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社内でマーケティングの考え方を応用する

私が勤める会社の会計年度は、
1月から始まり12月に終わる。
日本の会社だと、4月に始まり
3月に終わるところが多いような
気がする。
外資系だと、本当にバラバラ。
私が経験あるのは、1月始まり、
4月始まりもあったし、9月始まり、
10月始まり、なんていう会社も
あった。
いずれにせよ、期が締まる前後に、
人事評価面談のラッシュがやって
くるのはどこも同じ。

マーケティングのセミナーを企画・
実施していく中で、受けてくださる
お客様に対して、マーケティングの
考え方というのは非常に応用範囲が
広いという話をよくする。

ビジネスの基本的な要素が詰まって
おり、それが人事評価という場面に
おいても大変に役立つなんてことを
話すこともある。

つまりはこういうことだ。

マーケティングの本質は、お客様の
お困りごとを解決することであり、
そのために何を、どういう順番で
やると良いかを体系化していると
言ってよい。
ビジネスパーソンが働く上で、
独りで何でもできるということは
まずないわけで、誰かしらの力を
借りて仕事上の成果をあげていく。
このとき、力を貸してくれる
「誰か」
それは上司かもしれないし、部下
かもしれないし、同僚かもしれ
ないが、その人を「お客様」と
見立てて仕事をしていくことが、
より良い成果をあげていく上で
有効なのである。

「お客様の立場に立って考える」
マーケティングで頻出の言い回し
である。
これを、
「上司の立場に立って考える」
「部下の立場に立って考える」
「同僚の立場に立って考える」
という具合に読み替える。

そういう姿勢を、自然と身に付けて
いる人も沢山いるだろう。
あるいは、マーケティングとは
異なる分野の知見として学び、
実践している人もいるだろう。
あくまでも、マーケティングの
原理原則を応用することによって、
組織で一緒に働く人たちからの
自分に対する見方、見え方を
変えていくことができる、
ということである。

なんてカッコいいことを言いつつ、
上司や同僚、部下から少しづつ
フィードバックをもらう度に、
いかに自分が
「社内マーケティング」
できていないかということに
茫然自失することがある。

有言実行。
こうして、理想的な在り方を
「言語化」しているからには、
「実際の行動」も理想に近付け
ねばなるまい。

ドラッカーは、

「組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外にある。」

と言って、組織の中で近視眼に
陥るのを戒めている。
それは確かにその通りなのだが、
組織が円滑に活動することで、
外部社会へのより大きな貢献を
なし、より大きな成果をあげる
ことができるというのもまた、
確かなことだと思われる。

ありきたりな結論だが、
「お客様」
「上司」
「部下」
「同僚」
その他、関わり合う全ての人に
つき、「相手の立場に立つ」を
実践することが大切、そういう
ことだ。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。