をすることが何回かあった。そのどれもが興味深く、話を聞いていると、つい自分でも読んだり見たりしたくなってしまう。真面目な話は分かりやすく心に入ってくる形で伝えてくれるし(押しつけがましさがない)、映画やドラマなどはネタバレを控えた上でその面白さを最大限に伝えてくれる。惹きつけられてしまう。
全てではないが、紹介されていた本を買ったりドキュメンタリーを見たり映画を観に行ったりしたらどれも面白かった。面白い人が面白いと言うものは面白い。
朝の配信で紹介していた本を、その日の仕事帰りに本屋で買って読んだこともあった。ここ数年は読書量もめっきり減っていたので、こんな機会が無ければ読んでいなかったと思う。
ドキュメンタリーも今までほとんど興味が無かったが見てみたら面白かったし考えさせられた。
朝の30分間の配信も楽しんだが、そこから波及して今まで興味が無かったものに興味を持ち、様々なことを知ることが出来て良かったと思う。
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このように良いことづくめだった「朝たかくらじお」は緊急事態宣言の終わりと共に3月21日で一旦終わりとなっていたのだが、4月1日から再開することになった。
生配信で発表した通り
— 三拍子高倉陵 (@takakuraRyo) March 29, 2021
4月1日から再び#朝たかくらじお スタートさせます。
月曜〜金曜 朝6:30
1週間辞めてみてわかった事、、
私はRadiotalkとファンに依存していた。
でも早起きをみんなとして健康になる依存ならいいじゃないか。
だからやります。https://t.co/ziQ912ASTO
嬉しさしかない。
ここだけの話だが(と言いつつTwitterでも書いてしまったが)、「朝たかくらじおロス」になっていた。仕方がない。毎朝聞いていたのだから、それがいきなり無くなったらロスにもなる。自然現象の一種。
まるで心の中に捻じくれた樹木が生い茂ったような暗澹たる気持ちになりかけていたが、再開すると聞いた瞬間、燃え盛る松明が掲げられたような心持になった。
季節はすっかり春。新しいことが始まる季節。
「朝たかくらじお」を聞いて、心機一転、日々を過ごして行きたい。
追記)「今日の注目記事」に選ばれました
この記事がnote編集部の「今日の注目記事」に選ばれました!!嬉しい!!!すごく嬉しい!!
「スキ」もたくさんいただけて本当に嬉しいです!ありがとうございます!!
去年の6月に三拍子の自宅単独ライブ「漫ROOM」の備忘録から本格的に利用し始めたこのnote。
基本的に自分の好きなことを好きなだけ書ければ良いやと思っていたのでリアクション数は気にしないようにしていたのですが(とは言いつつダッシュボードはガン見していた)、自分が好きなものについて書いた記事をたくさんの人に「スキ」だと思ってもらえるのはとても嬉しいですね。
今日は「朝たかくらじお」が復活したおかげか良いことがたくさんあった1日だったのですが、まさか最後にこんなに嬉しいことが起こるとは思いませんでした。note編集部さんとリアクションをくれた方々、読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます。
そして何より、noteを始めるきっかけと、この記事を書く動機をくれた高倉さんありがとう!!!
そんな高倉さんは相方の久保さんと毎週月曜日に「三拍子の生漫DAY」をYouTubeで生配信しています。
漫才のようなトークと、旬のネタを詰め込んだ時事漫才(毎週やっているのでネタが新鮮)、視聴者参加型の企画からなる3部構成。
次回(4/5)は20時から配信するらしいので良ければ是非…!!
↑今日の昼休みに外で聞いて思わず声を出して笑ってしまった時事漫才
三拍子のofficial channelには最新の時事漫才から約10年前の漫才、東京62区市町村を巡ってご当地漫才を作るロケ企画やパフェを作る企画など多種多様な動画が大量にあるので永遠に楽しめます。
↑私はこれで山手線全駅を覚えました
三拍子のファンになってから良いことばっかり起こっている気がする…!
お金をください。