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ご近所とか町内とか、もういいよ

重いかもしれない



1999年
我が家が建って
ここに越してきた

私は中学生で
部活中毒になっていて必死だった
その後も
受験勉強中毒
仕事中毒
ひとつのことに集中するしかできない
周りが見えないしバイタリティーもない私には
母がずっとこの近所で苦しんできたことは
時が経ってから詳しく知った

もう、情けない娘だ
しかも
そこにまだ居ついているこの娘

また越してきたばかりのとき
亡くなった旦那様のおかげで権力をもっていたお隣の奥様に
母が言葉をかけられたが
ちょっと勘違いして
そこから
悪い噂を
近所の全家に言い回られたらしい
その奥様はご近所の重鎮的な立場だから
みんなそれを信じてしまったようで

陰でいつの間にか言われていたから
当時は母は何も気づかなかったらしいけど
ちょくちょくいろいろなご近所さんから
嫌味を言われるようになった
最初
嫌味だとも気づかなかったらしい



まだ越してきたばかりの頃
我が家は犬を飼っていた
でも
その隣の奥様の嫌がらせのせいで
飼えなくなって
母の親戚の家に引き取られることになった
これが行われたのが
私が部活の遠征中だった
帰ってきたら
かわいいあの子は引っ越してしまった

母、私には言えなかったんだって
かわいそうで
いまだに私は
あの子を思い出すと
あの子にも家族にも
ごめんねって思う
一生思うだろうな

父はもともと家のことを母に任せきりだけど
そのことを顧みようとするように少しだけなったのは
ここ最近の話で
そういうことが重なって
母も病気で感情のコントロールが難しくて
父にヒステリックに怒りをぶつけてしまう
その結果
『ご近所一同』という
実質名無しの手紙に苦しめられることとなった
一同が誰かが
今もわからない
私が”精神病”である”噂”もあるようで
ついでのように書いてあった
適齢期を過ぎてとか
両親が喧嘩をしていては良くならないとか
名前も出さずに勝手に説教してきて
誰なんだよ

※参考記事


春から
我が家に”班長”の仕事がくる
町内会費を集めないといけない
一軒一軒回る

都会ではもうこんなことしていないのではないかなと思う
金銭を持ち歩くのは危険だし
日中誰かが家にいるという家庭が少ないと思う

ましてや
我が家の周りも高齢化している
この町内会費の徴収にあたっても
領収書がいるいらないという件で
母はきっちりしたほうが、と言う意味で提案したのに
どうやら厄介なひとだと思われている感じの様子
その役割がまた回ってきて
母は今、病んでいる

しかも
お隣に今住んでいる
貴重な信頼できそうな方が
春に引っ越してしまう
母が信頼できるひとは
何故かいずれ離れてしまうようだ

全部
この近所との付き合いを
母に任せきりだった
自分がいい歳になってから私は後悔している


なんでうちの母だけ
この近所でこんなに苦しみながら生きていかなきゃいけないんだろう
病みゆく姿みても
私には何もできない
私が強かったらいいのに
勘違いされ続けて25年経つ母の弁護して歩くのに

”ご近所”なんかなくなればいいのに
町内会なんてなくなればいいのに
どうせじじばばしかいないんだから
家々回って会費の集金なんてできなくなるんだよみんな
二重取りされそうになったこともあるし
手が震えてるおばあちゃんが集めて歩くときもあった

もう令和だよ なんとかしようよ

ご近所からの恐ろしい手紙が来て
その宛先である私たち家族が
その中の誰が
どうやってその近所を回って会費集めて歩くの
一軒一軒回るのなんかこわいよ
誰が書いたかわからない手紙入れられて
私が治らないのが親の夫婦喧嘩のせいだって言われてるから
母の代わりに私が回るわけにもいかない
”かわいそうな子”と思われているであろう私は
何か言われたら感情的になってしまって
相手に何をしでかすかわからない

町内会費とか班長とかなんてもうやめよう
私は
母をこの近所から逃がしてあげたい
もうみてられない

カールじいさんみたいに
家に風船をたくさんつけて
どこか離れたところへ飛んでいけたらいいね

もう、疲れたね

何もできなくて
むしろ
母を苦しめたひとたちに対する怒りが過剰に湧いてきて
母の気分を害する始末
私の感情もコントロール不能なんだ

ごめんね


どうしたらいいんだろう


私がどうか
近所に危害を加えたくなる衝動を
起こしませんように

理性を保つために
お薬を我慢しないで飲もう

サポステ行ってきたし
これから進んでいこうというところだけど
目の前で病んでいる母を見殺しにできなくて


自分がどうしたらいいのかが
わかりますように

いくら「死にたい」と言ってもいいから
母が
どうか
生きていてくれますように

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。