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チラシを入稿しました。

こんばんは。大阪府池田市で【ルークカフェ・ローストラボ・クレモナ】というコーヒーの焙煎のブランドを立ち上げ、今年生誕100周年を迎える『アストル・ピアソラ』という作曲家を専門に演奏活動をしている木管四重奏団【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】バンドマスターのぴかりんです。


2021年1月4日のフライヤーデザイン

今日は3月17日に、梅新東の「ザ・フェニックスホール」で開催するチラシを(やっと)入稿しました。

オモテ面は先週出来ていたんですがこんな感じ。

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毎回チラシのデザインは自分でやってるんですが、同じようなチラシにしたくなくって、毎回悩むわけです。演奏会が終わってから1か月くらい悩んで、イメージの仕上げに1か月。作業は3日。だらだら仕事すんなよって感じかもしれませんが、結局毎回そうなる。じゃあどう変えるか?そう、演奏会の前に、もう次の演奏会のチラシのデザインを考えとけって話なんですよね!

今回のチラシのオモテ面製作は3つ、「新しい」を取り込みました。

①日時を一番上に持ってきた。
 こんなチラシって珍しいと思うんですが、今回の演奏会は平日の夜。とりあえず日時をクリアしないことには、チケットが絶対に売れない。だから、とにかく日時をチェックしてほしくて一番上に持ってきてみました。

②センターにタイトルを持ってきた。
 そうなると、自然に、このチラシが伝えるべき「わたしたちの名前」というのが目につきます。【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】というのが何よりも一番覚えてほしい名前です。公演のタイトルなんてこのチラシではどうでもいいんです。なのでふわふわっとした横書きのフランス語のタイトルにして、デザイン風にあしらい、サブタイトル「100年の孤独」に目が行くようにし、あ、このなんて読むかわからん横文字はこういう意味なんだな、と思ってもらえるようにしました。(実際は「孤独の歳月」という訳の方が正しいです。)

③チラシ中心部のラインは「帯締め」をイメージしました。
今回の衣装はとっておきの黒の振袖になる予定です。(変更の可能性もあります)なので、黒ベースに金と緋色のラインを入れて、ちょっと着物をイメージしてみました。これは説明しないとわからないことかもしれませんね。

そんなことで、こだわりのオモテ面。

ウラ面はこちら。

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今までだったら写真を入れてみたり、ごちゃごちゃとああだこうだと書いていたのですが、今回はシンプルに。プログラム自体がもの凄くシンプルなので、そのまま反映してみました。

曲目解説、というよりも、どういうアプローチか、という部分に軸足を置いて文章を展開しました。そう、今回の目玉は「ピアソラとの共演」なのです。コピーではなく、クリエイティブに。ピアソラの真似をするバンドネオニストが多すぎるので、もうそんなコピーの劣化したやつはみんな淘汰したい。そんな思いで新しいクリエイションを行いました。ピアソラが生きていたなら。しかも2020年まで。(若くてアクティブなままで。)そんなイメージでアレンジ、そしてMIDIの製作に取り組んでいます。凄いですよ。これは必聴なのです。

ちょっと、聴いてみてください。(「タンゴの歴史」より1930年のカフェ)

実は、オモテ面の上部にある赤い丸の並んでいるのは、バンドネオンのボタン配列なのです。わたしたちはピアソラのバンドネオンに導かれて、ここまで来ている。そんな気持ちを込めたデザインにしました。

そんなことで、届くのは5日後。やっと本気で動き出しです。ねえ皆さん、今回はフェニックスホールで、チラシまきができないので、いつもよりは印刷数が少ないですが、でもやっぱり、チラシが届いたときのワクワク感って誰にも譲れないものですね。

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監督かじくんの名言

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「聴衆というのは、スキがあったら別のことをしようとするもの。クレモナの音楽を聴いてもらっているときには聴衆をトイレにも行かせないような音作りをしないとダメです」

お客さまに音楽に集中してもらうには、自分たちが何よりも集中しないとうまくいきません。スキあらば空気感が緩んじゃいますから。

今日のこんぶちゃん(♂)

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お客さんと監督の間に勝手に座って、話に入っている風です。

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