母の”あらけんぼうさん”
”あらける”=「あらげる」
これ、方言なんですね、、、、、、
まずは、意味の説明からしないとなんだな。
ここ最近、母の心が乱れている。調子はよくなさそうだ。
実家のことや保険のことなどいろいろ重なり、それに父が全然相手してくれない、頼りにならない。かなりストレスをためていて、ヒステリックな日々だ。
少し気になる種を見つけると黙っていられず、冷静になれず、家族に説教、暴言(の定義はわからない)、、、一度頭に上った血がなかなか降りてこない。ストレスの種を作ったのがたとえ確実に家族の誰かだとしても、もう言葉を選べない。ありとあらゆる言葉の刃を飛ばしてしまう。言われた方は心がズタズタだ。
家や物が壊れたり、傷がついたりすることに敏感。
今朝はもう、私に始まり父、妹、全員が母の罵声を浴びた。
私が言われたのは「ここ(サンルームと部屋の間の敷居)に傷がついてる。あなたが洗濯カゴか掃除機かぶつけたんでしょ?家壊すなら洗濯なんか干さなくていい」。
父はありとあらゆることを指摘されているので割愛するが、
妹は、掃除機をかけたら掃除機にトラブルが発生し「褒められるためにやってるならもうしなくていい、誰も頼んでない」。
立て続けに3人に神経を逆なでされた母は最終的に、
「家族に家を壊される、殺される、もういい、家事なんて全部私がやればいいんだから、みんなひとりで生きていって」。
とにかく、メンタルがひどくてパニック状態なのは、よくわかる。
わかるんだよ。
本音なのも、本音じゃないのも、わかるんだよ。
私たちが癇に障ることしちゃってるのも、わかるんだよ。
(わかるなんて言ってはいけないんだけれど)
でも、、、、、、
どうしたらいいんだろう。
言いたいだけ心のままに言わせてあげれば、切り替えられることも多いから、時間が経つのを待てばいい場合もある。
でも、今後、母を傷つけないように生きていける自信はないし、今日みたいに、もう家族みんなが敵のような言い方、ただただ聞くしかない状況でありとあらゆる暴言を聞いて、正気でいられるほど、強くないんだ。みんな。
ただただ、でたらめでめちゃくちゃなことを言われているなら、まだいい。
言い方がひどいだけで、ちゃんと、内容が芯をついているから、刺さるんだ。
それでも、自分の心も守らなくてはいけない。
母のためだけに、全ての人生を捧げて生きていくわけじゃないんだから。
自分の人生を生きなきゃいけないんだから。
私は、ここ最近こんなことは続いていたので、今朝、母がヒステリックになっていたときは、無になる練習なんかしていた。少し、できてしまった。あんなに、敏感だったのに。
でも、妹の件のあとの、家族全員のことをまとめて話していたときは、さすがに、今の母はかなりの不調なんだなと。ここ数日でも、話すことが軍を抜いていた。
”そうか、家族が迷惑なのか、じゃあ、出ていこうか。”
、、、、、、と、私に久々の感覚が蘇る。
でも、荷物をまとめたところで、行くあても、お金もない。
、、、、、、包丁。
邪魔なら消えよう。
、、、、、、、、、、、いや。
耐えた。
がんばって衝動を抑えた。
とりあえず、家を出よう、どこかへ行こう、家を離れよう。
ドンキに飲み物を買いに行こう。自転車こいで。
出かけようとしたとき、母の機嫌は良くなっていた。
お薬を飲んだのか、分からないけど。
帰ってきて、2人で昼食も食べた。
はぁ、、、、、、、、、、
弱い犬ほどよく吠える、とはよく言ったもので、まさに母のこと。
不安なとき、よく怒鳴る。
長く家にいるのは、怒鳴られるとパニックになる私。
いつまで続くんだろう。
”あー、今はかっとなってるから、とりあえず落ち着くまで待とう”。
職場なんかでも、感情の起伏が激しいひとにはこう対処するのがいいのだろう。
怒りスイッチが入っている人に対しては、反論しても制することはできないし、何を言っても耳に入らない状態になっているから、まずはただ黙って聞いているのがいちばんだ。
ただ。
不安、心の乱れからくる母の怒りに対し、同じく対処していいものか。
2歳ころにやってくる子どものいやいや期のように、もうなんともならないこととして
「あら、また”あらけんぼうさん”になってるな」
と、静観していていいものだろうか。
もはや、家族に対しても敵のように感じてしまう感情を持った母の心より、
自分の心を優先して守るのは、やはりおかしいだろうか。
ただ。
ここで、私も共倒れするわけには、いかないのだ。
もう、一旦はおさまっても、夜、父が帰宅すると、また始まる。
、、、と思うと、父の帰りが怖くなる。
いつまでこのままの生活なのだろう。
母の心を、どうしよう。
自分の心を、妹を、どうしよう。
父に、どうアクションしたらいいのだろう。
夫婦喧嘩なら、2人の問題だけど、
巻き込まれてしまって、自分もどうにかしなきゃいけないと思うと、おろおろして、また怒られて。
どこか、遠くへ行きたい。
でも、無理なんだ。
お金云々ももちろんだけど、
母を、おいていくこともまた、不安でできないのだ。
私がいなくなったら、大パニックになって、母は大変なことになる。
今後の人生を左右するような、大きなストレスを与えかねない。
母には、しあわせになってほしい。
ただ、そのことと向き合う力、それを叶えようとする力が、今の私には不足しすぎている。
私は、弱いから。
本当に。
保育士を辞めた、6年目のときみたい。
子どもたちをまもるためにも、あの殺伐としたクラスの雰囲気を変えたかった。
できないまま、潰れた。
同じことになったら嫌だ。
どこかに ”力”、売っていないだろうか。
心の。
つらいなぁ。
こんな人生、いつまで続けるんだろう。
抜けられる日は、くるのだろうか。
長々と暗い話を、ごめんなさい。
鬱病患者であり、鬱病患者の家族もやっております。
情けなくて仕方がないです。
こんな話を最後まで読んでくださったみなさまに、やさしい出来事がありますように。
未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。