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何を信じてもいいけど平等に考えよう【キンプリメモ】

ついに、5月がきてしまった。


私が注目していたら、突然の脱退劇が起き世間にも衝撃を与えた。
ジャニーズ事務所のアイドルグループ King&Prince。

今月22日に、現メンバー5人のうち、岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が脱退し、
5/23からは、永瀬廉、髙橋海人のふたりでの活動となる。


何ひとつ、事実だと思えるはっきりとした理由がわからないままその日を迎えることとなりそうなKing&Princeのファン(通称ティアラ)は、そのことについての発表があった昨年11月から、ずっと困惑の中にいる。
そして、各推しのメンバーの今後の立場
(推しが脱退&退所しその後のことがわからない側、推しがふたりでKing&Princeを背負うことになった側)
の違いから、メンタルが弱って言葉に過敏になっているファンがそれぞれの意見に対して揉めたり、事務所が悪いんだと行き過ぎた行動をとったり、一緒に辞めなかった2人を責めたり、辞めたいことを残される2人に早く言わなかった3人が悪いと責めたり、、、、、、

憶測でしか考えられない状況の中で、気持ちの整理ができないまま、ただただやり場のない怒りを何かのせいにして一部のティアラさんがTwitterでひどい言葉を吐く、そして揉める、、、、、、

今もそれが続いている。

ほぼほぼが、ただただ”5人でなくなることがさみしい”、ということを共有したいティアラさんなはずなのだが、
推しが突然前触れもなく脱退退所するとなり、黙っていられず”暴走ティアラ”と呼ばれるまで周りに迷惑をかけていたり、SMAPの件と関連付けて事務所を叩きまくる。
また、関係のない他のグループを悪く言ってそのグループのファンにまで嫌な思いをさせていたりするひともいるようだ。
八つ当たりなのはわかるが、それはKing&Princeのイメージを下げることにしかつながらない。
ただ、必死すぎて、本人たちはそのことにも気づけない状況なのだと思う。

その暴走ティアラさんたちによって、事務所に残される(か、自分たちで残ると決めた)永瀬廉と髙橋海人のファンは、平和に今後の2人を応援したいのにKing&Princeのイメージが悪くなる=これからの活動に支障が出るので、
「早く5/23がきてほしい」「もう少しの我慢だ」
とツイートするなど、5人での時間を早く終わらせたいという気持ちにまでなってしまっているひともいるよう。


みんな、心が乱れたまま。疲弊したまま。

FC限定動画での、3人の脱退についての発表動画での違和感もあるし(私はわからないが)、
そもそも、本当にKing&Princeは仲が良い。
撮影現場でのオフの時間は本当に、小学生みたいにわちゃわちゃと遊んでいる。
でも、本番になるとぱっと切り替え、息があったパフォーマンスを披露。個々のダンススキルも高い(平野紫耀、髙橋海人がダンススクール出身だが、他のメンバーも努力していて劣らない)。歌がうまいメンバー揃い、そしてみんなで世界を目指そうという目標のもと、1から自分たちで話し合って作り上げるスタイルを貫いてきた。
ジャニーズアイドルらしい曲だけでないHIPHOPなども、シングル曲でリリースしたいと大人の反対を押し切って訴えて実現させる力がある。バラエティ番組ではメンバーそれぞれの天然キャラで笑いをかっさらう、そして個々の活動でも演技でアカデミー賞を受賞するメンバー(永瀬廉)も輩出するなど、グループ活動と両立して幅広く仕事をしてきた。
そして、個々の活動を喜び合える仲の良さ。メンバー出演のドラマや映画のタイアップ曲をリリースするとき、リーダー岸は「より気合が入る」と、メンバーを思って歌唱しているようだ。


どう考えたって不仲ではない。
そして才能と努力、高いスキルとチーム内の信頼関係が、確実にある5人。
それぞれを思いやる心。脱退している岩橋玄樹くんを含めて6人、というマインドで今も絆を大切にしているひとたち。


私は長年みてきたわけではないし、ジャニーズタレントのことは詳しくない。
アイドルをすきになること自体、King&Princeがはじめてだったのだ。

だから、わからない。


事務所は、ホワイトではないことは確実だけれど、
ネット記事やTwitterの情報、何を信じていいのか。

何も聞いていないのに、事務所が分裂させた、と思い込むのはどうかなと思うし、
だからといって、自分たちの意志で3人脱退、2人がKing&Princeとして活動していくことを決めた、ということを信じるにしても、まだ経緯が詳しくあるのだろうなと。
ファンが納得いく形で説明できないところは、もしかしたら事務所が止めているのかな、と思ったりする。

どちらとも、言えないのだ。


発表があってから、最初に公共の電波で言葉を発しなければならなかったのは、
ラジオ番組をもっていた永瀬廉。
これにも、台本があったとか、監視役がいたとか言われるけれど、全部憶測。

玄樹がいて、紫耀がいて、ジンがいて、岸さんがいる、King&Prince、が、ファンのひともそうやけど、すきやった。から。

『King&Prince永瀬廉のRadio Garden』2022.11.10放送回

と、話すタイミングで、
絶対ひとに弱みを見せたくない性格の彼が、こらえきれずに涙声になって、その後も鼻をすすり明らかに泣きながら、でも最後までファンを思いやる言葉も忘れず話していた。
どうしても、その感情だけは、
まっすぐ受け取りたいと思った。
彼は、感情に嘘がつけないひとだ。

(※King&Princeは全員正直者)



何もはっきりとしたことがわからない、本人たちも言える状況にないということは、とりあえず現時点で理解できるところ。


だとしたら、
何か、自分の思い、不満が溢れたときに、

・事務所からの圧力があった場合
・自分たちが話し合って決断した場合

の、
両方を必ず考えたほうがいいのだと思う。

ただ、考え方、何を信じるかなんてひとそれぞれに決まっているので、
もし、自分がどちらかを信じている場合、
それは5人全員に起きていることであるという認識を持ったら、
誰かを傷つける可能性が減ると思うのだ。



例えば、
岸・平野・神宮寺サイドが事務所に無理やり”辞めさせられた”、
と考えるとしたならば、
事務所に残っている永瀬・髙橋は”辞めさせない”という圧力を受けた、
という可能性も、往々にして私はあると思っている。

「あなたたちは残りなさい、さもなくばーーーー」
と、絶対に逆らえない条件を出されたとか。

永瀬はラジオで、突然3人に辞めたいと言われて、必死に引き留めたという話をしていたが、それが本当かは、事務所の圧があるとしたらわからない。
ただ、誰もメンバーと離れたいメンバーはいない、と確信できるくらいの異例の仲の良さがあると思っているので、永瀬・髙橋が辞める、と言ったが聞き入れてもらえなかったこともありうる。

それと同時に、”3人が勝手に辞めたいと言い出してひどい”という意見については、たとえば、、、、、、

(以下、私の妄想なので事実関係はありません↓)

グループの音楽活動について推進力のある平野がグループのために、何か情熱をもって大人に訴えかけたことが通らなった、宝物のような案だったかもしれないがそれができなかった、偉いひとの気に触れてしまった。リーダー岸も動いたがダメだった。上から何か言われたのかもしれない。彼ら自身が絶望したか、辞めろと言われたかはわからない。
もともと「メンバー誰かが抜けるなら自分も辞める」と決めていた神宮寺が、その話を聞いた。
それから、永瀬・髙橋にどう伝えるか3人で話し合って、詳細を言ったら「俺たちも辞める」と言い出すのをわかっていて、”辞めたい”というニュアンスにした、、、、、、

(↑ただ、仮にこうだったとしたら、2人のことを考えたら詳細を知りたかっただろうなとは思う)

、、、、、、考えすぎかもしれないが、どんな状況も、ありえないことは何もない。


この悲劇は、5人全員に、平等に起きた出来事なのだ。


憶測しかできない状況で、
そして、メンバーがみんなこのグループを愛していることが伝わってくる(少なくとも私には)状況の中で、
自分の推しではない特定のメンバーや、立場の違うメンバーを叩くひとが、あまりに多すぎて。

私は、King&Princeをすきになったことで初めてオンリーやらアンリーやらという言葉を知った。

もともと、自分のすきなバンド、グループにいる誰かを嫌うという発想自体がなかったからわからない世界だった。


でも、今のティアラさんは、心が疲弊していて、何かのせいにして乗り越えるしか、自分を保てないのかな、ということも、思ってしまう。

ただ、メンバーも、SNSでエゴサをしようと思えば、簡単にできる。
こんなに自分の信じていたファンが揉めていたら、本人たちはどう思うだろう、、、、、、と考えると、恐ろしくて仕方がない。


「推しの前でもこれが言えますか?」
と、正してくれるひともいる。
また、
推しが脱退してしまう状況においても、
「れんかいが残ってくれることに感謝している、応援している」
という方のツイートを見つけると、心が救われる気がする。


平野紫耀は、過去に
「メンバーの悪口を言うひとは許さない」
と発言しているそうだ。
メンバーを叩くような発言をしているひとは、だいすきなひとのその心からの言葉を、思い出せないのだろうか。

また、自分が現在どうしても叩かれる立場であることをわかっているのであろう、永瀬廉は
「エゴサはしていない」
と最近の雑誌で話しているそうだ。
彼のブログ『ながせのつぶやき』(Jonny's web内)を毎日更新していることからもわかるが、おそらく、”自分は元気だ”ということを知らせることで、ファンに安心してもらおうと思っての発言だと思う。
また、「俺が笑っているときはたいていメンバーのこと」と話すくらい、彼もメンバーを愛している。
彼のだいすきなひとたちを、傷つけるような発言はしたくない。



すきなひとにすきというだけでいいのに、
他のひとを下げないと自分の推しを立てられないひともいる。

最近のことで言うと、、、、、、

平野紫耀と、SixTonesの森本慎太郎は仲がいいことで知られているが、
先日、平野・岸・神宮寺がSixTonesのライブの観覧に行ったらしく、
そのことについてジャニーズweb内のブログを森本、平野がそれぞれ更新。お互いを「親友」と呼んでいたことが話題になった。

それをうけ、
「メンバーのことも更新しなよ」的なツイートもあったのだが、それはまぁ本人の自由でいいだろ、と思った。
ファンの自己満よりも、メンバーがそれを望むのか、ということが問題だ。

スルースキルを身につけないと、と思いつつも私が、
今回のことでどうしても引っかかってしまっているツイートが、


「れんかいより慎ちゃんの方が信頼できる、、、、、、」


と、いうツイート。


”れんかいより”
(=未来のKing&Princeを背負うふたりより)
というその比較、必要だろうか。

そもそも、親友とメンバーを比べること自体違うと思うのだ。


森本くんは、今ドラマ『だが、情熱はある』で髙橋海人と共演中だし、King&Princeの他のメンバーとも仲がいい。神宮寺、髙橋、平野と森本の4人で海に行ったエピソードも、先日『バズリズム02』で披露された。

これは、森本やそのファンが知っても、うれしい言葉なのだろうか。

事務所に残るメンバーを恨みたいのなら、森本だって事務所で今活動しているわけなので、どういう、、、、、、?


このツイートにはおかしいと思ったファンが他にもいたようで、おすすめなどで表示されて嫌な思いをするので「削除してください」と訴えたひともいるようだが、いまだに残されていて、リプライしたひとが「ブロックされた」と嘆いていた。

ただ、「全く同じ意見です」というリプライや、いいねの数も1000以上ある、、、、、、

ひとの気持ちは変えられない、関わっても仕方がない、
考え方なんて違って当然、わかりあうことなんてできないもの、、、、、、
という、結論に至る。


自分の推しを大切に思う気持ちは、あって然り。
存分に愛したいのはみんな同じ。

ただ、
他のひとを下げる応援の仕方をしていると、
その推し自体のイメージまで悪くなると思うのだ。

奇跡的にKing&Princeは、本当に人柄が全員やさしく、努力家で、素直で実力もあるので、彼ら自体のイメージは悪くなりにくいと思う。

ただ、
エゴサをしている、というメンバーがいることを知っていて、どうしてその言葉が出てくるのか?
”それは推しのしあわせにつながるか”、ということを考えていないのか?
ということが、あまりに目立つ。
もう、5人での活動も期限が迫っているというのに、いまだにこういう思いをしなければいけないというのが、現実逃避をしたいためにキンプリにすがっている私にとっては、ダブルで心が疲弊する現状になっている。


彼らが5人でいられなくなった理由は、何故かはわからないし、今後も明かされるかわからない。

でも、これだけ仲がいい5人がばらばらになるという結論に至ったのであれば、どういういきさつであれ、全員がどれだけ苦しい思いをしたか、どれだけさみしいか、ということは、考えてあげたい。

そんな彼らに、だいすきなメンバーの悪口を、見てほしくない。


継続するふたりが前に進もう、と無理にでもふるまえば、脱退するメンバーのことをすきなファンに叩かれる。
5人での締めくくりをいいものに、と、King&Princeは愛のある贈り物をたくさんくれているのに、「早く3人にいなくなってほしい」という言葉が出てくる。

もう、何をしてもこうなるということは、メンバー全員分かっていると思う。

特に、脱退する側の平野紫耀、King&Princeを残す側の永瀬廉。

ふたりは、どういう立ち振る舞いをしても叩かれている。


私の考えだと、、、、、、

最近、平野紫耀がひとりでバラエティ番組に出演しないのは、事務所からの命令もあるかもしれないけれど、自分の意志の可能性もあるかもしれないと思っている。Jr.時代、彼が関西から東京にきたときのエピソードを知って、
「今の自分は何を言っても誰かを傷つける」とあの頃みたいに思っているのかな、ひとりで出演することを控えているのかな?と。心の繊細な彼なら、そう思ってしまうかもしれないと、私は思うのだ。ティアラさんとの約束(世界進出、また会うことなど)を果たせなかったことが申し訳ない、とも思っていそうだ。
(これももちろん憶測だけれど、可能性として)

そして永瀬廉。彼がエゴサを全くしないのは、一度してしまったからなのか、そうでなくても自分は叩かれるだろうということがわかっているのか。2人のKing&Princeになったとき、ファンががくんと減るだろうことをわかっている、かつ目の前の仕事は必ずグループのためになると信じ続け、5人でのラストの仕事を”たのしむ”ことに加え2クールのドラマ撮影、膨大な数の雑誌撮影など、すべてを全力でこなす。初のアニメ声優の仕事も、人見知りの彼がドラマ共演者との関係性づくりをがんばっているのも、King&Princeを知ってもらう、新たなファンを作っていくためにしていると思うのだ。
(これは髙橋海人も同じだと思う)


5人は、きっと今、誰も揉めてなどいない。
”ズッ友”と書いたプリクラを撮るくらいだ。

各々、前に進んでいる。
人間だから、この先を生きるための計画ももう立てているはずだ。

ファンだけが、こういう嫌な言葉を投げ合っている。

ときには、人間の心を持っていないと思うような言葉まで。
人権侵害は犯罪なので、何とかならないものか、、、、、、


言葉は、簡単に人を傷つける。
心を壊す。

私がそうだから思ってしまうが、
一度心が壊れたらなかなか、人生を立て直せなくなる。

そんな思いは、King&Princeというやさしくてピュアで愛のある若者たちには、誰ひとりとしてしてほしくないし、
誰ひとり、悪いことなんてしていない。
と、私は思う。


ふと目にした言葉が刺さって、
何の前触れもなく、
行ってはいけない世界に行ってしまうこともある。


そんなことが起きたら、責任を負う自信はあるのか。



そこまで考えてほしい。


そういう私も、
5人のために何ができているわけでもなく、
私情でボロボロな今、King&Princeや永瀬廉という存在に依存しているだけで、
パワーを送りたい立場であるのに、逆に求めすぎているかもしれない。
私も自己中だ。


偉そうなことは何ひとつ言えないのだ。

ただ、King&Princeのように、やさしくありたい。
人生何周目だよっていうくらい、愛のあるひとたち。

彼らの未来が、暗くあっては困る。

ひとまわり年下の彼らに、リスペクトを感じている。


自分の”すき”が溢れすぎて、
他のひとを下げたり傷つけたり、
たくさんのひとに迷惑をかけるようなことがあってはいけない。

彼らを守りたい。

5/22まで、5人の時間を、ちゃんとたのしめるように。


いろいろな可能性を考えて、発言しないとな。



久々に、ちゃんと記事が書けた。
キンプリ、ありがとう。


私と、この記事を読んでくださったあなたとあなたのすきなひとの、未来がどうか明るいものでありますように。


未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。