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若い時に覚えた詩文は50年経っても忘れません

僕はクラスの子どもたちにその学年にふさわしい詩の暗誦を
5から10編、課してきました。

若い時に覚えた詩、暗誦させられた文は忘れません。
50年経っても忘れません。
「暗誦させられた」でもかまいません。
その時はイヤイヤでも、それがのちになって心の奥に染み渡り
「隠し味」のようになって人生の栄養になることを知っているからです。

この時は国語の教科書に載っている「やまなし」(宮沢賢治)を
元として宮沢賢治作品の全作品を読みました。
中でも「雨にも負けず」は19人、暗誦しました。
「やまなし」そのものは児童文学とはいえ、かなり難しいテーマを含んでいます。

突然に奪われてしまった賢治の妹トシの死とカワセミの攻撃を重ね合わせて
いるのですが、情景や長さが高学年にぴったりなのです。
賢治の世界に浸ることが大切です。

先日見た「銀河鉄道の父」を思い出しました。


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