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編集日記

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#創作

3月のアイデアを形にする教室が終わりました

3月のアイデアを形にする教室が終わりました

先程、アイデアを形にする教室の、3月のゼミが終わった。

先月の反動か、比較的提出課題が少なかったこともあって、講義部分を長めに取った。ピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン』や、「ケアをひらく」シリーズなどを題材に、創作やビジネスにおける「枠組みを破る思考」について話をした。

自分としてはとても大事なテーマで、熱量を持って話せたとは思うのだけど、どこまでみなさんに伝えることができたかは、甚だ心許

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「停滞」を乗り越えるためにあなたができること(執筆・創作・企画)

「停滞」を乗り越えるためにあなたができること(執筆・創作・企画)

原稿が行き詰まる。考えがまとまらない。いいアイデアが降りてこない。

小説やマンガなどの創作はもちろん、仕事で企画を考えなければいけないときも、どうしても頭の中がぐちゃぐちゃになって前に進まないことってあると思います。

ここでは、編集者として20年以上仕事をしてきた私のノウハウをシェアしたいと思います。自分に合っていると感じた方法があれば、使ってみてください。

別のタスクに移る

企画を考える

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SNSのアルゴリズム変化を理解して、これからの時代の「売り方」を考えよう

SNSのアルゴリズム変化を理解して、これからの時代の「売り方」を考えよう

6月の末に、アイデアを形にする教室の特別講座「ウェブ時代の「売り方」講座」をやることが決まったので、久しぶりに、自分の業務範囲を越えて、さまざまな業界の「売り方」のトレンドを調べています。

もちろん、「売り方」の根本の考え方は変わりません。ドラッガーの教えが今でも十二分に有効であることからもわかるとおり、マーケティングの基本的な考え方は、数年単位で変わるものではありません。でも、やはりトレンドと

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『街とその不確かな壁』は駄作か、集大成か

『街とその不確かな壁』は駄作か、集大成か

村上春樹さんの新作長編『街とその不確かな壁』を読み終わりました。最後の最後までドライブ感たっぷりの読書体験でした。

以下に、いまの時点の雑感をまとめます。もう少しまとまった、編集者視点の記事は、アイデアを形にする教室内でお伝えしようかなと思います。

すでに多くの方が言及されているように、今回の作品は、これまでの村上春樹の作品世界の延長線上で展開されています。よく言えば「集大成的作品」であり、悪

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amazon audible総合1位になった本の話

amazon audible総合1位になった本の話

2016年刊行の『人生は楽しいかい?』(ゲオルギー・システマスキー/北川貴英監修)は、編集者として非常に楽しい仕事のひとつでした。
https://www.amazon.co.jp/dp/4906790224/ref=cm_sw_r_tw_dp_C398F7RDRMHT2842HKJ8


本書は書籍としても十分にヒットしましたが、当時日本でサービスが始まったばかりのAmazonAudible

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