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100日後に死ぬGAFAMのぼくが射殺されそうになった理由

40日目。

移動が徐々に緩和され、飛行機の出張も再開したみたいだ。

以前仕事でヨーロッパに出張したときに、EU内を移動するために飛行機に乗ろうとしてドイツの空港に行った。

ぼくはステータス持ちではなかったけど、上司がステータスを持っていたのでエグゼキュディブレーン(優先レーン)のセキュリティゲートに並んだ。

上司が先に通り、ぼくの番になった。

X線でぼくの手荷物が止められた。どうやら、前日に取引先から手土産でもらったジャムが100mlを超えており、引っかかったようだ。
※100mlを超える液体は機内持ち込み禁止

後に並んでいたエグゼキュディブなおじさん達は迷惑そうな顔をしていた。あちゃーと思っていたら、屈強な警官が2人、小走りでやってきた。

それを見て青ざめるエグゼキュディブなおじさん達。おじさん達はサーっと引いていって、エグゼキュディブレーンは閉鎖されてしまった。

ジャムの容器は針金のような取っ手がついていたので、X線で見ると液体に針金がついているように見え、何かしらの爆弾に見えているようで、警官が呼ばれたみたいだ。

ぼくはジャムだと知っていたので、ヘラヘラしていたんだけれども、警官達は緊迫した感じでぼくに尋問を始めた。

おまえ、手荷物に何を入れている!?
やだなぁ、ジャムですよぉー(ヘラヘラ)
あれはおまえの仲間か?

と言って先に待っていた上司を指差した。

YES!(にっこり)

上司は警官の片割れに脇を固められた。

緊迫感が高まる現場に防護服を来た、爆弾処理的な人が2人やってきた。

その人達がおそるおそるぼくのキャリーを開け、ジャムを摘出した。どっちがキャリーを開けるのか言い争ってたのがおもしろいなと思った。

なんだジャムかよ…こんなものを持ち込むな!

と警官に怒られた。

最初にジャムだと言ったのに。ジャムは没収された。ぼくと上司は無事解放された。

あとで上司に聞いたら、上司視点ではぼくを尋問している間、警官が銃の安全装置を外していたように見えたという。ぼくが変な動きをしていたら射殺されていたのかなー。

上司には謝ってジュースをごちそうしてあげた。ジュースかよ、ってぶつぶつ言ってた。

それ以来上司と出張行くときはぼくの手荷物に変なものがないか確認されるようになった。みなさんもジャムは預け入れることをおすすめします。

ぶりおとぼくのエブリデイ

ぼくの手を足場にしておもちゃで遊ぶぶりお


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