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東京大学/国語/第一問

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#哲学

2018東大国語/第一問/解答解説

2018東大国語/第一問/解答解説

【2018東京大学/国語/第一問/解答解説】

〈東大国語の解答を示す理由〉
①難度は高いが考えを深めることができる良問であること。②同じ良問でも、例えば京都大学などの問題と比較して、標準的な形式で他大学の学習にも応用がきくこと。③国内最高峰の大学の問題なのに、大手予備校などが公開している「解答例」の精度が低いこと。

〈本文理解〉
出典は野家啓一『歴史を哲学する~七日間の集中講義』。表現に着目し

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2012東大国語/第一問/解答解説

2012東大国語/第一問/解答解説

【東京大学/2012年/国語/第一問/解答解説】

〈本文理解〉
出典は河野哲也『意識は実在しない』。できるだけ「内容」面の補足は加えず「形式」面に着目して、本文の概略をたどろう。
①~③段落(意味段落Ⅰ)、環境問題について。それをより深いレベルで捉え、私たちの現在の自然観・世界観を見直す必要がある。それは「近代科学の自然観」であり、その中に「生態系の維持と保護」に相反する発想が含まれている。

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